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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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ハンプティ・ダンプティは塀の中 [蒼井上鷹]
4488017282ハンプティ・ダンプティは塀の中
蒼井 上鷹
東京創元社 2006-12-21

7月某日、午後3時ちょい過ぎ。おれが外の自由な世界から締め出された瞬間だった。第1留置室の新入りとなったワイは、そこで4人の先客と出会う。デンさん、ノブさん、ハセモトさん、そしてマサカさん。案外みんなから親切に扱ってもらっているうち、ワイはハセモトさんが逮捕された事情を聞くことになり…。第1留置室で繰り広げられる、おかしな謎解き合戦5編を収録した連作ミステリ。

「ミステリ・フロンティア」第29回配本です。

今まで読んできた蒼井さんの本の感想の中で、ひたすら「ブラックだブラックだ」と言い続けてきた私ですが、おぉ、こういうのも書かれるのね!と。今回のこの作品の楽しいところは、ブラックとかそういう部分ではありませんでした。

正直、ブラックを期待してそれをイメージして読み始めてしまった部分が自分の中にあるので、最初は「あれ?」って思ったのですが、切り替えてからはなるほど、これはこれで楽しめます。ちょっと謎がややこしすぎて頭の中で放棄気味になったりもしたのですけれど(汗)、それは私の脳みその問題ということで…。

なお、東京創元社さんのミステリ・フロンティアサイト内コチラから、『ハンプティ・ダンプティは塀の中』番外編!「ラストコール」が読めます。
| あ行(蒼井上鷹) | comments(4) | trackbacks(2) |
二枚舌は極楽へ行く [蒼井上鷹]
4575007544二枚舌は極楽へ行く
蒼井 上鷹
双葉社 2006-10

「野菜ジュースにソースを二滴」「値段は五千万円」「青空に黒雲ひとつ」「天職」「世界で一つだけの」「待つ男」「私のお気に入り」「冷たい水が背筋に」「ラスト・セッション」「懐かしい思い出」「ミニモスは見ていた」「二枚舌は極楽へ行く」が収録された短編集です。

九杯目には早すぎる』に引き続き、こちらもブラック…(いやもう免疫ができたからあんなにびっくりはしませんけど!)。

『九杯目〜』のときの「ベストセラー作家(見込)の出発点!!」というのにひき続き、今回もまた上手い!と思ってしまった今回は各お話にリンクがあるということで、それも楽しみに読みました。ふむふむ!おぉ、あれとこれはこうつながるのね!と、バラバラのお話を上手くつなげていて飽きさせません。なかなかに上手い手ですね。ちなみにわたくし、「ミニモスは見ていた」が何とどうつながっているのかわからず…かなり悩みました。いや、もう分かったんですけどね。分かったときには自分の記憶力のなさにびっくりしました。あっはっは。

というわけで、前作より「楽しい」感がアップしていて、私は好きでした。ちなみに中で一番好きだったお話は「待つ男」です。ただミステリなだけじゃなくて、こう、よくできていて、さらにぐっときました。いいですね!こういうの!次の作品も楽しみです。

ここでもちょっと読めたりします。 → 蒼井上鷹 作品集

【追記】
さて、今回の帯の宣伝文句は「能ある'鷹'さらに翔く!」「もはや小心ショウメイの実力派!!」。『九杯目〜』の「ベストセラー作家(見込)の出発点!!」というのにもかなり笑わせてもらいましたが、これもまた上手い!と思ってしまいました(笑)。

そして、この本、帯がついた状態だとわかりませんが…裏表紙にちょっとした、こう、なんというんですか、アレが。あ!でも読む前に見ちゃだめです!読み終わってから見てください。必ず。そしてうっひゃぁ!ひー!と…!いやぁサービス満点!!あはー。
| あ行(蒼井上鷹) | comments(8) | trackbacks(7) |
九杯目には早すぎる [蒼井上鷹]
457500748X九杯目には早すぎる
蒼井 上鷹
双葉社 2005-11

第26回小説推理新人賞受賞作「キリング・タイム」を始め、第58回日本推理作家協会賞・短編部門の候補作に選ばれた「大松鮨の奇妙な客」他、「においます?」「私はこうしてデビューした」「清潔で明るい食卓」「タン・バタン!」「最後のメッセージ」「見えない線」「九杯目には早すぎる」を収録した短編集。

初読みの作家さんだったのですが…いやぁ、びっくりしました(笑)。ブラックなんてもんじゃないじゃないですか!「ひー!そうくるのか!」と。見開き1ページでおさまっちゃうくらいの短いものから、なかなか読みでのあるものまで、バラエティ豊かな短編集なのですが(すいません、オチがわからないのもあったんですけど…)、基本はどれもブラック。とってもブラック。

でも…読んでると全然そんな空気じゃないんですよね。ユーモラスで、すっとぼけたゆるーい感じ。それなのにものすごくブラック。もうブラックもブラック。すごいバランス感覚だなぁと。感心してしまいました。

まさに「キリング・タイム」にはうってつけの一冊でした!
| あ行(蒼井上鷹) | comments(5) | trackbacks(7) |