元プロサッカー選手の花島勝。仕事もなくくさくさしていたある日、偶然公園で見かけた三つ子の少年たちのサッカープレイに魅了された彼は、小学生チーム「桃山プレデター」の監督を引き受けるが…。
いやー、面白かった!です。一気読みしました。風邪をひいてちょっと熱があるときに読んだのですが、いやはや、文字通りヒートアップして、実際熱が上がりました(笑)。
私はまーったくサッカーのことがわかりません。いわゆる典型的な「オフサイドって何?」組の一員ですが、それでも読んでいて「魅了」されました。出てくるサッカー選手(たぶん実在?←それすらわからず)とか、プレイの名前とか、そういうのはわからないのですが、でもそれに魅せられている彼らに、私は魅せられました。わけわかんないですけど、ボールが蹴りたい気持ちです。(すっかりできる気になっている私)。映像でも漫画でもなくて、こういう文字だからこそ伝わる臨場感というか、ここで繰り広げられる世界に、ほんとうにのめり込みました。夢中になりました。
いつも、川端さんの描く「子どもたち」の大ファンになる私ですが、今回はもう追っかけしたいくらいのファンになりました。うん。きらきら輝く彼らの未来が見えるようです。元気をたくさんもらった!と思います。
時まさにワールドカップ開幕直前の今。リアルタイムでオススメです!!
(ちなみに開幕って…いつ?近いことは知っているのですが。あは。)
【追記】
どうやら実在じゃないらしいので、えーと、ちゃんと調べてみました。だって日本人選手とか本物の名前だったから…つい。あぁ、「レアル・ガラクシア」って「レアル・マドリード」の正式名称(なんだそれは!)じゃなかったんですね!勘違いの嵐。知らないって、こわいですね。(他人事のように言ってみる)。なお、この本に登場する選手たちについて、「モデルとの相関」を推理してくださっている方がいたので、自分のためにここにメモしてみました。へぇ〜。
・ジョルジーヌ・ゼットン ⇒ ジネディーヌ・ジダン
・ミシェル・オグロ ⇒ クロード・マケレレ
・デイヴィット・ベルバウム ⇒ デビット・ベッカム
・ポール・ウォーターブリッジ ⇒ ジョナサン・ウッドゲイト
・フェノメーニョ ⇒ ロナウド
・リカルド・マジコ ⇒ ロビーニョ
・ボビー・カルノ ⇒ ロベルト・カルロス
・ガリンシャス ⇒ イケル・カシージャス
・ホセ・サンタクルス ⇒ ラウール・ゴンサレス
さっぱり…。ベッカムはね、知っていたので「ベッカムって他の読み方するとベルバウムなのかなぁ」って思ってました。ほら、マイケルだったりミハエルだったりミヒャエルだったりする仲間かと…。ほほ。…知らないにも程があるっ!>自分。
こんな私ですが、人生(今のところ)最初で最後の「サッカー観戦」が、前回のワールドカップの決勝戦「ブラジル対ドイツ」だったりします。え?自慢ですよ、自慢。ほほほ。(…ちっちゃい…)。