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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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少し変わった子あります [森博嗣]
4163252002少し変わった子あります
森 博嗣
文藝春秋 2006-08

大学教授の小山。失踪した後輩から紹介された、料理店へ足を踏み入れた彼。決まった場所に店舗を構えているわけではなく、予約のたびに場所が変わるという、謎めいたその料理店で出会う「少し変わった子」たちは…。

まずタイトルからすごいです。「少し変わった子あります」「もう少し変わった子あります」「ほんの少し変わった子あります」「また少し変わった子あります」「さらに少し変わった子あります」「ただ少し変わった子あります」「あと少し変わった子あります」「少し変わった子終わりました」。もうこれだけでかなり惑わされる私。

少し変わった子っていうか、かなり変わったお話だなぁと思いつつ読んでいて、最後にあれ?あれれ?あれれれれれ?となりました。自分は本を読んでいるのですが、読んでいるうちに意識がだんだん自分の内側に向かっていくような、そんな不思議な感じがしました。なんだか夢を見ていたような…。

挿画がとてもステキです。
| ま行(森博嗣) | comments(11) | trackbacks(7) |
カクレカラクリ―An Automation in Long Sleep [森博嗣]
4840116008カクレカラクリ―An Automation in Long Sleep
森 博嗣
メディアファクトリー 2006-08

廃墟マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学に通う真知花梨に招かれて鈴鳴村にやって来た。その地にある廃墟施設を探検するためだ。だが彼らを待ち受けていたのは奇妙な伝説だった。鈴鳴村にはかつて天才絡繰り師が住んでいたが、120年後に作動するという絡繰りを遺してこの世を去った。今年はまさに絡繰りが作動するその年にあたるというのだ!2人は花梨と妹の玲奈の協力を得て、隠された絡繰りを探し始めるのだが…。

コカコーラの120周年記念作品だそうです。そういえばドラマもやるんだった!と思って調べてみたところ、三日前に放送が終わってました。がーん…。森博嗣・初映像化がぁ!再放送…再放送はいつですか??

まぁ気を取り直して、本に集中しましょう。ドラマは本とはちょっと設定も違うみたいだし…(気を取り直せていない)。

全体的に、とっても森先生らしさにあふれた作品だと思いました。森先生が何を愛しているのかが、素直に伝わってきます。楽しんでお仕事されたのかなぁ。読んでいて、「あぁ、森先生だ!」と笑顔になりそうな感じでした。オチまで完璧!です。うん。途中にやたらと「コカコーラ」が登場するのはご愛嬌(笑)。

そして何度見ても、表紙を見て一発で「カクレカラクリ」って読めません。おそるべし。
| ま行(森博嗣) | comments(14) | trackbacks(6) |
フラッタ・リンツ・ライフ [森博嗣]
4120037398フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life
森 博嗣
中央公論新社 2006-06

なにも欲しくない。誰のためでもない。誰も褒めてはくれない。ただ、飛び続けたい。僕が僕であり続けたい。生きているかぎり。
今回は紫です。キレイな色…。読んでよし、見てよしの「スカイ・クロラ」シリーズ、第4作目です。いよいよ残り一冊となりました…。

ぶっちゃけ、前作までのストーリーがかなりうろ覚えです。全部再読してから読もうとも思っていたのですが、新作を読みたい誘惑に勝てず…うろ覚えのまま読んでしまいました。そしてそれでも全然苦痛のないこの世界。ストーリーがどうとか、時系列がどうとか、そういう問題じゃなくて、この文章を読むことが心地よいのです、もはや。

そんなわけでうっとり一冊読み終わってしまいましたが、それでもやはり「物語」としても気になるところなので…近々一気読みしようと思っています。しかしアマゾンの内容紹介にものすごいネタバレがあるのですが、それを書いたらダイナシだと思うのですが、そんなことないんですかね?!

「スカイ・クロラ」シリーズ
スカイ・クロラ―The Sky Crawlers
ナ・バ・テア―None But Air
ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven
・フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life
| ま行(森博嗣) | comments(1) | trackbacks(3) |
迷宮百年の睡魔 [森博嗣]
4344009177迷宮百年の睡魔
森 博嗣
幻冬舎 2004-03

一夜にして森が消え、周囲が海になってしまった伝説の島・イル・サン・ジャック。ミチルとロイディがこの島の宮殿を訪れた夜、曼陀羅の中で僧侶の首なし死体が見つかる。いったい誰が頭を持ち去ったのか?

再読。『女王の百年密室』の続編にあたる作品です。

なんかどう感想を書いていいのかわかりませんが、「犯人は誰か?」という殺人事件の謎のミステリィよりも、もっと大きな、もっともっと大きなミステリィを読んだと思います。うーん、なんて言ったらいいんだろう。森さんの描くこの未来の世界に…私が感じたこと、思ったことを伝えるのはすごくむずかしいです。

「メグシュツカ」は…。そして「ミチル」は。わかっていて読むと、ものすごく切ない気持ちになります。泣きそうにすらなりました。以前何も知らずに読んだときは、なんとも思わなかったのに…。

ちなみにこのノベルス版には、きれいな挿し絵がついています。きれいな絵なんです、きれいなんですけど…でもやっぱり今までに自分の頭の中で描いてきた風景・世界というものがあるので、今回突然挿し絵付き…となると、結構とまどいました。単行本で読めばよかったなぁ。
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女王の百年密室 [森博嗣]
4344009053女王の百年密室
森 博嗣
幻冬舎 2001-11

ナビゲーションシステムのトラブルで見知らぬ土地に迷い込んだミチルとロイディ。彼らがたどり着いた森の中の孤絶した城砦都市・ルナティックシティ、それは女王デボウ・スホに統治された、楽園のような小世界だった。不満も恨みもない、「死」すら存在しないその世界で起こる空前の殺人事件。「殺人」を犯したものはいったい誰なのか…。

再読です。(のでネタバレありありです。)

今回はこのお話が結局は「四季シリーズ」から繋がっているとわかっている上での再読ですが、やっぱりそういう「シリーズ云々」を抜きにしても、これ単独で十分に読み応えのある一冊でした。

主人公ミチルがこの世界の住人に問われ、混乱するその「命題」。読んでいる私自身にも、強く語りかけてくるものがありました。人間の尊厳とは何か、そして神とは…。

サエバ・ミチル、そしてクジ・アキラ。ここで語られた「事件」が『四季 冬』に繋がっていくわけで…もう一度読みたくなりました。でもその前に『迷宮百年の睡魔』も再読しないといけないわけで。頭がいくつあっても足りません…。
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そして二人だけになった [森博嗣]
4061822179そして二人だけになった
森 博嗣
講談社 2001-11

全長4000メートル、世界最大級の海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊「アンカレイジ」。その内部の「バルブ」と呼ばれる空間に、科学者、医者など6名が集まった。通信システムが破壊され、「完全密室」と化した「バルブ」内で起こる連続殺人!最後に残ったのは、盲目の天才科学者と彼のアシスタントだった。

↑あらすじとしてここまで書いてしまっても何のネタバレにもならないというすごい本でした。

みんな死んで、二人だけ残ったら…犯人はどっちかじゃん!と思うところで、非常に悩ましいのが、この物語がこの最後に残される「二人」それぞれの語りから構成されているということです。ということは…ということは、この二人の考えていることはわかるってことで、つまり犯人じゃないってことなんですよ。え?どういうこと??と。ものすごく考えながら読みました。ミスリーディングされてるんじゃないか、叙述トリックなんじゃないか…と、もうまさに疑心暗鬼で。

それでもやっぱり最後に「ぎゃふん」となりました。そう来るとは…。
いろいろ想像しながら読んだことは全部ひっくり返りました。はぁ〜。
| ま行(森博嗣) | comments(4) | trackbacks(3) |
レタス・フライ [森博嗣]
406182466Xレタス・フライ
森 博嗣
講談社 2006-01-11

『レタス・フライ Lettuce Fry』 収録作品
・ラジオの似合う夜 A radiogenic night
・檻とプリズム A prism in the cage
・証明可能な煙突掃除人 Provable chimney sweeper
・皇帝の夢 The imperial dream
・私を失望させて Drive me to despair
・麗しき黒髪に種を Seeds for her lovely tresses
・コシジ君のこと My most unforgettable figure
・砂の街 The sandy town
・刀之津診療所の怪 Mysteries of Katanotsu clinic

昨日が発売日だったので…探し回ってさっそく購入。
そう、そして今日は私の誕生日。森先生、ステキなプレゼントをありがとう…!
(と、勝手に思い込んでみるわたくし。)

「ラジオの似合う夜」は、久々の「Vシリーズ」です(のはず)。読み始めたときに、あれ、この人はもしかして…と思ったらあたりでした!(たぶん)。まったく…海外でもそんなことを!困った人ですねぇ。(でも私は嫌いじゃないですけど。全然。)この話、まだまだ膨らむのでしょうか…ハラハラしてしまいます。で、このイニシャルの人は誰だったのかしら…。

そして「刀之津診療所の怪」が「Gシリーズ」の短編です。萌絵ちゃんももれなく登場。山吹くんの故郷・白刀島に、萌絵の叔母・佐々木睦子が別荘を所有していたことから、そこで休暇を過ごすことにした彼女たちですが…という物語。今回は犀川先生は電話のみの登場。残念…とか思っていたら、最後にそんなことを吹き飛ばしてしまうような衝撃の事実が!えー!!

ってことは、ってことは…この先生は○○?
だって『今夜はパラシュート博物館へ』のあのときの…だよね?
ってことは、男の客って△△?
そういえばどこかで何かを飛ばしているシーンを読んだような…気のせい?
誰か正解を教えてください…。(早く読みすぎるのも問題だ。)

それにしても、今回一番「やられた!」のはこのタイトル「レタス・フライ」。事前にタイトルだけ公開されてたときには「スカイ・クロラ」とか「ナ・バ・テア」とかと同様「Let us Fly」とかそういう感じのタイトルなんだろうなぁ〜と想像していたのに…ほんとに野菜の「レタス」に揚げ物の「フライ」で「Lettuce Fry レタス・フライ」でした。やられた〜やられました〜。(私だけ?)
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虚空の逆マトリクス [森博嗣]
4061822969虚空の逆マトリクス
森 博嗣
講談社 2003-01

『虚空の逆マトリクス Inverse of Void Matrix』 収録作品
・トロイの木馬 Trojan Horse Program
・赤いドレスのメアリィ Mary is Dressed in Red
・不良探偵 Defective in Detective
・話好きのタクシードライバー 
 That’s Enough Talking of Taxi Driver
・ゲームの国(リリおばさんの事件簿1) The Country of Game
・探偵の孤影 Sound of a Detective
・いつ入れ替わった? An Exchange of Tears for Smiles

それぞれの短編にいろいろ感想もあるのですが…。もうコレのことしか頭に浮かびません!収録作品の中で唯一のS&Mシリーズの番外編「いつ入れ替わった?」です!!!その場で思わず三回は読み返しました。その後も二回は読み直しました。まだまだ何度でも読みたいです。きゃー!

出だしはなんだかいつもとちょっと違う犀川先生と萌絵ちゃん。二人で会うはずだった夜に、お互いが他人を連れてきてしまい、しかも誘拐事件の謎解きをするハメに…というストーリー。問題はその後です!その後!思い出してもドキドキ!他人事なのにドキドキ!ん〜!もぅ〜!!犀川先生ってば!!!このこの!(なんだかうれしさのあまりパニックになっていて感想が書けてません。)

あともう何が素敵って。英語のサブタイトル。
「An Exchange of Tears for Smiles」。
いい!すごくいい!ニコニコしちゃいます!泣いちゃいます!きゃー!
(興奮冷めやらぬわたくし。)

萌絵ちゃん、よかったね!
もう一度読もうっと…。
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今夜はパラシュート博物館へ [森博嗣]
4061821660今夜はパラシュート博物館へ
森 博嗣
講談社 2001-01

『今夜はパラシュート博物館へ
 The Last Dive to Parachute Museum』
 収録作品
・どちらかが魔女 Which is the Witch?
・双頭の鷲の旗の下に Under dem Doppeladler
・ぶるぶる人形にうってつけの夜 The Perfect Night for Shaking Doll
・ゲームの国(名探偵・磯莉卑呂矛の事件簿1) The Country of Game
・私の崖はこの夏のアウトライン 
 My Cliff is the Outline against this Summer
・卒業文集 Graduation Anthology
・恋之坂ナイトグライド Gliding through the Night at Koinosaka
・素敵な模型屋さん Pretty Shop of Models and Toys

今回のS&Mシリーズの番外編は「どちらかが魔女」「双頭の鷲の旗の下に」「ぶるぶる人形にうってつけの夜」の三作品です。「どちらかが魔女」では大御坊さん、「双頭の鷲の旗の下に」では国枝先生の「おぉ?!」という物語が読めます。ふふふ。楽しい…。(でも「どちらかが魔女」に出てくる絵の謎がやっぱりわからない私。これ実話?調べればどっかに載ってます??)。そして「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ではVシリーズの小鳥遊練無と「西之園家の令嬢」が出会いますが…この西之園家の令嬢さんは…ですよね!わかっちゃった、わかっちゃった。だってシリーズの先、最後まで読んじゃってるんですもん〜。

そして珍しく読みはじめでオチが読めました「恋之坂ナイトグライド」。うれしかったです!(笑)

「素敵な模型屋さん」は、きっと森さんの理想のお店なんだろうなぁ…。
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地球儀のスライス [森博嗣]
4061820516地球儀のスライス
森 博嗣
講談社 1999-01

「黒窓の会」―それは、那古野市きっての資産家の令嬢、西之園萌絵を囲んで開催される秘密の勉強会である。ゲストとして招待されたN大学工学部助教授、犀川創平は一枚の写真にまつわるミステリィを披露する。それは、インドの石塔の遺跡に関する奇妙な謎であった。(「石塔の屋根飾り」)
森ミステリィのあらゆる魅力が、一杯につまった珠玉集。

『地球儀のスライス A Slice of Terrestrial Globe』 収録作品
・小鳥の恩返し The Girl Who was Little Bird
・片方のピアス A Pair of Hearts
・素敵な日記 Our Lovely Diary
・僕に似た人 Somone Like Mie
・石塔の屋根飾り Roof-top Ornament of Stone Ratha
・マン島の蒸気鉄道 Isle of Man Classic Steam
・有限要素魔術 Finite Element Magic
・河童 Kappa
・気さくなお人形、19歳 Friendly Doll,19
・僕は秋子に借りがある I'm in Debt to Akiko

「石塔の屋根飾り」と「マン島の蒸気鉄道」がS&Mシリーズの番外編になります。「石塔の屋根飾り」ではおなじみの執事、諏訪野さんが意外な大活躍?!このとぼけた感じ…最高です(笑)。こんなおちゃめさんだったとは!ところで「マン島の蒸気鉄道」の中に出てくるクイズ、すいません、私答えがわからないんですけど…!レベル低し>自分。

そして「気さくなお人形、19歳」には、Vシリーズの小鳥遊練無と香具山紫子が登場。っていうか、この短編が書かれてるのはVシリーズより前ですね。ここで出てきた彼らが後にVシリーズで大活躍ってことか…。やっぱり順番に読んでないと楽しみきれなくて悔しいです。しかもこの短編のエピソード、後のVシリーズにもつながって登場するのです。今までは読んでなかったので、ちょっと「?」だったりしたわたくし…。これでやっとつながったぞ!でもちょっと涙出そうなエピソードでした…。
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