一定期間更新がないため広告を表示しています
2013.11.18 Monday | |
| - | - | - |
+ ChiekoaLibrary + 世界に一つだけの図書館。 ―ちえこあ図書館―
|
14歳 千原 ジュニア 講談社 2007-01-13 |
あなたがパラダイス 平 安寿子 朝日新聞社出版局 2007-02 |
海に落とした名前 多和田 葉子 新潮社 2006-11-29 |
お客の私の名前が書いてなくて、店の名前は書いてあるというのは、お店のナルシズムの証拠としか思えません。読み終えてから思わず財布に入っていたレシートをしみじみと眺めてしまいました。私が選んだお店で私が選んで買った商品なのに、ここから私のことは何もわからない。すごく不思議な感じがしました。不安になりました。彼女の言いたいことがすごくわかるような…、至極もっともだ…とあらためて思いました。
十一月の扉 高楼 方子 新潮社 2006-10 |
激しい不機嫌さや不愉快さは、以前からしばしば爽子を襲い、その感情をどう処理することもできないために、あとでは必ず自己嫌悪に陥った。なぜなら、不機嫌も不愉快も、その素は自分の中にあり、神経に触る何かしらの対象によって、それが呼び覚まされるのだということを、常に知っていたからだった。激しい感情の渦の只中にあってさえ、爽子はそのことに気づいていた。そんな爽子に共感している私は、うんうん、そうそうって、涙ぐみそうになった私は、ほんとうに幼稚ってことなんでしょうか?それとも爽子が大人?でも…どっちでもいいです。この本を読めてよかったです。
ブラバン 津原 泰水 バジリコ 2006-09-20 |
トリアングル 俵 万智 中央公論新社 2006-09 |
チョコレート革命 俵 万智 河出書房新社 1997-05 |
男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こすたまにはこういうのも読んでみようかなぁと…。
あと何年早く出会えていたら、とか、タイミングがもう少し遅ければ、とか、人は言うけれど、そんなのは贅沢なわがままだ。ないものねだりでしかない。出会えたこと、そのことに私は感謝したいし、感動もする。だって、ほんの百年ずれていたら、二人は会えなかったのだから。タイトルにもなっている「チョコレート革命」という言葉。その言葉の意味もあとがきで触れられています。恋には大人の返事などいらない。君に向かってひるがえした、甘く苦い反旗。これを読んで、もう一度、心臓をぎゅっとされたような気持ちになりました。
それぞれに始めねばならぬ朝のため午前三時のバイク見送るこの歌集に収められている歌のような「恋」。人を思って揺れる心。ぐっと空気を吸い込んで、ふうってはいて。空をながめたくなるような、そんな気持ちになりました。
踊るナマズ 高瀬 ちひろ 集英社 2005-12 |
夜市 恒川 光太郎 角川書店 2005-10-26 |
冷静と情熱のあいだ―Blu 辻 仁成 角川書店 2001-09 |