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2013.11.18 Monday | |
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+ ChiekoaLibrary + 世界に一つだけの図書館。 ―ちえこあ図書館―
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この庭に―黒いミンクの話 梨木 香歩 理論社 2006-12 |
水辺にて―on the water/off the water 梨木 香歩 筑摩書房 2006-11 |
この藪を抜けて、舳先を、明るいほうへ向けよう。エッセイ集です。いや、エッセイというか…なにかこう、もうちょっとすごいものではあります。物語のような、詩のような、一行読むだけで、どこか遠くへ連れて行かれてしまうような…そんな文章たち。静謐な世界が、ここには広がっています。目をつぶって、感じたくなります。考えたくなります。私たちが使っている「言葉」と同じ言葉で書かれているのに、何がどう違くてこんな世界が描けるんだろう…。ため息…!
ある自著の最後の章に、私の心で出来上がっていた湖のパーティーを出現させている。執念深いことである。どれのことかわかった!!思わず笑みがこぼれました。
春になったら苺を摘みに 梨木 香歩 新潮社 2006-02 |
家守綺譚 梨木 香歩 新潮社 2006-09 |
沼地のある森を抜けて 梨木 香歩 新潮社 2005-08-30 |
村田エフェンディ滞土録 梨木 香歩 角川書店 2004-04-27 |
我々は、自然の命ずる声に従って、助けの必要な者に手を差し出そうではないか。この一句を常に心に刻み、声に出そうではないか。『私は人間である。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない』と。
家守綺譚 梨木 香歩 新潮社 2004-01 |