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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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シュミじゃないんだ [三浦しをん]
4403220487シュミじゃないんだ
三浦 しをん
新書館 2006-10

ボーイズラブ漫画にまみれた日常。で、ボーイズラブ漫画って…ナニ?!新・直木賞作家による、愛してやまぬボーイズラブ漫画についてのエッセイ。

あぁ、わたくし、この本のタイトルを誤解しておりました…。

ではなにが「シュミじゃない」のかというと、漫画を読むことだ。履歴書には「趣味」の欄があるが、あれに私はいつも「読書」と記入する。つまんない人間の代表選手みたいだが、読書(漫画含む)以外に楽しいと思えることもないのだから仕方ない。しかし、「読書」と書きつつも、私の心はいつも自分を責めている。
「嘘つき!嘘つき!読書は趣味なんかじゃないくせに!」
そうだ。私にとって、本を読むこと、漫画を読むことは、もはや趣味などという甘ったるい言葉を調節した行為なのだ。一日の大半を、本を読んですごし、漫画のことを考えて生きているのに、それを「趣味」という言葉でしか表現できない社会を恨む。「趣味」じゃないんだ!私にとって、漫画を読むというのは、すでに「生きる」というのと同義語だ!
あんまり感動したので、思わず長々と引用してしまいましたが、そう!そうなの!そうなのよ!しをんさん!…さすが我が明友にして婚約者(勝手に)…。

というわけで、しをんさんの「愛」が全編にほとばしるこの本。私はBLって全く読んだことのなかった人間ですが、婚約者(勝手に)がこんなにいいって言うんだったら、ちょっと読んでみちゃったりしようかなぁと…本気で思っています。もう入手の算段もしました。えっへん。

ちなみにこの中で「寮モノ」に対する熱い想いを語っている回があるのですが、「そうか、『風が強く吹いている』はこうしてできたのか…!」と思いをあらたにし、よりいっそうあの本が好きになったのでした。すばらしい、すばらしいです。

そしてこの本、巻末にしをんさんの書き下ろしBL小説が載っているのですが、その冒頭、主人公が「いかにも地味そう」だけれど「行ってみたい」と思うこの場所。
徳川家康が関東にやってきたのと入れ替わりに、歴史の表舞台からひっそりと姿を消した小机城の城址
あぁ、それは我が地元!実家のある「小机」でございます。こんなところでお目にかかろうとは…。もう感動。しかし、ほんとに何もないですよ。「跡」というか「跡地」しか残っていません。正式名称は「小机城址市民の森」なのに、地元での通称は「市民の森」で、城址であることはすっかり忘れ去られている…。そんなところですが、我が家はそのふもとにございます。お越しの際にはひと言お声をかけていただければ、最上級のおもてなしを…!

BLが好きだろうが好きじゃなかろうが、しをんさんの「BLへの愛」を読むだけで、とにかく楽しめる一冊です。関係ないわ〜なんておっしゃらずに、ぜひ。
| ま行(三浦しをん) | comments(7) | trackbacks(6) |
しをんのしおり [三浦しをん]
4101167524しをんのしおり
三浦 しをん
新潮社 2005-10

クリスマスイブには、しをんさんのエッセイを読もうと心に決めていました。はい。

Boiled Eggs Onlineに連載中のエッセイ「しをんのしおり」を書籍化したシリーズの第三弾。一冊目が『極め道』で、そこから『妄想炸裂』『しおんのしおり』『夢のような幸福』『乙女なげやり』『桃色トワイライト』と続く…と。いかん、まだ全部読んでいないではないか。

このエッセイがくまなく面白いということは、まぁいまさら言うまでもないのですけれど、一番ツボにはまったのは「厨房の妄想」ネタ。相方がまさに「短髪メガネの細身の男」で厨房勤務なもので、ものすごくリアルに想像を…あのシェフと彼が…(爆)!!

ちなみに、私は今日この本と、森博嗣さんの『εに誓って』(再読)を同時進行で読んでいたのですが、なんと両方に「千葉浦安の富士額のネズミ((C)西原理恵子)は世界に一匹しかいない話」が出てきたのでけっこうびっくりしました。なんの啓示??行けって事?ネズミーランドに?または私としをんさんと森先生は運命…!(どういう?)
| ま行(三浦しをん) | comments(2) | trackbacks(1) |
風が強く吹いている [三浦しをん]
4104541044風が強く吹いている
三浦 しをん
新潮社 2006-09-21

「箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。」
才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。

私…箱根駅伝大好きなんです!!(ほかに私の好きなスポーツは高校野球とF1)。毎年毎年、往路も復路も最初から最後までテレビにかじりつき、涙を流す年明けの日々です。そんな大好きな箱根駅伝の話を、許婚(勝手に決めてみた)のしをんさんが書くっていうんですから…、読まないわけには!買わないわけには!

書き下ろし1200枚。長いです。でも読み始めたら止まりません。この本を途中で読み止めるなんて、箱根駅伝をビデオ録画して翌日見るようなものです!そんなつまらないことって、ありますか?!会社帰りに本屋で買って、電車の中で読み始めて、私、生まれて初めて起きてたのに降りる駅をスルーしました。スルーしたことにすら気付いてませんでした。夢中で読むってこういうことだ…なんか自分で自分にびっくりしてしまいました。

夜中になっても止めて寝るってことができなくて、明け方近くまでかかって読み通しました。途中、何度も涙ぐんで、笑って、涙ぐんで、笑って。胸が痛くなって。一緒に応援したくなって本を持つ手に力が入って。最後には大泣きしました。

これはそういう本です。説明はいりません。どこまでも真っすぐな、真っすぐな、変な小細工なんてない、直球ストレートな本です。「走る」ということのその強さ、すばらしさ。それに魅了された人々の物語。「強い」とはどういうことなのか。ほんとうに大切なものは何なのか。読めばわかります。とにかく読んでください!!

第83回東京箱根間往復大学駅伝競走 公式サイト
| ま行(三浦しをん) | comments(35) | trackbacks(21) |
三四郎はそれから門を出た [三浦しをん]
4591093565三四郎はそれから門を出た
三浦 しをん
ポプラ社 2006-07

「趣味は読書」と、てらいなく履歴書に記入できる人々がうらやましくてならない。いや率直に言って、うらやましさが高じて憎しみすら覚える。
「私、けっこう本読むんだー。『冷静と情熱のあいだ』はすっごくよかったよ」なんて言う、おまえらなんてみんな死ね。合コン中の男女を横目に、居酒屋で一人、苦々しい思いでビールを飲んだことが何度あっただろう。私にとっちゃあ、読書はもはや「趣味」なんて次元で語れるもんじゃないんだ。もてる時間と金の大半を注ぎ込んで挑む、「おまえ(本)と俺との愛の真剣一本勝負」なんだよ!
しをんさん…一生ついていきます…!!!

こういう本を読むと、読みたい本が増えちゃうんですよねぇ。でも「あ!これ読みたい!」って思っても、知能指数が低くてすぐに忘れてしまう私…。メモをとってもそのメモをなくす私…。困ったものです。

でも何冊かは自分が過去に読んだことのある本について、しをんさんが書いていらっしゃったりもするのですが、…やっぱりプロはすごいわ!例えば私も大好きな梨木香歩さんの『村田エフェンディ滞土録』は、しをんさんに解説していただくとこうなります。
友情と、未知のものに接する喜びに彩られた、村田君の輝かしい青春の日々。異国の友人たちと語りあい、笑いあう時間は、切ないほどのきらめきを宿す。彼らがその後にたどる道筋を、まるで知らぬままに…。
うっとり。私にはとてもこんなステキな言い回し、できません!そんなわけで、大満足。

そしてやっぱりしをんさんはお友達だなぁと感じるエピソードも満載。

「本の探偵」…わかる!わかります!ってかやってます!文庫本の方が各社特徴がはっきりしてて探りやすいですよね。うんうん。(この前東野圭吾さんの『赤い指』(自分は未読)を書店カバーのかかった状態で内容を1ページ横目で盗み見して当てたときは、自分すごい!と思いました。)(っていうか迷惑。)

「きみとどこまでも」…同じ…同じだわっ!食事中、絶対読んでます。読むものがなかったら探してから食べます。なかったら買いにいきます。喫茶店に入ろうとしても、本がなかったらやめます。うんうん、そうそう、その通り!あぁ、お友達…。

生活のすべてを本に支配され、振り回されているような気がしてならないが、それで特に不満もない。本を読むことがすなわち、私の幸福であるからだ。
わたしたち…きっと結婚したらうまくいくと思います。(プロポーズ)
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ロマンス小説の七日間 [三浦しをん]
4043736010ロマンス小説の七日間
三浦 しをん
角川書店 2003-11

あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする、二十八歳の独身女性。中世騎士と女領主の恋物語を依頼され、翻訳に奮闘しているあかりに、ボーイフレンドの神名が神名が会社を突然辞めてきたと告げる。不可解な彼の言動に困惑するあかりは、翻訳中の原稿をどんどん「創作」しはじめてしまい…。

しをんさんの書くラブストーリー、しかもなんかロマンス小説なんか出てきちゃったりして、きゃー!なんかはちゃめちゃな展開になるのかしら?!と期待(?)して読んだのですが、普通に普通のラブストーリーでした(笑)。いや、それはそれでとてもよかったのですが、なんかもうとんでもないことになっちゃうんじゃないかしら?!って想像していたので…(ってどんな?)。

あかりと神名の物語である現実の一週間の日々と、あかりが訳している物語(途中から創作ですが)の第一章から第七章までの物語が、交互に読める構成になっているのですが、それが上手いなぁと思いました。両方ちゃんと面白くて、それぞれに楽しめてとてもいいです。ラストも、妄想どころか、ちゃんとすごくリアルに着地しています。そう、これはこれでいいのですよ、いけないのは私の妄想…。

ちなみにこの表紙の女の子が持ってるノートPCは、IBMのThinkPadだなぁと、全然関係ないことを思ったりしました。

そして「あとがき」がまた好きです(笑)。
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人生激場 [三浦しをん]
4101167532人生激場
三浦 しをん
新潮社 2006-07

私は単行本の表紙(→これ)も激しい感じが出ていて結構気に入っていたのですが…この文庫の表紙もまたすごいですねっ!そして「祝・直木賞受賞」の帯とともに…うーん、感無量。あれ、っていうかこれもしかして受賞後第一弾の新刊(文庫化ですけど)ですか?よりによって、これが…(笑)。いや、そんなタイミングもきっとしをんさんならでは。うん。

内容はですね、またまたもうどこをどこから読んでも爆笑の嵐。何が面白かった…って書くと「全部」になってしまうので書けません。強いて言えば…個人的に一番笑ったのは、「宇多田ヒカルの『光』のPVの話」と「子宮防衛軍の話」でしょうか。クスリと笑うどころの話じゃなくて、「くっ!」と声がもれました、ほんとに。(どんどん乙女から遠ざかっているわたくし。)

ちなみに私はこれをうっかり電車の中で読んでいたのですが、相当怪しかったと思われます。にやにやしてたかと思えば急に吹きだす女…怪しい。でもね、どうしても真顔で読めないんですよ。頬がゆるんじゃうんですよ。「何?!」と車内で視線を集めたことうけあいです。そして私は勇気を出して(?)カバーをかけずに、この帯もつけたまま、堂々と目の前に掲げて読んでいたので、みなさんの視線の先にはそう、この表紙がばっちりとうつったハズ。そして「何がそんなに面白いんだろう…」と電車を下りてふらふらと入った本屋でつい買ってしまうこと間違いなし!

売り上げにも貢献してます、しをんさん。これからも友達でいてください。
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桃色トワイライト [三浦しをん]
4872339738桃色トワイライト
三浦 しをん
太田出版 2005-08-06

いい男たちを眺めるだけで満足する「物陰カフェ」を発案。これって病? それとも愛? 妄想ロマンティック街道ばく進中の乙女代表選手・三浦しをんのスーパーエッセイ。ウェブマガジンBoiled Eggs Online「しをんのしおり」単行本化、第六弾。

直木賞受賞記念…じゃないですけど、たまたまこのタイミングで手元にやってきたので読みました。

…やっぱりしをんさんは友達っ!(迷惑)

こんなしをんさんが、直木賞を受賞したことでどうなるのか。周りの反応はどうなのか、親戚は、親は、弟くんは…我がことのようにどきどきしている私はちょっとおかしいのでしょうか。このエッセイシリーズの先がとっても楽しみです。

でも…遠くに行っちゃわないでねっ!(わがまま)

そして今一番したいことは「クウガ」を見ることです。布教大成功?!
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夢のような幸福 [三浦しをん]
4479681523夢のような幸福
三浦 しをん
大和書房 2003-12

しをんさんの愛と情熱と勘違いに満ちた日常。ノンストップな爆裂エッセイ。ウェブマガジンBoiled Eggs Online「しをんのしおり」単行本化、第四弾。

あーおなか痛かった!(笑)

電車で読んじゃいけなかったですね…あーもーほんとに。笑った笑った…。いや、私も笑ってる場合じゃないのですけれど。(なんてったって同じ歳だ!切実だ!)。梅雨の通勤電車の憂鬱は吹き飛びました。とりあえず。

しかしなんというか…裏表紙の折り返しの作者紹介まで面白いんですけど。
1976年、東京生まれ。(中略) 本と漫画とシーマン(サッカー選手)とヴィゴ様(俳優)を心から愛する27歳。(←著者検閲)
それ「作者紹介」に書くことじゃないし(笑)!検閲入ってるし(爆笑)!!

そしてこの記事を書くときにアマゾンのサイトにアクセスして、ちょっと疑問に思ってしまった、アマゾンのオススメ。
あわせて買いたい
『夢のような幸福』と『私が語りはじめた彼は』、どちらもおすすめ!
いや、いいんですけど…でもこの二冊を同時に読んだら結構混乱しやしませんか?!
| ま行(三浦しをん) | comments(4) | trackbacks(2) |
まほろ駅前多田便利軒 [三浦 しをん]
4163246703まほろ駅前多田便利軒
三浦 しをん
文藝春秋 2006-03

東京のはずれ、まほろ市の駅前にある便利屋「多田便利軒」。なんでも屋として働く多田が、ある日バス停で出会った男は高校時代の同級生・行天。居候としてすっかり居座ってしまった行天と多田のコンビが繰り広げる物語。

これは…しをんさん、本領発揮じゃないですか?!書いてて楽しかったんじゃないかなぁ〜。いや、絶対楽しかったと思う。私も読んでいて楽しかったです!!

この主役の男性二人の設定だけで、あぁもうどうにでもしてください!という感じなのですが(笑)、ストーリーがまたいいのです。おかしくて、楽しくて、謎めいていて、でもちょっと切なくて…。くぅ〜。「萌え」って、こういう感じですか?!(違う?)

そしてこの物語、ほんとに「絵面」が浮かびまくります。浮かぶ…というか、連作短編の形になっているのですが、その各章ごとに扉絵がついているんですよ。そのイラストがまた…とってもいい!うーん、いい(笑)!

なんか一人で喜んでいてあやしいので、誰か早く読んでください。分かち合いましょう、この気持ちを(笑)。あぁ、でも「女子」向けかなぁ〜。

文藝春秋特設サイト
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秘密の花園 [三浦しをん]
4838713665秘密の花園
三浦 しをん
マガジンハウス 2002-03

母を亡くしたばかり、心に傷を抱える那由多。学校の先生と恋愛をしている淑子。そして翠。同じ高校の同級生である彼女たちの三人それぞれのアンバランスな心は…。

那由多、淑子、翠と、各短編ごとに語り手を変えながら綴られる世界…それはまさに「花園」という感じでした。私自身はこんなふうに繊細でももろくもなかったし、ギリギリのところにいるようなそんな感じは微塵もない「健康」な高校生だったのですが、こういう世界もなんだかわかるなぁと思いました。空虚な彼女たちの心の世界。独特の雰囲気がみごとだったと思います。

なお、先日に引き続き、また登場人物の一人が住んでいるのが「鴨居」でした!おぉ!隣町…。実際の地名もちらりと登場したし…(ヘンなシーンだったけど!)。他に登場する地名もなじみのある場所ばかりで、なんだか懐かしくなってしまいました。(本筋とズレてます。)
| ま行(三浦しをん) | comments(3) | trackbacks(4) |