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2013.11.18 Monday | |
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+ ChiekoaLibrary + 世界に一つだけの図書館。 ―ちえこあ図書館―
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コルセット 姫野 カオルコ 新潮社 2006-09-21 |
すべての女は痩せすぎである 姫野 カオルコ 集英社 2004-06 |
受難 姫野 カオルコ 文藝春秋 1997-04 |
桃 姫野 カオルコ 角川書店 2005-04-01 |
ツ、イ、ラ、ク 姫野 カオルコ 角川書店 2003-10 |
女のエロスのOSでは、強い感情であろうが淡い感情であろうが、過去の感情は「ごみ箱」に行き、「ごみ箱を空にする」がクリックされて削除され、その後は検索しても「検出できません」と表示されるのみである。
生きてゆく人間というものは二十三歳ののちに四十三歳になって知る。二十三歳の自分はなんと若く、熱を帯びていたのだろうかと。しかし、やがて五十三歳になって知る。もし自分が今、四十三歳ならなににでも新たな挑戦ができたのにと。そして六十三歳になり、さらに知る。五十三歳の自分は、三十三歳と変わらぬほどに、なんと若かったのだろうかと。これは単純な「恋愛小説」ではなく、もっと大きな…。なんというんでしょう。もっと生々しい「人」の物語でした。青春の物語でした。官能的で、笑えて、泣けて、さわやかじゃない。すごかったです。
ハルカ・エイティ 姫野 カオルコ 文藝春秋 2005-10-14 |