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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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風姿恋伝 [唯川恵]
4093423725風姿恋伝
唯川 恵
小学館 2007-02-24

揺れる30代をハッピーに導くエッセイ。変わりたいけど、今更遅すぎ?私の人生、本当にこれでよかったの?…仕事や恋だけじゃなく、結婚、出産、将来の不安など、様々な悩みを抱える30代女性に、「悩んでいるのは私だけじゃない!」と元気を与えてくれる!ファッション誌『Domani』の人気連載を単行本化。

揺れる30代なので読んでみました。

「がんばって!」ってがんがん分かりやすく励ましてくれるようなそんな本ではありません。安易に「大丈夫だよ!」とも言いません。「そんな悩みたいしたことないよ!」って笑い飛ばしたりもしません。でも、もっと身近にいて、ただ話を聞いてくれて、うん、そうだよね、わかるよって言ってくれる大事な女友達のような、そんな距離の本でした。今の私にとってはその距離感がちょうどよかったかな…。「がんばれがんばれ」って言われても「もうがんばってるよ!」って思っちゃうし、だからと言って悟ったみたなこと言われても反発したくなる、ちょっと疲れた私には、うん。

このエッセイは、きっと根っこのところに「唯川さんご自身が通ってきた道」があるから、その言葉に嘘がないというか、重みがあるというか、共感するとかしないとかそういうこと以前に、なんかきっちりした「説得力」があります。嘘偽りがない感じがします。それがうれしい内容であれ、悲しい内容であれ、あぁそういうものなんだなぁと素直に思えます。

「そうなのかなぁ?」って思ったり、「あぁそうだなぁ」って思ったり。読んでる間にいろんなことを考えました。何もかもが私にぴったり、全てにうんうんうなずける!ってわけじゃなかったけれど、でもなんか少し肩の力が抜けたかな…。とりあえず、ありがとうございました。
| や行(唯川恵) | comments(0) | trackbacks(1) |
今夜は心だけ抱いて [唯川恵]
4022501707今夜は心だけ抱いて
唯川 恵
朝日新聞社 2006-03

離婚してから一度も会っていなかった十七歳の娘・美羽と暮らすことになった四十七歳の柊子。十二年ぶりの対面となったその日、急降下したエレベータの中で強く頭をぶつけた二人は心と体が入れ替わってしまい…。

うーん、ストーリーとしては…ラストがなかなか「おぉ、そう来ますか」という感じでそれはよかったのですが、だからどうかっていうと…。読んで、読み終わったなぁという感じです。(相変わらず厚さの割りにすぐ読み終わるのはなぜでしょう。文字大きい?)

設定はファンタジーですけど、全然そういう感じがしないです、唯川さんの場合。なぜ?「若いカラダと熟れたココロ、熟れたカラダと若いココロ。女はどっちで恋をする。」…別にどっちでもじゃないんでしょうか。

これもまた「唯川さんの本。タイトルに記憶はあるけど、確かに読んだけど、どんな話だったか思い出せない箱」に入ってしまいそうです。ごめんなさい。(だってなんだか覚えられないんですもの…。どれがどれだったか、さっぱり。キライなわけじゃないんですよ、むしろわりと好きなんですけど。なぜか。)

まぁ一つ思ったことは、いくつになっても、人は生きている限り、そのときそのときにできることを精一杯していくしかないんだなぁということです。はい。
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恋せども、愛せども [唯川恵]
4104469033恋せども、愛せども
唯川 恵
新潮社 2005-10-20

金沢で小料理屋を営む祖母・音羽と母・篠、東京と名古屋でそれぞれ一人暮らしをしている同じ歳の姉妹・理々子と雪緒。お互いに血の繋がりのまったくない「家族」それぞれののゆれ動く恋と仕事、結婚は…。

もう、恋も愛もいらない。なくても寂しさも不便も感じない。ひとりで心穏やかに過ごせ、自分を完結させられる。早くそこに辿り着きたい―。恋愛なんて、ある年齢になれば卒業できると思っていた。けれど、やはりそうではないらしい。いつだって、人は誰かを求め、恋を待っている…。
↑これは帯の言葉ですが、こう言われちゃうと…うれしいような、げんなりなような、ちょっとため息が出てしまいますね(笑)。その意味で、この物語の主人公たちの気持ちはとてもよくわかりました。なんか同じようなこと何度も聞かされたような気もしましたけど…。

この物語では、理々子と雪緒の二人が交互に語り手を務めます。二人は二十八歳。ちょうど今の自分と同じような年頃なので…なんだか妙に身を入れて読んでしまいました。彼女たちの悩みも、あきらめも、すごくよくわかるし、そうそう、そうなんだよねと思うんですけど、でも、なんか他人事というか、テレビの中の人たちを見てるみたいな気分だったな…どうしてでしょう。身を入れて読んだわりには、のめりこまなかったというか?理々子の恋愛のラストには若干不満もあるし、ストーリーもすごく先が読めちゃったからかな…。なんか、あっさり読み終わってしまいました。悪くないんですけど…それほど強烈な印象も残さなかったというか??(とか言いながら、二時間くらいで一気読みしたんですけど)。

そして主人公の二人より、むしろ彼女たちの祖母と母の姿のほうに、より強く胸を打たれた気がします。凛としたたくましさ、強さ、みたいなもの。「血よりも縁」そんなことを、言わしめる彼女たちの素晴らしさ。例えば自分が歳をとったら、こんなふうにいられるだろうか?と、そして、こうありたいと、素直に思いました。だから私にとってこの本は、恋愛小説というよりも、そういう「家族」とか「女としての生き方」とか、なんかそういうもののほうが印象に残ったのでした。…歳を取ったってことかなぁ(笑)。
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燃えつきるまで [唯川恵]
4344001982燃えつきるまで
唯川 恵
幻冬舎 2002-05

ハウジングメーカーでチーフを務める三十一歳の怜子は、五年間付き合い、結婚も考えていた耕一郎に突然別れを告げられてしまう。理由がわからず、どうしても別れを受け入れられない怜子は苦しみ、彼の新しい恋人の存在に絶望し、そして…。

共感どころか追体験したような…読んでいて具合が悪くなりました(笑)。
あの感情、誰かをうしなったときのあの喪失感と絶望。自分がそうじゃない状態にいる今、それを読んでも「わかる」としか言えません。読んだだけで、実際にあの感情に襲われるわけじゃない。でも襲われたときの「怖さ」は覚えているから…だから読んでいて具合が悪くなるのです。今は「こう」じゃない、でもいつ「こう」なるかわからない。そして、「こう」なることは決して特別なことじゃない、いつ自分の身に降りかかっても不思議じゃないことを、私は知っているんですから…。ほんとうに怖いです。

もちろん「失恋したからって、私はこうはならないわ」って方もたくさんいるんだと思います。でも私はもうまさにどんぴしゃでこうなるタイプの人なのです…。過去の体験から言うと(笑)。だから、ほんとに、半端じゃなく怖かった。そういう意味でいうと、このラストには救われるものがあります。どうか、どうか―ただ、祈ることしかできませんが。

「結論は出ているのだけれど、どうやってそこに辿り着けばいいのかわからないだけ。」
あんまり体調のよくないときには、読まないほうがいいかもしれないってくらいの本でした…。
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永遠の途中 [唯川恵]
4334923941永遠の途中
唯川 恵
光文社 2003-05-21

伊田薫、篠田乃梨子。二人の女性が主人公です。

27歳の彼女たちからこの物語ははじまります。まったく違った生き方を選んだ二人。
そして、30歳、33歳、39歳、42歳、47歳、52歳、60歳。

二人が人生を生きていくなかで、その歳その歳で思う考えや、立場や、彼女たちをめぐる環境が、それぞれの言葉で語られていきます。

27歳とか33歳くらいの間だけとか、42歳あたり(中年と呼ばれるあたり?)だけとか、そういうお話ならたくさんありそうですが、そうでなく、一人の人物のこれだけの長い期間がひとつのお話になっているというのはめずらしいのではないかなと思いました。
というかびっくりしました。読み始めたときは27歳だったのが、終わるときは60歳なんですから。

27歳というのが現時点での自分に一番年が近いのですが、このときの二人の考えていることや、不安や、悩みが、なにからなにまであまりにも自分と重なるというか、リアルでなまなましくて、ということは、30歳とか50歳とか、そうなったときに自分が思うこともこういうことなのかしらと思うと、なんだかちょっと心配になってしまいました。

こういうことで悩む、とか、こういうことで不安になる、とか、あらかじめわかっているなんて。うーん。ちょっとげんなりです(笑)。

「どうしてもっと自分の生き方に自信を持ってこなかったのだろう」
60歳になった乃梨子のセリフです。

もし、あのときああしていたら、こうしていなかったら。

そんなことを考えて、選ばなかった自分のもうひとつの人生を勝手に想像して、それに嫉妬してしまう。生きていないほうの人生に負けたような気になってしまう。そんなものどこにもないのに、どうしてそんなふうに生きてきてしまったんだろう、と。

そう語る60歳の乃梨子のセリフを聞いて、2●歳の自分はこれからをどう生きるのか。

せっかくここでこんな話を聞いたのですから、60歳になったときに同じセリフは言わないような生き方をしたいと思いました。

このタイトルも、読み終わってもう一度考えてみるとスバラシイ!です。
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今夜誰のとなりで眠る [唯川恵]
4087746186今夜誰のとなりで眠る
唯川 恵
集英社 2002-12

一つのストーリーの中で、複数の登場人物が、それぞれの視点で語る物語が、時系列にそって展開されるという、非常に難しい小説でした。

もちろんそれぞれの登場人物はそれぞれに関係があるので、誰が誰の何で、何があったのかというのを、きちんと把握しながら読まないといけなくて、その意味もあって一気に読みました(笑)。時間があいたらわからなくなってしまう…。

「秋生」という一人の男性をめぐる、男女の物語なのですが、小説の中で非常に魅力的な男性として登場しているはずの「秋生」の魅力が、私にはいまいち伝わってきませんでした。みんな、何でそんなにカレに惹かれるのかしらと…。

とにかく、いろいろな女性が出てきます。男性もいろいろ出てきます。ほんとうに様々です。こんなにたくさんの女性を、男性を、一つの物語のなかで、それぞれに生き生きと描けるというのが、すごいと思いました。みんな、誰かの中に自分と似通った部分をみつけたりするのかな…。
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ため息の時間 [唯川恵]
4101334277ため息の時間
唯川 恵
新潮社 2004-06

読み終えて…ほんとにため息がでてしまいました。えぇー、結婚って…男って…。私の夢を壊さないでください。(切実)

短編集なのですが全編が「男の視点からみた」物語になっています。とても新鮮なのですが、そんな本音や現実、そうなんだろうけど、知りたくないやーい。

全体的にしょんぼりしてしまったのですが、ひとつだけ、最後に収録されている「父が帰る日」はとてもよかったです。

唯川さんの本は、好きでもなくきらいでもなく、時間があまっていて暇つぶしに何か読みたいときにとりあえず手にとってみるという場合が多いです。そんな読み方なのであまり心に残ることもなく…。あんまり私にはあっていないような。直木賞をとった作家さんの本はだいたい好みに合うのですが、まぁ例外もあるのかな…。
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