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2013.11.18 Monday | |
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+ ChiekoaLibrary + 世界に一つだけの図書館。 ―ちえこあ図書館―
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もしも、私があなただったら 白石 一文 光文社 2006-04-20 |
ここから先は、恐らく俺にも彼女にも何をどうすることもできないのだろう。なぜなら、通い合った心は、もはや俺のものでも彼女のものでもない、まったく別の一つの心なのだろうから。それはなんとなくわかるかなぁと。あと終盤に登場する主人公の友人の言葉には、なんだか生々しい「生きている」という感じの説得力があって、そこはとても魅力でした。でもいかんせん…二人の恋愛(?)が…。だいたい「この人は何のためにでてきたの?」って登場人物がいるあたりでNGです。わたしには。
私という運命について 白石 一文 角川書店 2005-04-26 |
選べなかった未来、選ばなかった未来はどこにもないのです。未来など何一つ決まってはいません。
運命というのは、たとえ瞬時に察知したとしても受け入れるだけでは足りず、めぐり合ったそれを我が手に掴み取り、必死の思いで守り通してこそ初めて自らのものとなるのだ。タイトルにもあり、この物語の主題でもある「運命」というもの。それぞれに考え方も感じ方も違うのだろうけれど、ここに書かれていることもまた、一面での「真実」なのだろうなぁと思いました。自分の人生、自分の運命、そんなものについてもすごく考えさせられます。読み終えた今も、考えています。
不自由な心 白石 一文 角川書店 2001-02 |