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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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四季 冬 [森博嗣]
4061823639四季 冬
森 博嗣
講談社 2004-03-06

天才科学者真賀田四季の孤独。両親殺害、妃真加島の事件、失踪、そしてその後の軌跡。彼女から見れば、止まっているに等しい人間の時間。彼女の心の奥底に潜んでいたものは何か…?

ついに『冬』ですが…。ここまでくると一気に世界が変わります。時代も場所ももうどこなのかわかりません。くるくると転換していく場面。まるで全ては四季の中、夢の中を泳いでいるような…そんな「物語」を超越した世界にどっぷりひたりつつ、もう何かを理解しようという感情は放棄してしまいました。それでいいのです。そう、いいのです。

ここに出てくる「四季」は本当にあの「四季」なのか、この「犀川」はあの「犀川」なのか、あっちの「犀川」とこっちの「犀川」は同じ人物なのか、彼らはいったい何歳なのか、それすらわかりません。イニシャルの人々すら登場し、彼らはいったい何なのか、この後どうなるのか、それもわかりません。

唯一読み取れるのは、四季の娘がその後どうなったのかというのと、ここから世界は「百年シリーズ」にも繋がっていくらしいということ…。(ほんとにいったい時代はいつなの?!)ここで語られている「事件」は…。クジ博士は…。そしてウォーカロンって!いや、その前に「ミチル」で気付かなきゃいけなかったのかな。

読み終えたあとは、なんだか呆然としてしまいました。四季の孤独という毒に自分もやられたような…寂寥感で胸がいっぱいになりました。(そんな読み方でいいのかどうかも自信ありませんが。)でもこの世界に魅了されてしまうのはなぜなのでしょうか…。

「四季シリーズ」読了分リスト
1. 四季 春 The Four Seasons Green Spring
2. 四季 夏 The Four Seasons Red Summer
3. 四季 秋 The Four Seasons White Autumn
4. 四季 冬 The Four Seasons Black Winter
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四季 秋 [森博嗣]
4061823531四季 秋
森 博嗣
講談社 2004-01-09

手がかりは孤島の研究所の事件ですでに提示されていた! 大学院生となった西之園萌絵と、彼女の指導教官、犀川創平は、真賀田四季博士が残したメッセージをついに読み解き、未だ姿を消したままの四季の真意を探ろうとする。彼らが辿り着いた天才の真実とは?

ついに再登場!犀川先生&萌絵ちゃん。待ってました…!舞台は『すべてがFになる』から6年半後、『有限と微小のパン』の事件から年後です。この二人が出てくるとどうしてこんなにうれしいんでしょう。我ながら謎です。最初はそんなに好きじゃなかったのになぁ。

そしてちょっと進展した感のある二人?萌絵は犀川から指輪をプレゼントされたりしてます。おぉ、犀川先生もそんな人並みなことを…。なんかいいです。私までうれしいです。でもそんなことしといて犀川先生は相変わらず…四季の残したメッセージの謎解きにご執心。男心はよくわかりません。萌絵に替わって私が問いただしたいくらいの気持ち。そして儀同世津子に接触する椙田という五十前後の男。失踪した各務亜樹良を探していると言う彼。彼はあの彼ですよね、やっぱり。もう五十歳ですか…そうですか…。後で明らかにされますが、読んでいてピンと来た自分をまたうれしく感じました(笑)。この二人の関係の行方にも大注目な私です。簡単じゃなさそうですけど…がんばれー!

この巻でのキーは「レゴブロック」です。これが『F』で出てきたことすら私は覚えていませんでした。そ…そんな秘密が?!この展開は最初から森さんの頭の中にあったのでしょうか。ここまでつなげるつもりで書いていたのでしょうか。だとしたらすごすぎます…。もう脱帽しすぎて脱ぐ帽子がありません。

なんだかもういろんなことがリンクしすぎて、繋がってきすぎて頭がパンクしそうです。いっそ今まで読んできたものを全部リセットして最初から読み直したい…。というわけで、リセットは無理にせよ、ここまではまったのならば買ってしまえ!と、現在発刊されているノベルスを一気買いしてしまいました。今までは図書館から借りたり友達から借りたりしてるので、気になったとき戻って読むってことができなかったんですもの。でも…きゃー!どうしよう、この出費…。

「四季シリーズ」読了分リスト
1. 四季 春 The Four Seasons Green Spring
2. 四季 夏 The Four Seasons Red Summer
3. 四季 秋 The Four Seasons White Autumn
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四季 夏 [森博嗣]
4061823396四季 夏
森 博嗣
講談社 2003-11

米国から帰国した真賀田四季は十三歳。すでに、人類の中で最も神に近い、真の天才として世に知られていた。そんな中、叔父、新藤清二と行った閉園間近の遊園地で、四季は何者かに誘拐される。瀬在丸紅子との再会。妃真加島の研究所で何が起こったのか?

』に続く、四季シリーズの第二段です。

なんか、この『夏』は、恋の物語みたいでした。四季の恋、そして、各務亜紀良の恋…(っていうか、各務さん!いつの間にそんなことに?!気になります…)。なんかやっと四季の人間らしいところが垣間見えたというか、君も人の子ね…というのが見えて(いや、そんな単純なことじゃないのかもしれませんが)、ちょっと安心したり、さらに疑心暗鬼になったりもしました。

物語の中で、登場人物の名前が明らかにされていないものがいくつか出てくるのですが、以前読んだときにはわからなかったソレが、今ならわかる…これは彼でしょ!それは…あの人でしょ!ふふふ。そんなことがうれしい今日この頃。

そして、物語のラストで描かれる『すべてがFになる』のあの事件の真相。読んだのが結構前なので、細かいことを忘れている自分が悔しいです。もう一度読まねば。しかし『秋』が次に控えてるし…。でもそれを読んでからだとまた忘れちゃうかも…あぁあ。と、毎度のことですがジレンマです。

「四季シリーズ」読了分リスト
1. 四季 春 The Four Seasons Green Spring
2. 四季 夏 The Four Seasons Red Summer
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四季 春 [森博嗣]
4061823337四季 春
森 博嗣
講談社 2003-09

『すべてがFになる』の天才科学者、真賀田四季の少女時代の物語。
叔父、新藤清二の病院で密室殺人が起こる。唯一の目撃者は透明人間だった?!すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考する才能に群がる多くの人々。それを遥かに超えて、四季は駆け抜けていく。其志雄は孤独な天才を守ることができるのか!? 四部作第一幕!!

私はこの「四季シリーズ」を以前、「Vシリーズ」を読む前に読んでしまっていました。おもしろくなかったわけじゃないけど何か損した気持ち…というわけで、再読です。しかし全く記憶が…。えーと、これ何かあったんだったような…なんだっけ?これは…どういうことだったんだっけ??この人…誰だっけ???

そもそもこの物語、「僕」の一人称で語られていくのですが、その「僕」が誰なのやらさっぱりわからないというすごさです。ものすごく考えながら読むので、とっても体力・気力を消耗します。めちゃくちゃ難しいのです。はぁ〜。読み終わると息切れしそうです…でも好き。この本もミステリィの視点でみれば、密室殺人事件というのがちゃんと(?)起きているのですが、読んでいる間その謎解きのことはさっぱり頭にありません。もう、ただ、四季の物語を読んでいる感じ。

ちなみに、ここでの四季は八歳です。『赤緑黒白』で、紅子と出会い、会話を交わすシーンが再び出てくるので、思わず前の本を出してきて確かめちゃいました。おぉ!それにしても四季、天才すぎてちっともかわいくないというか…守ってあげたいみたいな感情は一切引き起こされません。寂しくないんでしょうか、孤独じゃないんでしょうか、そもそもそんな世俗的なことからはとっくに乖離しているのでしょうか。考えるだけ無駄ですけど、つい考えてしまいます。

そしてここでは、四季の家族たちの秘密なんかも明らかにされていきます。これはメモをとっておかないと後々きつそうな…。早く続きを読まねば…!(再び忘れちゃう前に!)
| ま行(森博嗣(四季シリーズ)) | comments(0) | trackbacks(0) |