プロフィール
chiekoa

呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
カレンダー
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>
カテゴリー(作家さん別)
過去の読書日記
このサイト内を検索
OTHERS
  管理者ページ
  RSS1.0
  Atom0.3
<< 劫尽童女 [恩田陸] | Top | 密やかな結晶 [小川洋子] >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - |
春のオルガン [湯本香樹実]
4198602506春のオルガン
湯本 香樹実
徳間書店 1995-02

小学校を卒業し、中学校に入学するまでの「春休み」。12歳のトモミと弟のテツが過ごした日々の物語です。

自分がこのくらいの歳だったころ、世界はこんな風に見えていたかもしれない、自分をこんな風に思っていたかもしれない、そういうことを思い出させてくれる物語でした。バラバラになりかけた家族、中学受験に失敗した自分、近所とのモメゴト…12歳は子供かもしれないけど、でも12歳なりにいろんなことを考えて、感じて、悩んで生きてるんだということ。あの心の痛み。

描写は決して明るくありません。途中で心が苦しくなって、読むのがしんどくなってしまうようなところもありました。それでもこの先に光は絶対にあるんだというのを感じさせてくれる、そういう雰囲気の物語でした。読み終わって、とてもステキなものを読んだという気持ちになりました。家族って、いいなと思いました。

ジブリの「トトロ」に出てくるみたいな、兄弟がまだ子供同士で、ずっといっしょにいる、あの一瞬のきらきらした時間。そんなきらきらがいっぱいつまっています。

それにしてもこの兄弟はとてもステキです。トモミはなんだかんだ言っても「お姉ちゃん」だし、テツは絶妙にすっとぼけてるし(笑)。トモミがテツにいうこのセリフが、とてもお気に入りです。(テツくん、ごめんね。)

「あのね、あんたはしょっちゅう、アタマのねじ落っことすの。自分じゃ気づいてないみたいだけど」
(笑)。

「夏の庭」「ポプラの秋」と並んで、大好きな本がまた一つふえました。

#余談ですが、本の装幀がちょっと中身のイメージと違ったかな…。
| や行(湯本香樹実) | comments(2) | trackbacks(2) |
スポンサーサイト
| - | - | - |
コメント
湯本さん、よいですね〜。
わたしは「夏の庭」に次いで2冊目でしたが、とても
好きなお話でした。
あと、chiekoaさんの言うとおり装丁と中身のイメージが
違うと思います(笑)。
| mamimix | 2005/12/24 12:03 PM |
なんとなくイメージが…ですけどね。英語版も出ているようなのですが、そっちの表紙のほうが私的にはしっくりきました!

http://mejirushi.com/b5/springtonej.html
| chiekoa | 2005/12/27 7:14 PM |
コメントする








on
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。
この記事のトラックバックURL
 
トラックバック
「春のオルガン」 湯本香樹実
春のオルガンposted with 簡単リンクくん at 2005.12.18湯本 香樹実作徳間書店 (1995.2)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る
| 今日何読んだ?どうだった?? | 2005/12/24 12:02 PM |
バーバパパのいえさがし
ショベルカーの表紙を見て、車好きな息子が興味をしめしたので読み始めました。住み良い場所を探して、おうちができるまでのお話でとてもたのしいです。まるいかわいい個性的なおうちです、部屋もそれぞれの個性が良くわかり、7人のバーバパパの子どもの名前と特技を理
| ゆきの記録 | 2007/10/01 10:41 AM |