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密やかな結晶 [小川洋子]
密やかな結晶
小川 洋子
講談社 1994-01

ひとつずつ、ひとつずつ何かが「消滅」していく世界の物語。

りぼんやら香水やらが「消滅」している間はなんとなくわかったのですが、最後の方がなんだか…無理がありませんか?物理的に消えるわけではなく、観念的に消えるということですが、そうするとこういうラストになるわけなのでしょうか?うーん。なんだかわけがわからなくなってしまいました。そもそも秘密警察が何のためにいるのかわからず、そしてなぜ主人公がいきなりR氏をかくまう気になるのかがよくわからず。そんな主人公にもR氏にもいまいち感情移入できませんでした。でも「おじいさん」はいい・・・こういうキャラが好きです。

主人公は「小説家」という設定なので、物語の中に彼女の書いた小説なるものが何度もでてくるのですが、これがなんか全体の雰囲気を壊すというか、流れにのれないというか。なくてもよかったんじゃないかしら?と思ってしまいました。

ものが「消滅」するとそれに関する記憶も薄れていきます。そして、それを忘れたことすらだんだん忘れてしまうのです。こういうふうに忘れてしまうことと、ずっと覚えていることと、どっちが本当に幸せなのかな。失くしたことさえ忘れてしまうのならば、それは幸せなことなのかもしれないな。そんなことを考えたりしました。
| あ行(小川洋子) | comments(0) | trackbacks(1) |
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「密やかな結晶」小川洋子
密やかな結晶発売元: 講談社価格: ¥ 720発売日: 1999/08売上ランキング: 29,959おすすめ度 posted with Socialtunes at 2006/03/01 すごい世界でした。静かで美しくて。その美しさに圧倒。 なんか、まじめに感想を書こうと思うと言葉が出ないので、 とりあえず余
| 本を読む女。改訂版 | 2006/03/05 12:25 AM |