プロフィール
chiekoa

呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
カレンダー
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
カテゴリー(作家さん別)
過去の読書日記
このサイト内を検索
OTHERS
  管理者ページ
  RSS1.0
  Atom0.3
<< チョコレート・アンダーグラウンド [アレックス・シアラー] | Top | ブラフマンの埋葬 [小川洋子] >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - |
すべての雲は銀の… [村山由佳]
4062747537 すべての雲は銀の…〈下〉すべての雲は銀の…〈上〉
すべての雲は銀の…〈下〉
村山 由佳
講談社 2004-04


「誰もが抱える傷なのに 痛くてたまらない。」

帯に書かれていたそんな言葉につられて買った本です。

はっきり言うと、主人公である裕介がこれでもかというくらいにへこんでいる状態が延々と描かれている作品です。もうショックで、ショックで、つらい、つらい、つらい、というのがとても伝わってきます。立ち直らなきゃ、でもできない。ご飯が食べられない。体重が落ちる。この彼の弱りっぷりに、私はものすごく「そう!わかる!」と思ってしまいました。たとえば、彼が由美子(元彼女)が兄と笑顔で過ごしている場面や、兄に抱かれている場面を想像して苦しさを感じる場面。そんなこと考えなければいいのに、でも考えてしまう。二人の笑顔が頭のなかをぐるぐる回る。苦しい、苦しい…。そんな彼の気持ちが、痛いほどよくわかりました。共感って、こういうことをいうのかな…。

こんなこと、こんな苦しみや悲しみというのは、きっとごくごくありふれたものですよね。「誰もが抱えている」こと。失恋なんて、星の数ほど存在しているんですよね。自分もその中の一人。そうわかっていて、でも、つらい。それを繰り返して、強くなっていきもするのでしょうか。それでもその真ん中にいるときは、そんな言葉だってなんの気休めにもならない。こんな風に、主人公の彼みたいに、なんとか、なんとか、なんとか、乗り越えていくしかないのかなと思います。

この本は、買ってからずいぶんたちますが、それでもつい何度も手にとってしまう本です。同じような気持ちを抱えている人が読んで、ちょっとでも気持ちが軽くなったらいいなと思います。
| ま行(村山由佳) | comments(2) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | - | - |
コメント
「天使の梯子」でこちらに遊びに来て、その時に「すべての雲は銀の・・・」を知ったので読んでみました。
青春小説って、久しぶりだし、なんかこんなに由美子に腹を立て、女々しい祐介に肩入れしちゃう自分が懐かしくもあり好きです。(笑)
失恋、誰でも経験あるからこそ、この小説に登場する誰かに肩入れして、痛くなるのかもしれないですね。
| じゃじゃまま | 2006/04/08 10:21 PM |
じゃじゃままさん、遊びに来てくださってありがとうございます!
ほんと痛いですよ…この本は、恋とか失恋とか、そういうこと以外にも、たくさん大事なことが詰まってる本だと思ってます!
| chiekoa | 2006/04/11 12:55 PM |
コメントする








on
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。
この記事のトラックバックURL
 
トラックバック
すべての雲は銀の・・・ 村山由佳著。
どなたかが「すべての雲は銀の・・・」を薦めていたので読んでみました。 村山氏の作品は、「天使の梯子」「天使の卵」以外では初めて。 こういう青春小説っていいですよね。最近は大体はミステリ・サスペンスなどが多いため、とっても新鮮。 そういえば十数年前は青春
| じゃじゃままブックレビュー | 2006/04/08 10:13 PM |