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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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神様がくれた指 [佐藤多佳子]
4104190020神様がくれた指
佐藤 多佳子
新潮社 2000-09

スリで逮捕され、出所してきたばかりの辻牧夫。電車の中で少年少女らのスリグループの犯行を目撃した彼は、彼らを捕まえようとしますが逃げられてしまい、逆にひどい怪我をさせられてしまいます。怪我のせいで意識朦朧としていた辻を助けたのは、占い師の昼間薫。警察も病院もいやだという辻を、昼間が自分の家まで連れてきたことから、彼らの奇妙な共同生活がはじまります。スリグループをつかまえようとする辻、一人の占い客に妙に心ひかれる昼間。出会うはずのなかったはずの二人が出会ったことで、事件は思わぬ展開をみせ…。

どんどん展開するストーリー、そして事件。先が気になって気になってどきどきして、結構読み応えのある分量でしたが、一気に読みました。おもしろおかしいようで、シリアス。軽妙なようで、それだけでない。読み終わって心にずっしりきました。人が生きていく姿…。

私は、基本的に「犯罪を犯す人」について、どうしてそんなことをしちゃうんだろう、なんでそんなふうに育っちゃったんだろう、わかんないなぁ…と単純に思っていたクチなのですが、この本を読んで、なんだかいろいろ考えてしまいました。わかったなんていうのはおこがましいけれど、生まれとか、育ちとか、本人には選べなかった何か。ただ単に「本人が悪い」とか「甘えてる」とかでは済まない何か。そういうものが哀しくて、心に重かったです。

ちょっとだけ納得がいかないのは登場する「女性」二人かな…。咲と永井の、どちらにもいらいらさせられました(笑)。男の人が書く「女性」にいらいらさせられることは多々あるのですが、女性の方が書く「女性」にもいらいらすることがあるんだなぁと。あなたたち、もうちょっとしっかりしなさい!

でも、そう思ってしまうくらい、「人」がしっかり書き込まれているということで、佐藤さんはさすがだと思いました。どの登場人物にも思い入れができてしまうのです。「敵役」すら憎みきれないんですから困っちゃいます。

そんなわけでこのラストは、納得がいくような、いかないような…。だって彼が〜。いや、でも、うーん…。もやもや。

とりあえず、明日からカバンをしっかり持って電車に乗ることを心がけます(笑)
| さ行(佐藤多佳子) | comments(2) | trackbacks(1) |
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コメント
 あけましておめでとうございます☆

 TBさせていただきました。
 よろしくお願いします◎

 私も一気に読んじゃいました。

 「敵役」すら憎みきれない。
 ・・・たしかに・・・ハルは恐ろしすぎて好きになりづらかったけど、
 最後に少し希望をもたせてくれるようでもありました。
 って、甘いのかな(笑)
 ハルに舌出されてるような気も、しなくはないですが^^;;

 ラストの右手での握手に、ジーンときました。
| miyukichi | 2007/01/04 1:01 PM |
miyukichiさん、一気読みしちゃいますよね〜。
結構分量あるのに…感じさせませんでした。
ラストとか、そこかしこに「ぐっ」とくるシーンがあって、
たまりませんです…。
| chiekoa | 2007/01/05 3:25 PM |
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神様がくれた指
 佐藤多佳子:著 『神様がくれた指』    いやー、おもしろかった{/ee_3/}  2段組で400頁弱という長編にもかかわらず、  その長さが苦になるどころか、  1度も退屈になることなく、  最後まで、夢中で読みました。{/kirakira/}  「神様がくれた指」とは、
| miyukichin’mu*me*mo* | 2007/01/04 12:54 PM |