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いつかパラソルの下で [森絵都]
4048735896いつかパラソルの下で
森 絵都
角川書店 2005-04-26

家族にも自分にも厳格だった父親。不慮の事故でなくなった彼の1周忌を前にして、明らかになった彼の「秘密」。何も知らなかった父の本当の姿を探そうとする、3人の兄妹たちの物語です。

初手から「きゃー!」と思い、「え〜。これのどこがハートウォーミングなの?」(←本の紹介のところにそう書いてあったんです。)と、最初のあたりは結構読むのしんどかったんですが、ラストまで読んだらやっぱりハートウォーミングでした。よかった…。さすが、裏切らないです!

家族というもの、夫婦というもの、兄弟というもの、そして恋人というもの。お互いをよく知っているようで、知らない。わかっているようで、全然わかってない。それぞれの間にある感情や確執。それでもいっしょにいるということ。自分の身を合わせみて、いろいろ考えさせられる物語でした。

自分の抱えるいろいろな問題を、「トラウマ」とか、そういうもののせいにして生きていくのは、やっぱり嫌だと私は思っていて。でも、そういうことって他人にいくら言われても、自分がそう思えなかったらどうしようもないことで。だから、このラストは、とてもよかったと思いました。

永遠に訪れることのなくなってしまった「いつか」が、ちょっと切ない、でもステキな物語です。大人向けも、子供向けも、やっぱり大好き!と思いました。

ちなみに、この物語の影の主役は…実はお兄さんの彼女さんだと思います!


【追記】
どこかのインタビューで、森さんが答えていたこんな言葉が心に残りました。

こんなに悩んでいる自分の滑稽さ、というものにどこかで気付いていて、その滑稽さに自覚的になればなるほど、悩みの大きさはかわらなくても人は楽になれる気がするんです。解決はしなくても。
これは、そういう物語でした。
| ま行(森絵都) | comments(16) | trackbacks(24) |
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コメント
TBとコメントありがとうございました。

「キャー」の部分に過剰反応していたのか
読み終わってすぐにはあまり…なんて思っていたのですが
今思い出すと素敵なお話だったなぁと思います。

佐渡のいかいか祭りに行っておなかがはちきれるほどの
イカの刺身を食べたいって思いませんか?
| なな | 2005/07/05 7:22 PM |
思いましたー!
いかいか…。愛ちゃんもいい子でしたよね…!
そのつっぱりがほほえましいというか(笑)。
| chiekoa | 2005/07/05 11:53 PM |
こんにちは。
今日、この本を読み終えましたばかりです。
柊にとっては初森絵都作品になりました。

どんな風にラスト纏めるんだろうってずっと
気になってたけど、柊もこんな風に気持ちのあったかくなる
ラストで良かったなあ…って思いました。
絵都さんの文章、すごく好きになりました。
もっともっと読んでみたくなりました♪
| | 2005/07/06 5:23 PM |
森さんは児童文学モノでもたくさん名作を書かれています。
そちらもよろしかったらぜひ!
大人向けだと「永遠の出口」も私はかなり好きでした!
(読んだのが結構前なのでここには感想書いてないですけど。)
| chiekoa | 2005/07/06 6:20 PM |
コメントありがとうございます!
森さんは「アーモンド入りチョコレートのワルツ」
から好きで全作品買い集めている,わたしにとって
特別な作家さんです。
児童文学もかなりいいですよね。
10代の方たちにも評判いいようです。
DIVE!以来児童向け読み物はあまり書かれていませんが…
割と書くペースが遅い(失礼)ようなので,
新作が出ると聞くととても嬉しい今日この頃です。
| mamimix | 2005/07/08 2:22 AM |
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」まだ未読なんですけど、文庫化されましたよね!買って読んでみようかな…。(貧乏なので文庫ばかり買うわたし。)
森さんにはずっとハートウォーミングでいて欲しいような、そうじゃないのも読みたいような、複雑です(笑)。
| chiekoa | 2005/07/08 1:54 PM |
chiekoaさん、こんにちは♪
私が言うのもなんですが、この方才能高いですよね。

直木賞のノミネートは予想してましたが、選ばれるかどうかはどうだろう・・・

読者好きって女性が多いから、セールス的には文春の二人が取るより業界全体の効果は高いような気がします。

応援アンケート、是非一票投じていただけたら嬉しく思います。
| トラキチ | 2005/07/09 1:29 PM |
予想されていたとは!さすがトラキチさん…。
私は「まさかまさか!」でした!

アンケート、参加させていただきます!
| chiekoa | 2005/07/09 4:45 PM |
TB&コメントありがとうございます♪
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」と「カラフル」が気に入っていたのですが、これは実はちょっと物足りなかったのです・・。
「永遠の出口」に期待してみます!
| june | 2005/08/17 11:36 PM |
juneさん、これはちょっと感じが違いますからね〜。
『永遠の出口』のほうが好きな感じに近いかもと思います。
(私は雑食なので両方大好きです(笑))
読まれたら感想聞かせてくださいね。楽しみにしてます!
| chiekoa | 2005/08/18 12:23 PM |
初めまして。
本当の図書館みたいにレビューがたくさんあってわくわく
しながら読んでいます。

私も森絵都ファンです。
特に『永遠の出口』『カラフル』が。

また来ます。
いっぱいT.B.して帰ります。<(_ _)>
| ☆すぅ☆ | 2005/08/21 2:54 PM |
すぅさん、はじめまして!
楽しんでくださってとてもうれしいです。
ありがとうございます!!

私も遊びにいかせていただきます。どうぞよろしくです!
| chiekoa | 2005/08/23 11:57 AM |
大きな謎や悩みで読み始めが難しかったですが、読み通すとやっぱり読んで良かった物語でした。
| 藍色 | 2006/05/19 12:12 PM |
読み始めはびっくりしますしね(笑)。
でも読後感はやっぱりハートウォーミングで、大好きです!
| chiekoa | 2006/05/19 3:25 PM |
ご無沙汰してます。TBさせてもらいました。

トラウマの小説は嫌いじゃありませんが、生き方としては、「トラウマ」とか、そういうもののせいにして生きていくのは、わたしも嫌だと思います。
そういう意味でとても共感できました。
| ひねもじら 乃太朗 | 2006/08/27 2:28 AM |
わーい!乃太郎さん!お久しぶりです。
そうなんですよね。「いい歳して他のもののせいにしてんじゃないよ!」って(男らしい私)思っちゃうので…。考え方一つだと思うのです。でもそれを変えるのが難しいんだろうなぁと思うので、このお話しはよかった!と思いました。
| chiekoa | 2006/08/28 7:04 PM |
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