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最後の願い [光原百合]
4334924522最後の願い
光原 百合
光文社 2005-02-23

劇団φ(ファイ)を新設すべく東奔西走する青年・度会と風見。旗揚げに協力してくれるメンバーを探す彼らがめぐり合った、さまざまな人々の物語を綴った連作短編集です。

各短編の主人公は、度会たちではありません。彼らはあくまでも脇役。主人公は彼らが劇団に参加して欲しいと声をかけた人々です。作家だったり、デザイナーだったり、女優だったり…。度会たちは、そんな主人公たちのかかわるちょっとした「謎」について真相を明らかにしていくという役回りです。

度会と風見はもちろん、それぞれの主人公もとても魅力的で、生き生きとしていてよかったです。だんだんと劇団のメンバーが増えるにしたがって、登場人物が増えていくのもなんだかうれしくて。ハラハラもさせられ、なんだろう?そうだったのか!と驚きもし、心温まるシーンもあれば、思わず涙ぐみそうな場面もあり。とにかく面白く読みました。『十八の夏』からこの作品まで、二年か三年だと思うんですけど、なんかすごく上手になったなぁと思いました。(えらそうにスイマセン。でもなんかすごく読みやすかったので…。)

連作短編集というよりは、むしろ一つの長編のような、そんな読後感の物語です。「最後の願い」というこのタイトル、いったい誰の「願い」だったのかな…。
みんなの、それぞれのかな…。そんなことを思いながら本を閉じました。
| ま行(光原百合) | comments(12) | trackbacks(10) |
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コメント
タイトル不思議ですよね。
私、自分が読んでから友達に回したんです。
それで「最後の願い読んだよ」ってメールが来たときに
「何それ?」って一瞬悩みました。
それ位タイトルと内容が結びつかなかった。
私はラストの主人公の消える前の「最後の願い」なのかなって思いました。
| なな | 2005/08/12 7:39 PM |
こんばんは。
「最後の願い」は特定の誰かではなく、この連作短編の主人公達の共通の願いだと光原さん自身がコメントされているのを見ました。
わたしもそうなんだーと思って読みました。
劇団Φのメンバーにまた会いたい。続編を期待です。
| よし | 2005/08/12 8:33 PM |
ななさん、私も最初そうかなって思ったんですよ。
でも他にも「最後の願い」っていえそうな章もあったし…
とか、いろいろ考えてたらなんかわからなくなってきちゃって。
しかし最後の最後で「彼女」が主人公とは驚きました…。

よしさん、あら光原さんご自身のコメントが!
教えてくださって、ありがとうございます!
なんかラストでやっと仲間が集合したんだから、
もっと先が読みたいですよね。続編、いいですね!
| chiekoa | 2005/08/12 10:54 PM |
はじめまして。
そうなんだ! 「最後の願い」の作者コメントを教えてくださってありがとう。
TBさせてくださいね。
| かつき | 2005/09/02 4:50 PM |
かつきさん、はじめまして!
トラバ&コメント、ありがとうございました!
私も遊びにおじゃまさせてもらいます〜。よろしくお願いします!
| chiekoa | 2005/09/02 5:30 PM |
TBさせていただきました。
この作品はとてもよかった。
「最後の願い」とは、については、やっぱり各編の主人公のみなさんそれぞれに願いを持っているというのも指してるでしょうし、その方々がひとつに集まるのが最終章なわけで、そのときにはやはり願いはひとつになってるわけですね。なかなかうまいタイトルだと思いましたよ。

| おおき | 2005/09/18 11:45 PM |
ほんと、うまいタイトルですよね!
でもなんとなくタイトルの印象と中身の印象が違った私…。
いったいどんな先入観が?!(笑)
| chiekoa | 2005/09/20 3:05 PM |
chiekoaさん、こんにちは ^^
わたしもこの作品は内容と題名のイメージが少し違うなと思いました。
タイトルだけを見て、シリアスな悲しい話を想像したので・・・
| tamayuraxx | 2005/12/03 6:20 PM |
今となっては自分がどんな想像をしていたのか謎ですが…。
でも読み終わって考えてみるとステキなタイトルだなぁと思いました!
| chiekoa | 2005/12/05 3:26 PM |
私も読み終わった後、心が温かくなるような、良い作品だなあと思いました。名声とか、世間体とか、そんなものはどうでもよくて、ただ、皆、自分の直感と、信念を貫いてるような感じで・・(そりゃ度会さんだけか?笑)とにかく良かったです。私は、光原先生のことを少しだけ知ってますが、凄く、人柄も優しくて、素晴らしいお人でした。それが、文面に溢れている気がします。あと、「星月夜の物語」も、凄く良い話ですよね♪
| あい | 2006/03/12 2:44 PM |
あいさん、そうなんですか〜。やっぱり人柄って表れますよね。あざとい感じのあの方は、やっぱり本人もあざといのカシラ…なんて(笑)。
この季節、もう一度読んでみたい本です。
| chiekoa | 2006/03/13 6:20 PM |
解決の仕方や会話の読みやすさにセンスがあって、
作者の温かい人柄が表われているような良い作品でした。
| 藍色 | 2006/06/02 2:47 PM |
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