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コールドゲーム [荻原浩]
4062114569コールドゲーム
荻原 浩
講談社 2002-09

高校三年生の夏。中学時代のクラスメイトに次々に降りかかる奇妙な事件。犯人はいじめられっこだったあの男なのか??事実を突き止めるべく動き始めた光也たちでしたが…。

この物語のテーマになっているのは「いじめ」。とても重い問題です。この物語は、読んでいて登場人物の誰にも感情移入できないというか、誰の味方になったらいいのかわからないという、そういう珍しい物語でした。いじめられる側、いじめる側、どちらにも立てない、立ちたくないというか…。どちらでもない、傍観者であることもいやで。「いじめはよくない」ただそれだけではすまないことのような気がするのです。ただ悲しいと思いました。

自分でも不思議なのですが、この本は途中でやめられませんでした。おもしろいとか、先が気になって仕方ないとかいうのとは違うのですが、それでも一気に読まされました。そして、この物語を書いて、荻原さんが何を伝えたかったんだろう?ということを読んでからずっと考えています。まだ答えがでません。

きっと現実はこんなもんじゃない、もっと、ひどい。この本で描かれているのはほんの上っ面。そういう気持ちも残りました。あえて淡白に、迫力みたいなものは感じさせないように書いているのかなとも思ったのですが、そういう書き方をして、何を伝えたかったんだろう…。所詮第三者にとってはこんなもんだというその怖さでしょうか?それともただ「思い出せ」ということでしょうか?

そんなわけで、物語としての評価は私の中で決して高くないのですが、妙に心に残る本でした…。
| あ行(荻原浩) | comments(10) | trackbacks(6) |
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コメント
同感です!最初読み始めたとき、あまり文学的でないというか、ありきたりな文章で…。文学としての評価は低いものでした。なのに、妙に引き込まれてしまって最後まで一気に読みました!!展開はそんなに意外性はないのに心に残って…なんでですかね?不思議です。この本のスゴイとこは、そこにあるのかも…。多くの人に感想を聞いてみたいと思いました。
| ayaka | 2006/01/12 11:12 AM |
atakaさんもですか!
ほんと、不思議ですよねぇ…。
でももう一度読みたいかと言ったらNoな気が…(ごめんなさ〜い)。
| chiekoa | 2006/01/12 7:24 PM |
 初めまして。実は先ほど電車の中で読了した者です。
 文庫の背表紙には「驚愕の結末」とありますが、なんてこともない。さらっと読めて「あ、そう」と読み終わったのです。読んでいる間は一気読みでしたから、それは一つの才能だとは思うんです。
 でも、何か引っ掛かるんですよね。「評価は高くないが、妙に心に残る」か。言い得て妙。賛同します。
 今後ともよろしくお願いします。
| 不肖 | 2006/03/15 6:37 PM |
不肖さん、はじめまして。
そんな読みたてほやほやで早々に遊びにきてくださって…
ありがとうございます!
驚愕の結末って印象は私もなかったです。
それでもこの心にもやもやと、こう、残るものがですね…。不思議です!

また、ぜひ遊びにきてください。
いろんな方の感想を聞けるのはとてもうれしいですので!
| chiekoa | 2006/03/15 6:45 PM |
 「相当近いうち」です(笑)。予告ホームラン。

 あの分量を一気読みさせるのですから、面白い小説であることに間違いはありません。少なくとも代金のもとは取ったつもりでおります。でも
 「あの連中に本当にあんなことができるのか」
 「実際にあんな犯行が可能か」
 といったことを考え始めるときりがありませんよね。

 かといって、いじめ問題に対し問題提起しているわけでもなし。トロ吉にはもちろん同情しますが、こういっては何ですがああいったヤツはいっぱいいますから。そのつらい心境を独自の切り口や筆致で描いているわけでもなし。

 …でも、こうやって現にわれわれにあれこれ考えさせているのですから。作者も本望では? やはり、いい作品と認めることに致しましょう。

 
| 不肖 | 2006/03/15 7:13 PM |
ほんとに近かったです(笑)。ありがとうございます。

そうですよね〜。作者さんがどのあたりを狙ったのか、私たちは転がされているのか(笑)、ぜひ聞いてみたい気もします。
| chiekoa | 2006/03/16 3:20 PM |
こんばんは!
誰の味方になって良いのか分からない、ほんとにそういう感じでしたね。
それでも、ついつい最後まで読まずに入られない、好きな作品とはいえないんだけど心に残るそんな作品でした。
| エビノート | 2006/08/06 12:42 AM |
そういえば、高校野球の話かと思って読んだんだったなぁということを今思い出しました。
皆さん感じることが同じでうれしいです。複雑な本…。
| chiekoa | 2006/08/07 2:53 PM |
おもろいね
これ
さいご
あいつ死んでてたやんか。
荻原さんの次回作に期待
| 濱 | 2008/03/24 7:40 PM |
今、俺のことを馬鹿にしたやつ挙手してくれ。
今からそいつらの大切なものを奪いにいくよ。
ぞくぞくするな・・・! ということを、手紙できたりとかしたら
びびりますね。 そういえば、最後はあいつ
死にましたよね。 登呂四市くん
ふんじゃ。
| 登呂四市 | 2008/04/05 7:57 PM |
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