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ハードボイルド・エッグ [荻原浩]
4575233811ハードボイルド・エッグ
荻原 浩
双葉社 1999-10

「探偵になるために生まれてきた」男にして「心はいつも探偵」な主人公。脱サラして探偵事務所を開くも、来る依頼は動物の捜索願いばかり。秘書を募集してみれば応募してきたのはとんでもないお婆さん。そんな彼の目の前で、ついに起こった事件とは…。

最初のうちこそずっこけ探偵のずっこけが予想できてしまうというか、オチと展開が読めちゃうなぁ、これはちょっとどうかなぁ、なんて思っていたのですが、事件が起こってからはもうどうなるのかわからずどきどき、最後まで一気に読みました。そして泣きました。(電車の中だったのに!)

この探偵のへっぽこぶりが、まぁどこかでみたことのある「へっぽこ」なのですが、徹頭徹尾、最後までへっぽこなのが、もうすばらしいと思いました。こういうゴーングマイウェイな男の人、いいですね…。私は好きです。そして、途中に出てくる「犬」のシーンにもまた心打たれ、思わず涙がにじんでしまった犬好きの私。犬って、あの子たちって、ほんとにもうなんてけなげ…!

おもしろおかしいけれど毒もあり、切なくてホロリともさせる。ハードボイルドのパロディにみせかけて、ちゃんとハードボイルドでした。(そうか、「ハードボイルド」って「かたゆで卵」からきてるんですね…。勉強になりました。)

本文の最初と最後についている「挿画」も、読み終わって見ると、あらためてとてもいいです。そしてレイモンド・チャンドラーの「フィリップ・マーロウ」シリーズを読んでいれば、さらに楽しめること請け合いです。
| あ行(荻原浩) | comments(4) | trackbacks(7) |
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コメント
犬、けなげでしたよねえ・・・。わかります。
それに確かに探偵はへっぽこやし。ギャグも読めるし痛いし(笑)
でも私も大好きですこの人。
| ざれこ | 2005/09/16 1:26 PM |
犬を出されるとだめですねぇ、特に(笑)。
でもこの人はなんというかこう、にくめなくていいです!
こんな男に惚れた…ら苦労しそうですが…。
| chiekoa | 2005/09/16 9:28 PM |
泣いてしまいましたか。え!泣けるシーンなんてありましたっけ!?
あ、なるほど「犬」のシーンですか。「犬」のシーン?なんでしたっけそれ?
忘れてる・・・
| ひねもじら乃太朗 | 2005/09/17 10:26 AM |
一番泣いたのはラストですけど…。
チビが逃げ出して、前の主人に命令されたことをずっと守って、
倉庫で待ってるシーンがあったじゃないですか。
もう帰ってこないのに。捨てられたのに。
あのチビがけなげで…うっ(思い出し泣き)。
| chiekoa | 2005/09/17 6:00 PM |
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