プロフィール
chiekoa

呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
カレンダー
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< January 2018 >>
カテゴリー(作家さん別)
過去の読書日記
このサイト内を検索
OTHERS
  管理者ページ
  RSS1.0
  Atom0.3
<< ミゲル・ストリート [V.S.ナイポール] | Top | ホームタウン [小路幸也] >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - |
トリップ [角田光代]
4334924255トリップ
角田 光代
光文社 2004-02-20

女子高生、主婦、サラリーマン、小学生…。同じ町に暮らす人々の生活を描いた連作短編集です。収録作品は以下の通り。

「空の底」
「トリップ」
「橋の向こうの墓地」
「ビジョン」
「きみの名は」
「百合と探偵」
「秋のひまわり」
「カシミール工場」
「牛肉逃避行」
「サイガイホテル」

全ての物語が主人公の一人称で語られるのですが、ある物語で主役だった人が、次の物語では新しい主人公の視線の先にいる人物になる―といったふうに、カメラが切り替わるように、物語ごとに視点がパッパッと切り替わっていくので、一冊読んだだけで、すごくたくさんの人の人生を生きたような気持ちになりました。

どの物語もすごくリアルで(正直、最初のうちはどうもなぁ〜と思ったのですが、後半に行けば行くほどリアルに感じられました。なぜか…。)、自分とはまったく立場も性別も違う人の物語なのに、これはそのうち自分が体験することなんじゃないだろうか、過去に自分が体験したことなんじゃないだろうか、そんな気持ちがしてきてしまうくらいでした。

そのうちいいことあるよ、とか、元気だしていこうよ、とかとは違う、独特の後ろ向き感…。結構好きです。
| か行(角田光代) | comments(2) | trackbacks(3) |
スポンサーサイト
| - | - | - |
コメント
>カメラが切り替わったような…本当にそうでしたね。特に「空の底」から「トリップ」は映像を見ているようでした。

人生をあきらめてる人達の物語、なのに色んなところで共感できて、そして読んだ後「なんだかいいなぁ」と思いました。

井上荒野さんの「しかたのない水」も同じタイプでおもしろかったですよ。
| なな | 2005/10/18 11:42 AM |
井上さんの本は『森の中のママ』(うろ覚え)と、アンソロジーに収録されてたのしか読んだことなくて…。今度読んでみますね!ありがとうございます!
| chiekoa | 2005/10/25 5:18 PM |
コメントする








on
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。
この記事のトラックバックURL
 
トラックバック
トリップ*角田光代
☆☆☆・・
| +++ こんな一冊 +++ | 2005/10/14 8:36 PM |
「トリップ」角田光代
トリップ角田 光代東京近郊の町。そこに住むどこにでもいそうな人々の日常。駆け落ちしようと思ってた高校生、薬をやってる主婦、30歳の主夫、肉屋の若奥さん、好きな女の子を追いかけてる男、離婚して喫茶店をしてる中年女、いじめられてる小学生、その小学生を相手
| ナナメモ | 2005/10/18 11:44 AM |
とんでもない本!角田光代「酔って言いたい夜もある」
市立図書館から、サラ金の催促みたいなそっけないハガキが来た!「あなたの返却が遅れている本に、他に借りたいひとの予約が入っていますので、大至急返してくれますよーに!」みたいな、例のアレです。このところ、はるるさんは相変わらず快調なペースでけっこうな数の
| あやしいふるほんやさん:アジアの迷宮 | 2005/10/20 11:38 AM |