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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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プラネタリウムのふたご [いしいしんじ]
4062118262プラネタリウムのふたご
いしい しんじ
講談社 2003-04

プラネタリウムに捨てられた、ふたごの物語です。「テンペルタットル彗星」の解説の最中に捨てたれた彼らは、「テンペル」「タットル」とそれぞれ名づけられ、プラネタリウムの解説員に育てられます。

手品師になったテンペル、郵便配達夫兼プラネタリウムの解説士になったタットル。二人の歩む道は別れ別れになったように思われましたが、でも、それは違いました。「手品」も「プラネタリウム」も、いわば「優しい嘘」です。嘘だけれど、でも人の心を幸せにする、優しい嘘です。

だまされるのも才覚だ、と作品の中の登場人物の一人が言います。「だます・だまされる」それは、暖かい、人と人とのつながりのひとつの形、誰かを、思いやる気持ちのひとつの形なのかもしれません。「ひょっとしたら、より多くだまされるほど、ひとってしあわせなんじゃないだろうか」そんなセリフが心に染みました。

読み終わって涙が出ました。でも、あったかい涙でした。私も「だまされる才覚」のある人間でありたいと思いました。
| あ行(いしいしんじ) | comments(2) | trackbacks(8) |
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コメント
今更ながらに読み終わりました。
「優しい嘘」そうですね。
生きていくうえでそれは欠かせないものかもしれません。

最後があまりにも切な過ぎました。
| す〜さん | 2006/10/30 9:41 PM |
私の初いしいさん作品でした。なかなか衝撃的な出会いでした…終わりのあの切なさは、今でも覚えています。
| chiekoa | 2006/11/01 12:43 PM |
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再掲 ◎◎「プラネタリウムのふたご」 いしいしんじ 講談社 1900円 2003/4
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