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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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桃 [姫野カオルコ]
4048736027
姫野 カオルコ
角川書店 2005-04-01

桐野と同級生だった安藤が語る初恋の記憶「卒業写真」。河村礼二郎が語る「高瀬舟、それから」。塔仁原と結婚した頼子が語る「汝、病めるときもすこやかなるときも」。田中帽子店の娘・景子が語る「青痣(しみ)」。数学教師・夏目雪乃丞が語る「世帯主がたばこを減らそうと考えた夜」。そして隼子自身が語る表題作の「桃」。『ツ、イ、ラ、ク』と対になっている短編(中編?)集です。

かつてあの街に住んでいた、または今も住んでいる人々の語る物語たちです。あの頃、彼らが見聞きした「事実」は一つであるのに、その事実は見る人が違うとこうまで印象が違うのかと、そういうことにも驚かされました。その理由を、姫野さんはあとがきで「六人は過去の同じできごとについて語っているのに、同じできごとではない雰囲気になる。六人それぞれ、通過した時間が違うのです。」と書かれています。なんかすごく納得してしまいました。そしてそんな解説なしでも、読めばそれが伝わってくるこれらの物語。この書き分け、みごと!です。

中でもやっぱり好きなのは、当事者たちが語る「高瀬舟、それから」と「桃」。「桃」は隼子が三十二歳の物語なので、あと二年!二年だから!がんばって!となんだか涙ぐんでしまいました…。あと「汝、病めるときもすこやかなるときも」も…この!この最後のひと言は!!これは、そういうことですか?そうですよね!重要です。あぁ、なんだかうれしい…嬉し涙が出そうです。

私はあの一冊で隼子と河村のことが大好きになったらしく、もうとにかく彼らが登場すればうれしい…という状態で読みましたが、姫野さんいわく「前作を読んでいなくても楽しめる」ように書かれているそうです。そっちの楽しみ方もしてみたかったような、今更できないような…複雑な気持ちです(笑)。
| は行(姫野カオルコ) | comments(4) | trackbacks(2) |
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コメント
>「汝、病めるときもすこやかなるときも」も…この!この最後のひと言は!!
うーどんな一言でしたっけ。思い出せないーーうー
「ツ、イ、ラ、ク」と「桃」、両方すぐに読めてうらやましいです。
つながりがすぐわかりますもんね。
| ざれこ | 2005/11/25 4:56 PM |
ネタバレになるかしら…。
「遅い○○をしたんだったかされたんだったか」(うろ覚え)
っていうセリフです。おぉぉ!って思ったんですけど(笑)。
| chiekoa | 2005/11/25 5:01 PM |
chiekoaさん
こんにちは〜♪
「ツ、イ、ラ、ク」から間を空けずに読んだ方がよいということで、読んでみました「桃」。ほんと、すぐ読んで良かったです!間が空いたら登場人物の名前とか思い出せないところでした。
chikoaさんと同じく「桃」が一番好きでしたねー。あと二年というのはちょっと見過ごしていて残念・・・。個人的に桃が大好きなので、桃ワールドに浸ってしまいました。少し反省。設定とストーリーのつながりが見事で、読んでいて気持ちよかったです。
ありがとうございました♪
| やぎっちょ | 2006/08/12 12:44 PM |
そう!すぐ読まないと名前がなんですよね〜(笑)。
私もまとめて再読したいなぁと思います。
| chiekoa | 2006/08/14 3:42 PM |
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「桃」姫野カオルコ
桃発売元: 角川書店価格: ¥ 1,470発売日: 2005/04/01売上ランキング: 30,530おすすめ度 posted with Socialtunes at 2005/11/25 わたしたちはさんざんいやらしいことをした。 図書館で借りたので帯がついてなくて幸いでした。 桃の写真にこのコピーじゃ、電車
| 本を読む女。改訂版 | 2005/11/25 4:51 PM |
桃 姫野カオルコ
桃 ■やぎっちょ書評 いきなりですが、本文から。 「桃はむずかしい。いくつかの点でむずかしい。」 この官能的?なはじまりの文章。その後を読むまでもなく、そうなんだよ、桃はむずかしいんだよと全面肯定。 「そもそも、桃はきれいなのがよくない。 香りもきれ
| "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!! | 2006/08/12 12:28 PM |