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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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もう切るわ [井上荒野]
4770410557もう切るわ
井上 荒野
恒文社21 2001-10

一人の男と、二人の女。女の一人は男の妻であり、もう一人は愛人。ある日男は病におかされ、死期を宣告される。三人の関係は…。

読み始めて最初のうちは、二人の女が自分のことを交互に語っているのだということに気付かず、大変わけがわからなくなりました。時系列すら混乱するしまつで、え?なにかひっかけ?!とか思っちゃいました。(なんのひっかけでもありませんでした)。わかってからもなんだかもやもやした気持ちで読んで、なんだよーと思っていたのですが、読み終えてあとがきを読んだとき、自分が井上さんの仕組んだ通りにこの物語を読んでいたんだなぁということに気付きました。やられました…。

お話としてはそんなに好きな感じではないのですが、「やられた」感はたっぷりの本でした。

あとタイトルは印象的なんですけど、文中のその部分があんまり印象に残らなかったかな…とか思いました。ちょっと残念。

ただひとつ、「愛人」であった彼女の、こんな告白が心に残りました。

そうしてあたしが歳さんを覚え、歳さんがあたしを覚えていく過程を辿ることもできるけれど、でも、それがどこへ向かっているなんて考えたことはなかった。あたしは混乱する。歳さんがあたしを好きでいてくれる「今」だけが、あたしには重要だったのだ。それだけがいつまでも続けばいいと思っていた。1に何回1をかけてもずっと1のままのように。そんなふうに隔離された時間の中に生きてじゅうぶん幸福だったのに、ふいに1が2になって、2が3になる時間が侵食してきたのだ。そして3の次は4、そうやってあたしを連れて行くにもかかわらず、その時間には未来がない。
| あ行(井上荒野) | comments(2) | trackbacks(1) |
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コメント
ちえこあさんの言うとおりですねー。
タイトルがどういう意味だったか、
今となっては、私、すっかり忘れちゃいました・・・。
あれ、全体的に・・・忘れたかも(笑)
| ゆうき | 2006/02/22 2:47 PM |
そういうものですよね(笑)。
きっと三日たったら私も忘れてます…(汗)。
| chiekoa | 2006/02/24 5:54 PM |
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▲ もう切るわ 井上荒野 
もう切るわ井上 荒野 光文社 2004-10by G-Tools ネタバレあり! 一人の男がいて、彼は不治の病におかされ、死期を宣告される。彼には「妻」と「愛人」がいる。この「妻」と「愛人」が交互に、彼が死に至るまでの時間の、自分の物語をつづっていく・・・という小説
| IN MY BOOK by ゆうき | 2006/02/22 2:37 PM |