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沖で待つ [絲山秋子]
4163248501沖で待つ
絲山 秋子
文藝春秋 2006-02-23

この本はまた…すごいです。芥川賞を受賞した「沖で待つ」もすごいんですが、その(なぜか)前に収録されている「勤労感謝の日」もすごかった。『ニート』の衝撃をそのまま持ってきて、さらに追い討ちをかけるような衝撃をうけました。

無職で三十六歳の女性がお見合いをする「勤労感謝の日」。ひと言で言うと…なんて男らしい!かっこよくて惚れそうです。いや、ちゃかしているわけではなく、ほんとうに。これをあの絲山さんが書いているのだと思うと、妙に納得というか。この生々しさは、なんでしょう。お腹の底から感じるものがありました。すごいです。

そして表題作(なのになぜか後半に収録されている)「沖で待つ」。本の紹介には「仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く」って書いてありましたが、なんか、私が読んで感じたものはそんなものじゃなかったなぁ。じゃぁ何?って言われると、全然説明できないんですけど…。でも、「信頼と友情」とか、そんな軽い言葉で表せるような、そんなものじゃなかったと思います。もっと、もっと…リアル。だって「星型ドライバー」ですよ?もうこれだけでぐっときちゃいます…。

というわけで、絶賛です。最高です。とても素晴らしかったです。ぜひたくさんの人に読んでいただきたく。『ニート』でひかれちゃった方にも、だまされたと思ってぜひ手にとっていただきたく。清き一票をよろしくお願いします!(←?)

この装幀の男らしさにも、一票…。
| あ行(絲山秋子) | comments(25) | trackbacks(18) |
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コメント
ほんとうに男らしく潔い、って感じでしたね。
見かけの女々しさ(?)を削ぎ落とした女性という感じがしました。
どちらの主人公も。
| ふらっと | 2006/03/20 1:19 PM |
いや〜、やられました。
それこそ心に海の波のように打ち寄せてくる本でした…。

私はこういう女性にはなれない気がするんですけど、
でもあこがれます…。絲山さん、かっこよすぎる!
| chiekoa | 2006/03/20 5:51 PM |
トラックバックさせていただきました。
初絲山さんでしたが 読んでよかったぁ!
| ゆーらっぷ | 2006/03/22 8:58 AM |
ゆーらっぷさん、これが初でしたか!
他にもいろんな、ほんとにいろんな作品があるので、
ぜひぜひ読んでみてください。
これは好み、とか、これはちょっと…とかあるかもですが、
それもまた読書の楽しみ!ということで…!
| chiekoa | 2006/03/22 5:23 PM |
はじめまして。TBさせていただきました。
この頃の芥川賞はわけのわからないのが多くて避けていましたが、今回は読んでよかった。「ニート」も読んでみます。
| | 2006/03/27 6:28 PM |
竹さん、こんにちわ!
遊びにきてくださってありがとうございます。
私も芥川賞って、今までずっと苦手で、
このまま永遠に苦手かと悲しく思っていましたが、
ちょっと明かりが見えてきた気持ちでうれしいです。
少なくとも、受賞前から好きで読んでいた作家さんが
受賞したことが初なのでとてもうれしいです。
『ニート』も読んだら感想聞かせてくださいね!
| chiekoa | 2006/03/27 6:32 PM |
どちらの主人公も糸山さんをイメージして読みました。
自分の感情に素直に生きていて潔い。
「ニート」で痛い目にあったので
今回は恐る恐る読んだのです。
「勤労感謝の日」のトイレに行くあたりが
危ないかなぁと思いましたが
この緊張感も嫌いではないです。
| なな | 2006/03/29 9:01 PM |
芥川賞受賞決定後の文壇飲み会で、高樹のぶ子に「あんた、誰?」と聞き、不用意な発言で激怒させた山田詠美に帰り際「おぼえてろよ」と捨てぜりふを吐かれれば、「お前もな」と言い返したという勇者・絲山さん…(という噂を某所で耳にしまして)。

やっぱり男らしいっ!イメージぴったりですよね。惚れそうです!
| chiekoa | 2006/03/30 5:28 PM |
ホントですか?それはすごい!
女の中の男ですね。惚れ惚れします。
| なな | 2006/03/30 7:20 PM |
えええ!絲山さんそんな武勇伝まであったとは!
すごいなぁ・・・。ほんと男らしいです。完全に惚れてしましました。
| june | 2006/03/30 10:31 PM |
ですよねですよねっ!
胸の前で手を組んで「うっとり」しちゃうくらいですよね!
かっこいい…。愛が深まりました。
| chiekoa | 2006/03/31 6:59 PM |
こんにちは。
また、お邪魔しました。
大学図書館にあったので、気になって読んでみました。
芥川賞作品って初めて読みましたね。
とても素敵でした。
最初の作品は、女性の心情に共感できましたし、2作目は同期がいたら、こんな感じなのかなぁって思いました。
これからも読んでいきたい作家さんです。
| 苗坊 | 2006/04/23 5:15 PM |
初芥川ですか!私はいろいろ読んでましたが、いまいち好きになれる作品(作家さん)がおらず、私には芥川賞はあわないのね…と思っていたところを、裏切ってくれた作家さんです。他の作品もこれから楽しみですよね〜!
| chiekoa | 2006/04/24 2:55 PM |
「ぱんどら日記」へトラックバックありがとうございます。

お見合いの場面が面白かったですね。

じつは私も経験ありますけど、「この人がお見合いの相手でなければいいのにな」と思う人が、みごとにお見合いの席に来ちゃうんですよね(笑)。
| ぱんどら | 2006/05/03 11:16 AM |
おぉ〜お見合い経験者の言葉が!
私のところには話すら誰も持ってきてくれません。ひどい…お年頃(やや過ぎ?)なのに…!「お見合いの相手でなければいいのに」っていうのは、友達だったら…とかそういう感じでしょうか。あぁ、この際それでもいいから一度くらいお見合い…誰か話持ってきて〜…。
| chiekoa | 2006/05/04 2:38 PM |
えーと……お見合いの相手でも困るし、友達としてもムリっぽい、そういう感じでした……(汗)(汗)(汗)。
| ぱんどら | 2006/05/13 6:06 PM |
なるほど、「どこまでも無理!」ってことですね(笑)。
なかなか上手くいかないものですね〜。ままならないわ、人生っ!
でも誰か一度くらい…持ってきてくれても…(笑)。
| chiekoa | 2006/05/15 7:19 PM |
あー私もカジュアルお見合い?みたいなのを551蓬莱系列のレストランで(大阪の人間ならいかにカジュアルかわかると思うが)やりましたけど、ひどいのが来ましたよ〜。見た目はともかく人間として最低でした。友達なんてとんでもない!(怒。けっこう迷惑被りました)ま、でも一度やってみて下さい。(笑)
| ざれこ | 2006/06/07 1:49 PM |
おぉ、ざれこさんも!
やってみたいんですよ〜、
でも一人じゃできないんですよぉ(涙)。

えーとここを読んでいる皆さん、
何かあれば、ぜひ、どうぞよろしく!
| chiekoa | 2006/06/08 12:30 PM |
そういえば思い出しました。

友達のお母さんの段取りで、かなりカジュアルなお見合いをして、わりとイイ感じの殿方でしたが……

「ふぉっふぉっふぉっふぉっ!」と、まるでバルタン星人みたいに笑うんですね。

これはNG……と思いながら、お寿司屋さんに行ってウニをいただいてきました。

先方も私のことはしっかりNGだったみたいです(笑)。
| ぱんどら | 2006/06/09 11:20 AM |
同じく芥川賞とは相性のよくないわたしですが,この作品は好きでした。そしてchiekoaさんが書かれてた絲山さんの武勇伝にもホレボレ。「お前もな!」,いい言葉だ!!(笑)
| まみみっくす | 2006/06/27 8:56 PM |
すごい、まみみさん、コメントまで読んでくださっている(笑)。ありがとうございます!惚れちゃいますよね…アニキ!ついていきます!
| chiekoa | 2006/06/28 6:26 PM |
「勤労感謝の日」、職場でお昼の休憩時間にサラっと読みました☆

小気味よいテンポの筆致で、臨場感あっていいですね〜。
世の中を皮肉ってる感じが、また、なんとも爽快!
言葉の表現力にもセンスを感じます。。。
お見合いって、面白い小説を描くときの格好の材料になりそうだな〜なんてことを思いました。(笑)

絲山作品、他は未読なのですが、特におすすめってありますか??
| sayuri | 2006/11/17 2:23 PM |
sayuriさん、確かにあれはさらっと読めますね!いやー、大好きです、あの感じ!

他にオススメ…いろんな味があるのですが、個人的に好きなのは長編なら『袋小路の男』でしょうか。恋愛モノです。出会いの一冊は『逃亡くそたわけ』でした。これもなかなかの…。短編集なら『ニート』もあります。これは賛否両論あるようですが…(笑)←笑いの意味は読めばきっと…!
| chiekoa | 2006/11/17 5:16 PM |
“お見合い”で思い出しました。 奥田英朗さんの「東京物語」。
この作品の中に、お見合いをモチーフにした“彼女のハイヒール”という章があるのです。 おすすめですよ〜。
その前(後?)の“レモン”という章も、これまた甘酸っぱい読後感があり、お気に入りです☆

個性派キャラが活躍する、伊良部シリーズや「サウスバウンド」のような作品も楽しいのですが、こんなふうに等身大の青春小説を描いても、奥田さんならではの筆力を感じますね。
もし、機会がありましたら、ぜひ。
| sayuri | 2006/11/20 9:57 AM |
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