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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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ペダルの向こうへ [池永陽]
4334924859ペダルの向こうへ
池永 陽
光文社 2006-01-21

心と体に重い傷をかかえ、東京から沖縄へ向かって自転車で出発した洋介と隆。行く先々で、彼ら父子がめぐり合った人々との交流を描く物語。

連作短編集のような形になっています。母と一緒に自動車事故に会い、母は死に、自分は右足を切断して義足の生活となり、引きこもりになってしまった中学一年生の隆。妻と息子が事故にあったとき、嘘をついて若い恋人と体を重ねていた洋介。妻の故郷である沖縄へ自分たちの手で遺骨を届けようともちかけ、旅に出る二人。

読み出してから思い出したのですが…この作家さんの、こういう連作短編の、毎回のお約束の「説明」が苦手なのでした、わたし。上に書いたようなことが説明として書かれるわけなのですが、それがこう…またですか、というか、知ってますというか。説明されるたびにうんざりしてしまう自分がいるのです。ごめんなさい。全然違和感なくそれが書ける作家さんもたくさん知ってるんですけど、この方の説明はなんか…苦手なのです。(以前に『殴られ屋の女神』で同じこと思ったのに、すっかり忘れてました…。)

そして毎回なんというか、お約束どおりというか、彼らが誰かに出会って、その人もまた心に問題を抱えて生きていて、いろいろあって、泣いて笑ってめでたしめでたし(ではない場合もあるのですが)…というのが、毎回毎回繰り返されるので、ちょっと水戸黄門状態?とか思ってしまいました。ほんとすいません。

あ、でもその中でも「震災の少年」はよかったです。すごく。ただそれ以外が…ちょっと…毎度同じすぎないですか?という感じが否めなくてですね。雑誌の連載で月に一回ずつ読むのならばいいのでしょうが、こういう本の形でまとめて読むとどうも。(前述の「説明」もしかりでしょうが。)

まとめて一冊にするんだったら、加筆訂正しないのかなぁ…とか思ったりしました。なんとなく。心が乾いてます?私…。
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コメント
これ読みたかったんですよね〜
俺も毎回の説明ダメです^^;
「ベンチで賢者は思索する」とかでもそうでした・・・
何冊も一気に読んでる人にはいいのかもしれないけど、普通に読む人にとってはなかなかの苦痛ですよねw
| ペックル | 2006/03/30 4:52 PM |
chiekoaさんと同じです。
水戸黄門かと思っちゃいました。
「説明」も1冊の本として読んでいる人のために
やはり「加筆訂正」するべきですよね。
え?乾いてるの…
| なな | 2006/03/30 7:24 PM |
ここのブログすごいっ!(「っ」は重要な要素です)
立ち読みしました。さらさらと読めました。タイトルと表紙にむちゃくちゃ惹かれ。内容は、たしかにステレオタイプですよね。すべての短篇が。ただ、もし、そこに意味があるのだとしたら、そして、それがペダルをこぐこととなにかしら接触するのだとしたら、もしかしたら面白い企画なのかもしれません。と。
| ひからびた胎児 | 2006/03/31 1:40 AM |
ななさんのところを読んで、あまりにも同じ感想を書いているのでびっくりしました!パクったんじゃないですよ〜。シンパシーですよ〜(笑)。

ひからびた胎児 さん、はじめまして。
なるほど、そういう読みは…深いですね!
あきるほどの繰り返しから生まれる何か…ですね。
うーむ。すごい!
| chiekoa | 2006/03/31 7:01 PM |
はじめまして。
TBさせて頂きました。
以前、新聞で紹介されてるのを見て読んだのですが、やはり結末がどれも美しすぎる印象があって素直に感動できないんですよね。
ちょっと国語の教科書みたいでした。

震災の話だけはホロリときましたけど。
| 桃鳥 | 2006/04/05 12:09 AM |
桃鳥さん、はじめまして!
トラバありがとうございました!
なんかこう、求めているものが違ったのかなぁという感じです。こういう美しい結末を愛する人もいるでしょうし。私はもうちょっとひねったほうが好き(性格がひねてるから?)なんですけど。そういう点で「震災の少年」はぐっときました。あれはいいです。うん。まぁ全編あれになっちゃったらそれもまた…ですけど(笑)。
| chiekoa | 2006/04/05 4:40 PM |
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