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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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ぼくのメジャースプーン [辻村深月]
4061824783ぼくのメジャースプーン
辻村 深月
講談社 2006-04-07

「ぼく」は小学四年生。不思議な力を持っている。忌まわしいあの事件が起きたのは、今から三ヵ月前。「ぼく」の小学校で飼っていたうさぎが、何者かによって殺された…。大好きだったうさぎたちの無残な死体を目撃してしまった「ぼく」の幼なじみ・ふみちゃんは、ショックのあまりに全ての感情を封じ込めたまま、今もなお登校拒否を続けている。笑わないあの子を助け出したい「ぼく」は、自分と同じ力を持つ「先生」のもとへと通い、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。「ぼく」が最後に選んだ答え、そして正義の行方とは!?

うーん、やられましたね。すごいなぁ辻村さん。どんどん上手くなるというか、今度はこう来たか!というか。読むたびに好きになっていきます。

物語は最初から最後まで、小学四年生の「ぼく」の一人語りです。これが…もうむちゃくちゃ胸を打つというか、痛いというか。こんな小さな子に、こんな試練を、難しいことを、きついことを!って。大人の私だって立ち止まってしまいそうな、くらくらしてきそうな、そんなことを、こんな小さな子が!って。もう、ほんと読んでて苦しかったです。

心の中にある、この行き場のない思い、怒り。なんとかしたい、なんとかしなくちゃいけないけれど、でもどうしたらいいのかわからない。何が正しいのか、正解なのか、難しくて難しくて、答えなんか出ないよ!って私が投げ出しそうでした。でも彼は投げ出さないで、ちゃんと真正面から取り組んで、そして考えて考えてちゃんと自分で結論を出すのです。りっぱすぎます。うぅ…。

そしてこのお話は、『子どもたちは夜と遊ぶ』の続編としての役割も果たしています。あれがここでこう繋がるなんて!最初から考えて書いていらっしゃったんでしょうか。いやはや、びっくりしました。

ラスト、出典のページの挿絵に希望を託しつつ…、彼らがなんとか生きていってくれることを、幸せになってくれることを、祈ってやみません。
| た行(辻村深月) | comments(10) | trackbacks(13) |
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コメント
「ぼく」なけなげでしたね。大人だってここまでは考えられませんよ!

初辻村さんだったのですが、どんどん上手くなってるんですね。って事は遡って読むと色々アラが見えてくる?

続編?秋先生の所に通うお姉さんですか?
とりあえずその本は読まないとです。
| なな | 2006/06/05 10:23 PM |
けなげっていうかなんていうか…うぅ(涙)。もう!ほんとに!

アラが見えてくるというか…アラというか稚拙さというか、いや、それにしても上手いは上手いんですけど。「今度はこうきたか!」っていうのがすごくて、すごいなぁって思ってます。これからがほんとうに楽しみです。

そう!続編というか、後日談というか、そういう感じなのです。あぁ、先に読んでくださいって言えばよかったぁ〜おおお。(←後悔の雄たけび)。いや、後から読んでも問題はないですけど(全然違う話ですし)…でもあっちを読んでからこっちの方が「おぉ!」感(なんだそれ)があるかなぁと思って。うぅぅ。
| chiekoa | 2006/06/06 12:24 PM |
> こんな小さな子に、こんな試練を、難しいことを、きついことを!

私もそう思いました。
なんか、容赦がなかったですもんねー。
胸が痛くなってしまいました。
たぶんこの本の中では「ぼく」は著者本人なんだろうなあ、って、
思ったりもしました。だから、必要以上に厳しくもなるし、
追い詰めたくもなってしまうのかなあって。
| ゆうき | 2006/06/27 11:34 AM |
なるほど、自分自身ですか。そうかもですね…。それにしてもこれといいデビュー作といい、いったい辻村さんってどういう方なのでしょうか…。なんとなく個人的に興味がわいてきました。一度お話ししてみたい!
| chiekoa | 2006/06/27 1:00 PM |
こちらのブログで「子どもたちは〜」の続編だって知りました。気になる作家の作品は発刊順に!!(←再度自分に言い聞かせ)。くぅぅ。
| まみみ | 2007/02/17 7:43 PM |
 はじめまして。
 初めての辻村作品だったのでした。とりあえずもう一冊、読むとしたら『凍りのくじら』かなと思ったのですが(一冊なので(^^;)…。 『子どもたちは夜と遊ぶ』とつながってるんですか? う〜む、そういうのに弱いというか気になる…。
| higeru | 2007/03/13 12:30 AM |
まみみさん、あ、コメントお返事抜けてました…すいませんっ!
そう、気になる作家の作品は順番に…。伊坂さんでも痛い目にあってます、私(笑)。

higeruさん、はじめまして!
これが初でしたか。繋がっているというか…、こっちを読んでて「あれ?」って思ったことがあったら、それは『子どもたちは』の頃の話なんですよ。こっちとは全然違うお話ですけど、私はあれがこう繋がってくると予想してなかったのでたいそうびっくりしました。いや、読めって話じゃないですけどね、あわわ。最新作もオススメですし。いや、読めって話じゃないですけどね、あわわわわ。
| chiekoa | 2007/03/13 12:46 PM |
読んでいてつらくて、苦しかったです。あまりにもつらい試練ですよね。10歳の男の子なのに。救いのない悪意に立ち向かっていく少年の姿が痛々しく、でもかっこよかったです。正しい答えではなかったかもしれないけど、かっこよかった。必死に向き合い、立ち向かっていく姿が。何度も泣かされました。
| ツヨシ | 2007/04/05 5:10 PM |
ツヨシさん、そうなんですよ〜。もう健気で…。でもそう、その姿勢が素晴らしいってことですよね。この本は近々前の作品とあわせて再読したい一冊です。
| chiekoa | 2007/04/05 6:27 PM |
chiekoaさん、こんばんは!
辻村さんの作品初めて読みました。
何で今まで読んでなかったんだろう〜。
気になる作家さんがまた一人!
読破目指して頑張ります♪
心理描写が上手いから「ぼく」と一緒になって、
難問に頭をひねりました〜
(でも、途中で許容量オーバーになってしまいました(^_^;)
あきらめずに考えに考え抜いた「ぼく」に
よく頑張ったね〜と声をかけてあげたいですね!
| エビノート | 2007/04/19 10:56 PM |
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