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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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金春屋ゴメス [西條奈加]
4103003111金春屋ゴメス
西條 奈加
新潮社 2005-11

日本にありながら、自治独立の国である「江戸」。鎖国体制をひいており、入国するには300倍とも言われる倍率の抽選を勝ち抜かないといけないその江戸へ、裏口入国を果たした大学生の辰次郎。江戸での彼の身請け先は、容貌魁偉、冷酷無比、極悪非道、厚顔無恥、大盗賊も思わずびびる「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった。ゴメスから辰次郎に課せられた使命とは…。

面白かった〜です。何も知らずに読み始めたので、最初の設定から度肝を抜かれた感じでした。舞台は近未来の日本(たぶん)に存在する「江戸」!近未来江戸小説ですよ。すごい発想ではないですか。科学を廃し、自給自足の、江戸時代そのものの暮らしをする人々が集う国。電気もないし、車もないし、抗生物質もないのです。でも…なんだかちょっと、私もあこがれてしまいました。この国のあり方と、この国に暮らす人々の心意気と。両方をかっこいい!と思いました。月並みですけど、忘れてしまった大切なものが、ここにはある気がします。

とにかく、一気に読ませます。特に後半、息もつかせぬ展開で、なかなか本が置けませんでした。考えてみれば、テーマは暗いのかもしれません。人の心の弱さや、悪意。それに翻弄されてしまう人と、逃げずに真正面から立ち向かう人と。胸が痛みながらも、その姿はとてもすがすがしかったです。

しかし西條奈加さん、これが「ファンタジーノベル大賞」受賞作でデビュー作。ほんとうに新人の筆力ですか??すごいなぁ。なんか続編とか出てもいいと思うんですけど…。いかがでしょうか??(って誰に?)
| さ行(その他) | comments(8) | trackbacks(7) |
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コメント
ほんとうに面白かったですね。
まずこの着想の突飛さに驚かされ
驚いたにもかかわらず
江戸国にすっかり魅せられてしまいました。
| ふらっと | 2006/06/14 5:09 PM |
江戸…いいですよね。
タイムマシンがあったら江戸時代に行きたい(正確に言うと幕末に行きたい)私としては、かなり心ひかれる設定でした。
| chiekoa | 2006/06/15 12:52 PM |
決して両手を挙げて傑作と誉めそやすほどではないのですが、いい作品でしたね。
”江戸”の成った理由がうまかったですね。これは続篇を期待したいです。でも、ゴメスはどうなんだ?
| すの | 2006/06/17 11:53 AM |
ゴメス!いいじゃないですか!乙女じゃないですか!私は好きです〜。続編ではもっと大暴れしてほしいなぁと思ってるのですが、いかがでしょうか?!
| chiekoa | 2006/06/19 4:03 PM |
ゴメス、気になる存在です。続編で過去がわかったら面白いのにってちょっと期待してます。実写版ゴメス、見てみたい気がします。


「ファンタジーノベル大賞」はやっぱり注目すべき賞ですね。
| なな | 2007/01/25 10:27 PM |
ななさん、そうですね、この賞の受賞作はみななかなかのクオリティ!しかし作品が少ない方が多いような…気のせいかしら。新しい賞だからかしら。もっともっと書いて欲しいものです!

実写版ゴメスは…CGですか?!(笑)
| chiekoa | 2007/01/26 5:37 PM |
面白かったです! タイムトリップじゃなく日本に今あるって言う発想が面白いですね 今もあるからどちらを選ぶかって言うのがあって
ゴメスの会話って言うのがなかったから(あばれるばかりで)次作の活躍が楽しみです
| きりり | 2007/02/05 12:50 AM |
きりりさん、そうですねー。新しい発想かも!!
ゴメスは…続編ではしゃべってたかしら、どうだったかしら。
少なくともやっぱりあばれてはおりましたが(笑)。
楽しみに読んでくださいね!
| chiekoa | 2007/02/05 3:02 PM |
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