プロフィール
chiekoa

呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
カレンダー
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>
カテゴリー(作家さん別)
過去の読書日記
このサイト内を検索
OTHERS
  管理者ページ
  RSS1.0
  Atom0.3
<< 流れ星が消えないうちに [橋本紡] | Top | 象の消滅 [村上春樹] >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - |
ひなた [吉田修一]
4334924832ひなた
吉田 修一
光文社 2006-01-21

新堂レイは、誰もが知っているブランド、Hの広報に就職したばかりの新卒。昨年、元同級生の大路尚純と偶然再会して付き合い始めた。尚純は一浪でまだ学生、文京区小日向の実家に家族と暮らしている。その実家に兄浩一と兄嫁の桂子が引っ越してくるという。兄嫁はファッション誌の副編集長だ。浩一には離婚しそうな友人、田辺がいる。田辺はいつも日曜の午後浩一に電話をかけてきては浩一を連れ出していく…。
一組のカップル、一組の夫婦、そして一人の男の物語。さらけださない人間関係。

レイ、尚純、浩一、桂子の四人が入れ替わり立ち替わり語り手になって、春、夏、秋、冬と物語が進みます。「彼女」「彼」「夫」「妻」。誰かが誰かを見たときのその「姿」と、その本人自身の思う自分の「姿」と。立場がかわると物事や人というのはかくも見え方が違うものよ…としみじみ。

なんというか、読み終わると非常に不安になる小説でした。っていうかここで終わりですか?!あぁ…この「置いてけぼり」感が、でも逆にすごくリアルでした。この日常。人生って、こういうものですよねぇ…とまたしみじみ。

ちなみにこの小説、もとは「JJ」(歯医者さんでくらいしか手に取らないなぁ)に連載されていて、そのときのタイトルは「キャラメルポップコーン」だったそうですが、この改題は…大正解だったと思います。はい。
| や行(その他) | comments(11) | trackbacks(7) |
スポンサーサイト
| - | - | - |
コメント
>立場がかわると物事や人というのはかくも見え方が違うものよ…としみじみ。

これ、まったくですねぇ。
そして、円満に見えても積もり積もるものはあるのだなぁと
そちらもしみじみ思いました。
| ふらっと | 2006/06/21 6:49 PM |
ふらっとさん、そう、なんだか妙にしみじみしてしまいますよね…。これと「JJ」がまったくリンクしないんですけど?!連載中はどういう評判だったのか、ぜひ聞いてみたい…。表紙もなんだか不思議です。なぜ?
| chiekoa | 2006/06/21 7:03 PM |
chiekoaさん、こんばんは♪
『ひなた』どうでした?
ちょっと最後が曖昧なところが“よっしゅう”のいいところです。
恩田さんもそういえば曖昧だよね(笑)

最近、川上さんの『夜の公園』を読んだんだけど、この小説に似ている部分があります。
いわば不倫の部分なんだけど、この作品の桂子の場合はたとえ不倫していても素敵に映るんだよね。
でも川上さんの作品の場合は許せないということはないけど、受け入れがたいですわ。

これはやっぱり作家の相性というかイメージ的なものなのかなと思ったりしております。

タイトルの改題は本当に良かったです。
私はJJが光文社ということも知りませんでした。
集英社か講談社かなと思ってましたよ(爆)
| トラキチ | 2006/06/22 12:43 AM |
>「置いてけぼり」感

ほんと、そうですね。
もう1年くらい続けてほしかった気もします(笑)。
ふだん意識せずに使い分けていることを、こうして小説で読むと
日常がドラマチックに感じられるような気がします。
表紙は平凡な家庭の象徴・・・なのでしょうか?。
| 藍色 | 2006/06/22 4:40 PM |
トラキチさん!ありがとうございました〜。
"よっしゅう"(笑)、芥川とってたんですね!
おー、知らんかったですよ…。
あ、JJって光文社だったんですか?今知りました(笑)。
だって!縁がないんですもの!

藍色さん、もう1年経つと…どうなっちゃうんでしょうね。
普通にレイと尚純が別れているような気がしてなりませんが(笑)。
表紙は…なんでしょうね?ぜひお聞きしたい…。
| chiekoa | 2006/06/22 5:11 PM |
言われて気づきましたが,確かに表紙が不思議ですよねぇ。なんなんだこれ。
そしてJJ読者の反応も本当に気になります。今までの連載作品を知りませんが,結構異色だったんじゃないかなあ。改題も大正解だと思います。その大幅な改訂っぷりにちょっと笑いましたが。
| まみみっくす | 2006/06/24 5:12 PM |
っていうかもしかして私のブログお友達たちはみな「JJ」なんて読んでいないのかしら…(笑)。仲良くなれそうでうれしいです。
| chiekoa | 2006/06/26 1:09 PM |
改題前が「キャラメルポップコーン」とは!
確かに「ひなた」じゃJJ読者は読まないかも・・。
(勝手に読者は派手な女子大生と想像してますから 笑)
かろうじてHの広報や雑誌の編集という仕事でひっぱれるかなと。
| june | 2006/06/29 10:40 AM |
JJ読者に対する多大な偏見がある私です…(笑)。
いかんいかん!!
でも「キャラメルポップコーン」な感じは全然しなかったですよね、いや、登場はしてましたけど(笑)。
| chiekoa | 2006/06/30 2:49 PM |
なんか結末のない物語でした。
もっと先を読みたいぞ〜って終わり方でしたね。
結局この4人はどうなるのか?
非常に気になるところです。
| す〜さん | 2006/09/09 11:03 PM |
人生に結末はないぜ!っていうのがテーマなんですかね。読者としてはこう、心がもやもやするんですが(笑)。
| chiekoa | 2006/09/11 1:15 PM |
コメントする








on
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。
この記事のトラックバックURL
 
トラックバック
最近の主な仕事。
■ Men's JOKER (メンズ ジョーカー) 2006年 07月号 ・巻頭ほかファッションページ。 ■ MEN'S CLUB(メンズクラブ)2006年 07月号 ・カタログページ、連載「達人の履歴書」。 ■ All About「forM」 ・「小物で魅せる、エレガント・プレッピー」ほか et
| § sarasouju.com § | 2006/06/21 3:38 PM |
ひなた*吉田修一
☆☆☆・・ ひなた吉田 修一 (2006/01/21)光文社 この商品の詳細を見る 一組のカップル、一組の夫婦、 そして一人の男の物語 さらけださない、人間関係 芥川賞受賞直後、JJという舞台で著者が試みたこと  ――帯より こ
| +++ こんな一冊 +++ | 2006/06/21 6:46 PM |
<面白い>『ひなた』 吉田修一 (光文社)
ひなた吉田 修一 / 光文社(2006/01/21)Amazonランキング:位Amazonおすすめ度:Amazonで詳細を見るBooklogでレビューを見る by Booklog “都会人の持つ空虚感”を的確に描写。 この作品は雑誌“JJ”に連載されていたものを大幅改稿したもの。 やはり女性読者を強
| 活字中毒日記! | 2006/06/22 12:31 AM |
ひなた、吉田修一
カバー写真は安村祟。 1996年「Water」で文学界新人賞最終候補。1997年「最後の息子」で、第117回芥川賞候補。2002年「パレード」で第15回山本周五郎賞受賞。「パーク・ライフ」で第127回芥川賞受賞。
| 粋な提案 | 2006/06/22 4:41 PM |
「ひなた」 吉田修一
ひなたposted with 簡単リンクくん at 2006. 3.18吉田 修一著光文社 (2006.1)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る
| 今日何読んだ?どうだった?? | 2006/06/24 4:56 PM |
「ひなた」吉田修一
ひなた よっしゅう(伊坂さんの真似です♪)の本は、何気ない日常を描いたものだと思っていると、思いもしないところで闇を覗くことになったり、軽やかなのにどこか不安な気持ちにさせられます。そして、その不安さや、ざらりと残る感覚がまた妙に気になるのです。こ
| 本のある生活 | 2006/06/29 10:46 AM |
ひなた    〜吉田 修一〜
男女4人がそれぞれ話しを進めていく。 春夏秋冬で1年間をそれぞれがそれぞれの立場で 他の3人と周りを取り囲む人々の現状も踏まえながら話を続けていく。 それぞれが何かしら不安や悩みを抱えながら、 日々の生活
| My Favorite Books | 2006/09/09 11:14 PM |