「ねじ巻き鳥と火曜日の女たち」「パン屋再襲撃、「カンガルー通信」「四月のある朝100パーセントの女の子に出会うことについて」「眠り」「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」「レーダーホーゼン」「納屋を焼く」「緑色の獣」「ファミリー・アフェア」「窓」「TVピープル」「中国行きのスロウ・ボート」「踊る小人」「午後の最後の芝生」「沈黙」「象の消滅」を収録。
初期短編集なのにほぼ全作品が「未読」だったという私ですが…。読んだことがあったのは「ねじ巻き鳥」だけで、でもこれって短編だったんですか?知らなかった。わたしはこれを『ねじ巻き鳥クロニクル』で読みましたです。
まぁ、とりあえず、村上さんの作品は読むものであって感想を書いたり述べたりするような本ではないということで(?)、ちょっと思ったことだけを…。
・「渡辺昇」あるいは「ワタナベ・ノボル」はちょこちょこいろんなところに登場している。
知らなかったなぁ。でもきっとファンの間では常識なんでしょうね。最初は「同じ人?!」とか思って一瞬混乱しました。違う、と。で、ちょっと調べてみましたら、これはイラストレータの「安西水丸」さんの本名だそうです。へぇ〜!本を読んでるときは「村上さんは「渡辺昇」って人がきっとプライベートで個人的にキライなんだわ…」と思っていたのですが、なんだ、愛情の裏返しでしたか!(そりゃそうだ)。
・村上さんの作品に出てくる人たちはみな結婚が早い。
ご本人の体験からですか?28歳で結婚6年目とか、やめてほしいんですけど、えぇ。
この本は、電車で誰かが読んでたら、表紙にカバーがかかっててもわかりますね!それにしてもあまりにも黄色いので、私はこの本のタイトルを思い出そうとすると、「黄色い象…だっけ?」と最初に思ってしまいます。違う、と。