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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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雨のち晴れ、ところにより虹 [吉野万理子]
4103006323雨のち晴れ、ところにより虹
吉野 万理子
新潮社 2006-07-20

湘南を舞台に、親子・友人…様々な人間関係を描く、六つの物語。「なぎさ通りで待ち合わせ」、人気予備校講師の母と高校生の優花の物語「こころ三分咲き」、どうにも不幸続きで厄払いに行こうと思い立った由衣の物語「ガッツ厄年」、ホスピスに入っている須藤の物語「雨のち晴れ、ところにより虹」、空にあこがれる少年、雄貴の語る「ブルーホール」、学生時代の親友の結婚式にのぞむ佳苗の物語「幸せの青いハンカチ」が収録されています。

短編集…と一口にくくってはいけないのかもしれません。よく目次を見ればそれぞれの「短編」のタイトルの前には、「第一話」「第二話」の文字があるし、それに…この物語には全編を通じて、直接的、間接的に登場する一人の女性がいるからです。とても印象的な、女性が。

最初はよくある連作短編かなぁと思って読んでいました。最初の話にちらっと出てきた人が、次の作品にもまた登場して…というみたいな。でも読み進めていくうちに、それは違うかなと思いました。だってどんどん自分の中でその女性、「常盤さん」の比重が大きくなっていくんですもん。そればっかり気にしながら読んじゃうんです。でてくるかな、どうなるのかなって。

最初のお話たちを読んで、あ、この人またでてきた、あ、また登場した、と思っていた次に、彼女がほぼ主役のお話「雨のち晴れ、ところにより虹」がきて、次の「ブルーホール」には登場しないのかな、って思ってたら、あ!っと驚く「関係」がちゃんとあって。そしてラストの「幸せの青いハンカチ」に続いていく。なるほど…としみじみ感心しました。こういう構成のお話って、あんまりないんじゃないかな?読み終えたころには、常盤さんのことがとてもとても好きになっていました。

それぞれの物語、それ単独でも、とてもシンプルにいいお話たち(テレビドラマみたいにきれいにまとまりすぎかなという感はなきにしもあらずですが)なのですが、なによりもこの構成に感動してしまった私でした。

この本はゆうきさんのおすすめで読みました。さすがゆうきさん!普通だったらスルーしてしまうところの本だったと思います。ありがとうございました!

【おまけ】
最後の「幸せの青いハンカチ」で、甲子園で優勝した早実の斉藤くんのことを思い出しました。今大ブームなんですよね?「青いハンカチ」。なんてタイムリー!「青いハンカチ」で検索をして、この本を発見して買ってくれたりしないかしら〜とか思ってます。
| や行(その他) | comments(15) | trackbacks(10) |
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コメント
リンクありがとうございます♪
そうそう、ゆうきさんのオススメ本だったのですが、
ここまで素敵な本だったとは、ゆうきさんは知りませんでした(笑)
あんまり常盤さんに注目しなかったんです、わたし。
ちえこあさんといい、ざれこさんといい、さすがしっかり読めてますねー。
これは絶対に、常盤さんに注目して、再読せねばなるまい!
って感じです。ではでは〜。
| ゆうき | 2006/08/24 12:16 AM |
読み方は人それぞれですからねぇ。それもまたよし。
「青いハンカチ」効果を本気で期待しているわたくしです。
検索にひっかかるようにたくさん書こう。
「青いハンカチ」「青いハンカチ」「青いハンカチ」…。
(↑たぶんなにか間違ってます)。
| chiekoa | 2006/08/24 2:01 PM |
chiekoaさん、こんにちは。
常盤さん、なんだか尊敬したくなっちゃうような性格の持ち主ですよね。
幸せの青いハンカチで、須藤との事が書かれていたので(ロケットペンダントのくだり)、違う意味で常盤さんは幸せになれたと思うので良かったです。
でも他にも常盤さんが出てた事には気付かなかったです〜。
| 琉歌 | 2006/09/05 10:14 AM |
そう!あのエピソードはちょっと気にかかっていたり…。
だってダンナは?!とか。
まぁいっか、幸せそうだし…って勝手に思ったりしてます(笑)。
では次は「常盤さんモード」でぜひ!!
| chiekoa | 2006/09/06 1:14 PM |
わたしもchiekoaさんの文章見て、初めて「ああ、ブルーホールのつながりはここに!」と気づいた次第です。ぼんやりしてましたぁぁ。でもとーっても気持ちよく読めた作品集でした。吉野さん、どんどんうまくなってます。今後も期待できそうですね。
| まみみ | 2006/09/26 10:43 PM |
一作目と二作目でコレだけ違うのなら…次がとっても楽しみです。変にテレビ受けっぽいほうにいかないでいただきたいものですが…!
| chiekoa | 2006/09/27 5:24 PM |
「ブルーホール」自体も好きだし、表題作との繋がり方もすごくいい!と思いました。
物語もそれぞれいいけれど、構成もうまいですよね。
次回作楽しみです。
| june | 2006/10/12 10:17 PM |
そう!構成がすばらしいです!これからまたどんな世界を見せてくれるのか、楽しみですね♪わくわく♪
| chiekoa | 2006/10/13 4:38 PM |
chiekoaさん☆こんばんは
単なる連作じゃなくって、面白い構成でしたね。
常盤さんの優しさにノックアウトされてしまいました。(#^.^#)
| Roko | 2006/10/28 10:41 PM |
ひさびさに交流させている(と信じている(苦笑))ブロガーさん皆が評価している作品に対して厳しい感想となってしまいました。石つぶて投げられる覚悟です。
最後の女性の解釈ですが、これは常盤さんなのでしょうか?ぼくはてっきり違うと思ってました。
| すの | 2007/02/10 10:31 AM |
すのさん、別に普通のことじゃないですかね?それで石つぶてを投げるような人間だと思われていることのほうが哀しいんですけど。
あれ、最後の女性は常盤さんじゃない?!今手元に本がないので確認できませんが、まったく疑いもせずに読んでました…どうなんでしょう?!図書館行かなくっちゃ!
| chiekoa | 2007/02/13 12:28 PM |
あぁ、ちえこあを哀しませてしまったぁ・・・(笑)。
いや、そんな、ホントに石つぶて投げるなんて思ってませんよ。あ、いや、それは、石つぶてではなく、岩の塊っ!危ないってば、。
力もちですね。
| すの | 2007/02/13 1:00 PM |
…えーん!!!
| chiekoa | 2007/02/13 1:12 PM |
本、間に合ってよかったです。
「晴れのち雨…」と口走ったのは私です。
前日に読んでいたのに、このありさま。
こんな私ですが末永くよろしくお願いします。
| なな | 2007/03/05 9:44 PM |
恩人ななさん、ありがとうございました。
口走ったの…そうでしたっけ?(笑)
全員がわりとあやふやだったような気もします。
それもまたよし!再読の楽しみがあるということで…!
(タイトルを忘れるのはその範囲なのかしら?!)
| chiekoa | 2007/03/07 4:04 PM |
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