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エバーグリーン [豊島ミホ]
4575235555エバーグリーン
豊島 ミホ
双葉社 2006-07

シン15歳、アヤコ14歳。中学校の卒業式の日に、二人が交わした約束。「お互いに夢をかなえて、10年後に、ここで会おう」。そして10年の月日が流れ…。

これはまた…えらくさわやかな王道の青春小説でした!ストーリー的にはものすごく予想通り(私の好みではないにせよ…)のところに着地してましたが、それがいいんだろうし、そしてなんというか、そこで語られる彼らの「心境」のリアルさが上手いなぁ!という感じでした。まぁまぁ満足。

個人的には前半が好きです。『檸檬のころ』にも出てきそうな、地味で普通な中学生。あのくらいの頃に自分が感じでいたこと。「自分」という世界が全てだったあの頃。あぁ、わかるなぁという感じ。胸が痛くなりますね…。今となったら笑っちゃうくらい、まっとうに青臭かったんですけど。

10年後、彼らがそれぞれ24歳、25歳になった後半がいまいち物足りなかったのは、作者さん自身がまさに彼らと同じ歳だからかな(そもそもだからこういう年齢設定になったのかな?)、とは思いました。真っ只中にいたらわからない、過ぎ去ってからの方がわかることって、ありますよね。私はもうこの年齢は過ぎ去ったので(!)。

いやでも決して悪いわけではなく、読んでいて一番心が痛かったのは、その後半のこんなシーンでした。街中にあふれるありふれた風景の中で、ふと立ち止まるアヤコ。

当たり前の生活に宿る愛しさが、あふれて、あふれて、でもそのなかに私は入っていけない。
この疎外感、急に襲ってくる不安、わかるなぁ…。でもね、それって一生ついてまわるんです、きっと…。いや、それが人生ですけれどね!まだまだ先は長いです。
| た行(豊島ミホ) | comments(3) | trackbacks(7) |
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コメント
さわやかな作品でしたね。でもそれだけでなく、
中学生の頃をはっきりと思い起こさせてくれたり、
都会での疎外感もリアルに描かれていました。
| 藍色 | 2006/09/25 10:10 AM |
chiekoaに「檸檬のころ」を紹介してもらわなかったら、この作家と出会っていたかどうか、わからなかった。そういう意味で、ありがとう。
でもこの作家の描く、青春の喪失の痛みは、本当にぐっと来ますね。いや、やられました。
| すの | 2006/11/05 6:51 AM |
すのさん、いえいえ、どういたしまして…(?)
いや、まだ青春の喪失の痛みをリアルで味わっている(はず)の私ですので…。あんなに青くはなくなったはずですけれど?!
| chiekoa | 2006/11/06 1:33 PM |
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エバーグリーン 豊島ミホ
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