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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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愚行録 [貫井徳郎]
4488023878愚行録
貫井 徳郎
東京創元社 2006-03-22

東京のある街で起こった一家四人虐殺事件。さまざまな証言を通して浮かび上がる被害者家族の、そして人間たちの姿は…。

直木賞候補にもなった作品です。なるほど。なかなか…、まぁまぁ…、少なくとも一気読みはしました。

こういう「全てがインタビューに答える人の「答え」で構成される物語」という手法は、結構いろいろなところでみるようになってきたと思うし、そこに目新しさはなかったのですが、この作品ではそこにもう一つプラスアルファというか、そういう要素があって、ラストにどうつながっていくのかなぁと思っていたら…こうくるのか!という、ちょっとした驚きはありました。読んでいるうちにわりと手は明かされているので、驚愕ってほどじゃなかったですけれど、ほう、なかなか面白い方法だなぁと。

でも、この構成だとつい期待してしまうのが、「何が起こっているのか最初のうちはわからなくて、だんだんわかってくる」その過程の怖さだったりするのですが、この本の場合はそれは最初っから全部分かっているので、そこだけちょっと物足りなかったかなと。でもまぁメインはここで語られる「人」の姿の愚かしさ、そして語る「人」の愚かしさ、という部分でしょうから、それは(共感はもてないまでも)伝わったかなと思います。

それにしても…私はこの被害者女性と同じ大学の出身なのですが、この物語の中で語られるこの「大学」に関する証言というのが…全部初耳で(笑)、そこに一番びっくりしちゃいました。誰!作者さんにこういう嘘を教えた人は!!!少なくとも私は、男性に荷物を持ってもらったことは一度もないし、持ってもらってる人を見かけたこともほぼないし、「内部生と外部生の間の深い溝」も実感したことないし、ましてや車で通学してランチ食べに自由が丘まで出る人なんて見たこともありませんっ!!!

…私だけじゃないことを祈りつつ。
| な行(その他) | comments(11) | trackbacks(10) |
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コメント
え!実際はそうなのですか?
>「内部生と外部生の間の深い溝」
は、取材の結果と思ってたので、びっくりです。
危うく信じ込んじゃうとこでした(笑)。

もしかすると、貫井さん、初読みでしょうか?
次に読まれるのでしたら、私は記事を持っていませんが(残念)、
『慟哭』をおすすめします。
『悪党たちは千里を走る』(こちらは記事あり)も面白いですよ。
| 藍色 | 2006/09/04 2:07 PM |
いやぁ、私の通っていたのは違う学校だったのかしら…くらいにありえません。内部生がそれを若干鼻にかけてるってことはあると思いますけど、それがなに?って感じですし、だからってこんな身分差みたいな…はっはっは。ないですって!父の職業なんて誰も聞いてくれなかったですよ(笑)。

初読みではないですが、『慟哭』は未読です。分厚いので若干躊躇しています。いつか長いお休みの時に読もう!と思います。
| chiekoa | 2006/09/04 2:55 PM |
PCが壊れて買いなおしたら
あれこれ面倒なことがたくさんで肩が凝っているふらっとです。

「小説は事実より奇なり」ということもあるのですね。
小さな種を思いっきり誇張したのかしらん^^;

恩田陸さんの『Q& A』を思わせられました。
| ふらっと | 2006/09/04 7:07 PM |
おつかれさまです!
いやですよね〜、あの作業…(汗)。

私も恩田さんのアレを思い出しました。
でも手法は同じでもテーマが違うんだろうなぁと…。

そう!「奇」すぎです!しらない、こんな学校(笑)。
| chiekoa | 2006/09/04 7:09 PM |
こんばんは!
あ、事実ではないんですね〜
もしかしたらそうなのかな?と思っちゃいました(笑)

それにしても最初から最後まで一片の希望もなくて、読後はドヨヨ〜ンと暗い気持ちになってしまいました。
こういう読後感を抱かせるなんて、ある意味すごいですよね。
| エビノート | 2006/09/04 9:06 PM |
貫井さん、たしかに暗い本が多いんですけど、
いつもこんなに後味が悪いわけじゃないんですよー。
デビュー作の「慟哭」は、有名ですし、
個人的には「追憶のかけら」が好きです。

それにしても、いーなー慶応!
と、思っていたのですが、違ったんだ・・・(笑)
| ゆうき | 2006/09/04 11:58 PM |
あ、今日図書館で借りようと思ってやめた本です(笑)が、やっぱり読んでみようかな。
貫井さん、「慟哭」は良かったんですが、「天使の屍」が暑苦しくて合わなくて、以来食わず嫌いなのですが(食ってるやん)とりあえず学校描写はフィクションってことで読みますねー。
| ざれこ | 2006/09/05 1:52 AM |
私も内部生と外部生の溝があるイメージでいました。
そうなんだ、違うんだ…

この本は貫井さんが「最悪に不快な読後感を残す話を構想しました」って書いていました。狙い通りですよね。
| なな | 2006/09/05 8:04 AM |
エビノートさん、私が知らないだけでなければ…(汗)。
確かにある意味すごいですよね。
あんまり毎日読みたい本じゃないですけど(笑)。

ゆうきさん、そう、『慟哭』が未読なのは自分でも結構気にしていたりします…。読みたい。
読書の秋ですし、がんばってチャレンジしちゃおうか?!

ざれこさん、いや、これもスキかどうかって言われると…(笑)。
まぁ一読の価値はあり?くらいな??

ななさん、私が気付かなかっただけなんでしょうかねぇ。
うーん、他の友達にも勧めて読ませてみよう。
内部生に読ませたら(っていうか誰が内部生かもぶっちゃけよくわかっていない)イヤミにとられるかしら〜。
| chiekoa | 2006/09/06 1:13 PM |
話題の本なのに普通に図書館で借りれて読みました
ホントに愚行録ですね  読んで嫌になりました 狙い通りなのですね
なんとなく挿入されている話とのバランスが変な感じと思いました
あとは内部と外部とかのあたりが長くて、ホントなの?とか思いましたが違うのですね でも実名とかあげていいのかな
| きりり | 2006/12/16 5:34 PM |
きりりさん、あのアンバランスさもこう、不安を駆り立てる要素なのかなぁ…と思ったり。そういえばあの説明、だいぶ長かったですね(笑)。どうしてそんなに強調したかったのか…。敵対心?!(早稲田ご出身だから?)
| chiekoa | 2006/12/19 3:14 PM |
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