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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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夜の公園 [川上弘美]
4120037207夜の公園
川上 弘美
中央公論新社 2006-04-22

リリと幸夫の夫婦。リリの親友・春名。暁と悟の兄弟。彼らが築いた奇妙な人間関係とその結末は…。

リリ・幸夫・春名・暁の4人が、それぞれに語り手になって語る物語が交互に展開される、ゆるやかな愛の物語でした。(で、どうして悟のパートはないのかしら?とか思ったりしたり。仲間はずれ?)

なんというか静かに理解不能な人たち…。えええ!そ、そんな展開?!としょっぱなからかなりびっくりしてしまいました。リリさん、ちょっとぼーっとした普通の人かと思って読み始めたのに…いや、普通か。うん、普通かもしれない…けどびっくりしました。

一番印象に残ったシーンは、春名が「不倫なんてやめなよ」みたいなことを言われて、その言葉でくくると何が違うって自分では思って、でもその言葉であらわされるそれは、なんだか誰もがしていることのようで、結末が決まっていて簡単そうで、うらやましいなって思うシーン。なんか、その気持ちはわかります…。

私は基本的には、ここに登場するような誰にも似ておらず、思ったことは全部口に出てしまい、それが前に言ったことと違ってても「今はそうなの!」とか思いっきり前言を撤回してしまうような、とにかくやかましく、いけいけGOGOなタイプなので、同じ境遇に陥ったとしても、絶対にこういう結末にはならず、したがってこういった物語には全くそぐわないのですが…でもきらいじゃないです、こういうの。

ものすごくどろどろした設定なのに、全然どろどろ感じられないの、何ででしょうね。すごく不思議でした。
| か行(川上弘美) | comments(11) | trackbacks(11) |
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コメント
性格的にはわたしも誰とも似ていないと思うのだけれど
読んでいくうちに リリと同化してしまう心地になったりもしました。
不倫話は嫌いだし、もうなんていうか
こんがらがってもつれきってどうにもならないあやとりみたいな関係なのに
嫌いになれないのはどうしてでしょう。
| ふらっと | 2006/09/26 5:36 PM |
わたしも静かに理解不能でした。誰にも感情移入できず…年取れば自然とわかるもんでもないような気が。このお話の空気自体は嫌いじゃないです。
| まみみ | 2006/09/26 8:23 PM |
あらら、私はどの人にも感情移入しちゃって
どよよーんとした気持ちになりましたが、
だけどこの雰囲気大好きです。
| なな | 2006/09/26 10:29 PM |
理解できたような気はするのですが、どうにも捉えどころが無くて、
でも、この空気感には魅了されて・・という、ちょっと説得力に欠ける、
不思議な魅力の作品でした。
| 藍色 | 2006/09/26 11:40 PM |
ふらっとさん、私は不倫話がきらいとかそういうことはないですが、なんかちょっと自分の外側の、遠くの話を読んでいるなぁという気持ちがしました。でもそう、不思議と嫌いないんですよねぇ…。

まみみさん、いや、皆さんのコメントを読むに、これは年齢というよりは経験値、というか結婚してないとわからない種類の感情なんじゃないかなぁと…。どうなんでしょう?!

ななさん、「どよよーん」は同感です。っていうかまみみさんのところのコメント読んで行天してるんですけど(笑)。

藍色さん、この作品はなんというか、この空気を味わうというか、身を委ねるというか、そういう読み方がいいのかもしれないなぁと思いました。まさに不思議!
| chiekoa | 2006/09/27 5:27 PM |
chiekoaさん、おはようございます。
TBさせていただきました。
川上さん特有の心地よさを求めて読まれると度肝を抜かれそうな作品ですよね。
少なくとも男性読者にとっては(笑)

でも置かれている立場や境遇によってかなり賛同できる作品であるみたいですね。
これだから読書は奥が深いのでしょうか。
私もいまだにわかっておりませんが(笑)

あと、ご投票いただきました第5回新刊グランプリの加点投票とクイズを実施しております。
10月3日までです。お時間ありましたら是非お立ち寄り下さい。
第6回もよろしくお願いします。
| トラキチ | 2006/09/28 5:46 AM |
女性読者ですが、度肝を抜かれました(笑)。ほんとびっくりしましたよ…。時間をあけて、また読んでみたい作品です。

新刊グランプリ!なかなかちゃんと参加できず申し訳ないです…。3日なら大丈夫かな、がんばります!
| chiekoa | 2006/09/29 3:48 PM |
chiekoaさん☆こんばんは
>ものすごくどろどろした設定なのに、全然どろどろ感じられないの...
やっぱりそこが川上さんの凄いところ(!?)なんじゃないかと思います。
| Roko | 2006/10/06 12:07 AM |
そうですね〜!ほんと、いつもどうしてあんなに「静か」なんでしょうか。川上さんの文章は…しみじみすごいです。
| chiekoa | 2006/10/11 11:37 AM |
TBさせていただきました。

著者の本は独特のぶっきらぼうな表現が何とも魅力的で、よく読んでいます。
| タウム | 2006/10/31 9:40 PM |
「ぶっきらぼうな表現」なるほど…。
今度その視点で読んでみます!
| chiekoa | 2006/11/01 12:49 PM |
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