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クレヨン王国ロペとキャベツの物語 [福永令三]
4061484133クレヨン王国 ロペとキャベツの物語
福永 令三
講談社 1995-02

ウサギのロペは、キャベツが大きらいです。飼い主のちほちゃんが勧めてくれても食べようとしません。ある夜、ロペの前に赤クレヨンがあらわれました。ロペはクレヨンといっしょにクレヨン王国の"かきのこしゆめのもやもや島"へ向かいます。

「クレヨン王国花うさぎ」で活躍したうさぎのロペの、「その後」ならぬ「その前」の物語です。ロペのモデルになったうさぎは、フクナガ先生が実際に飼っていらっしゃったうさぎなのだそうですが、死んでしまったそのロペくんを、もっとたくさん楽しく遊ばせてあげたかったという思いで、この物語を書かれたそうです。

そんな先生の思い通り、ロペはこの物語の中で思いっきり楽しく、いきいきと遊んでいます。"かきのこしゆめのもやもや島"へは、たくさんのお月様たちが自分のところの「うさぎ」を連れて遊びにゆくので、ロペはそこでそのうさぎたちと友達になりに行くのです。

仲良くなったうさぎの女の子ルビーが、ロペを喜ばせたい一心で、一生懸命ロペを連れて行ってくれたところは、「とてもおいしいキャベツが食べられる丘」でした。キャベツがきらいなことを言い出せないロペ。おいしく食べるふりをしても、その嘘はルビーに伝わってしまいます。ロペはとても後悔しました。ちほちゃんに勧められたとき、がんばって少しずつでも食べて、少しでもキャベツが好きになっていたら、ここでおいしくキャベツを食べて、この子を喜ばせてあげることができたのに…。「僕がキャベツを嫌いだって、誰にも迷惑をかけないじゃないか。」と思っていたロペですが、そのわがままがルビーの喜びを、おいしいものを分けてあげて喜ばれたという喜びを、うばってしまったことに気づいたのです。

ちほちゃんの元へ帰ったロペは、それからはキャベツを食べるようになりました。ロペがキャベツを大好きになって、もう一度ルビーといっしょにあの丘で、おいしくキャベツを食べる日は、きっともうすぐです。
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