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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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ブラバン [津原泰水]
4862380271ブラバン
津原 泰水
バジリコ 2006-09-20

「結婚式の披露宴で高校時代の吹奏楽部のバンドに演奏してほしい」―当時の先輩・桜井からそんな依頼をされた他片。四十代になり、今はそれぞれの生活を送っている総勢三十四名のメンバーたち。「再結成」のために動きだした彼らと、他片が思い出し語るあの時代は…。

(えー、自己紹介。元吹奏楽部です。担当はトランペットです。)

わりと読み終えるのに手こずりました。一気読み…という感じでもなかったかな?

最初に本を開いて驚いたのは、まずその登場人物の多さ(笑)。巻頭の「登場人物表」を見ただけで、こんなに出てくるのか!とちょっと気力が萎えました…が、この同じ登場人物表が、わざわざ別に一枚取り外された形で本に挟まってるのを見て、観念しました(笑)。「がんばってください!」ってことですよね、がんばります、がんばりました。

そして、それだけの数の登場人物を、ちゃんときっちり細かいところまでまぁよく書いていらっしゃいます。すごいなぁ。これ、それぞれにモデルがいるのかな?と思っちゃうくらいのディティールの細かさ。いろんな部活内のエピソードも実際あったことなのかなぁとか。そのくらいにきっちり細かいです。

ちなみに私はこのタイトルから勝手に「楽器!練習!音楽!コンクール!青春!熱いわ!!」みたいのを想像していたのですが、違いました。(ちょっと残念)。吹奏楽は、メインテーマというよりは…あくまでも舞台なんですね。でもこれはこれで…物語としてはよいのかな、と。って思いながら読んでたら、本文中にも「もともと僕が記録したかったのは四十路の僕たちが再び集結するプロセスであって、高校時代のエピソード群はそのための背景描写に過ぎない」って書いてあったので、あぁ、やっぱりそうなのね、と。そもそも語り口がテンション低いので、熱く読めないです(笑)。

私が吹奏楽をやっていたのとだいぶ時代が違うので、出てくる曲などにあまりなじみがなく、登場するミュージシャン名もさっぱりわからず(仮にも音楽業界にいるのにいいのかそんなことで)、そのへんはわりと読み飛ばしてしまったのですが、分かる方にはすごく「懐かしい!」んじゃないかなぁと。そういうノスタルジーも感じられるのではないかなぁと思います。なにしろジャズが良く分からなくて…(トランペットだったのに)。

そして非常に個人的な感想なのですが、表紙のトランペットの持ち方に何かこう、違和感があるのですが…。左手の薬指ってトリガーにひっかけるよね?なんか、こう、位置が違うような…薬指があるべきところに小指があるような…。人差し指の位置も微妙なような…ま、どうでもいいっちゃいいのですけれど…。思いいれのある楽器だけに、つい。

四十を超えたら、もう一度読んでみたいです。
| た行(その他) | comments(8) | trackbacks(10) |
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コメント
微妙ながっかり感が同じで、思わず笑ってしまいました。熱い話だと思いますよね?たぶん「風が強く吹いている」とか「一瞬の風になれ」を事前に読んでるから余計に、なのかもしれません。
青春群像劇なのにこんなにテンション低いのも珍しいので、ある意味貴重な作品かと思います(笑)
| まみみ | 2006/11/15 8:22 PM |
 登場人物表は担当楽器付きで、演奏会パンフみたいだ、と思いました。
それぞれのエピソードは津原さんの実体験なのかな?と思わせますね。
 表紙のトランペットの持ち方は気づきませんでした。
さすが元トランペッターのchiekoaさん、目ざとい!
どれどれ表紙を見てみよう…と思ったら返却していた!
また図書館で見つけたら確認してみますね。(笑)
| はいびすかす | 2006/11/16 11:45 AM |
まみみさん、確かに…我々下地の作り方を間違えたものと(笑)。
で、この本ラストどうなったんだっけ結局…ってすでにおぼろなくらいに印象が薄くなってしまいました。ひー。

はいびすかすさん、目ざといっていうか、性格悪い?
確かめようと思ったら返却してるってこと、結構ありますよね〜(笑)。そんなときは図書館へ…行っても貸し出し中なことが多いので、だいたいは本屋へ行く私です(笑)。
| chiekoa | 2006/11/16 1:45 PM |
テンション低かったですねー。でも味気なくなかったのは、
津原さんの技量なのでしょう。
私は、ブラバン経験者ではなかったのですが文化系クラブで、
熱くなっていた活動のあれこれを思い出しました。
chiekoaさんは、トランペッターだったのですね。
レビュー文から、演奏会や発表会に燃えていたのでは?、と
想像しちゃいました(笑)。
| 藍色 | 2006/12/10 3:45 AM |
藍色さん、イエス!かなり燃えていました!!!
ものすごく燃えていました!!!
我が青春よ…!!!
この年になると、何かにあんなに情熱を傾けられた頃が懐かしいです…。今は…読書かな?!(ちょっと違う)。
| chiekoa | 2006/12/11 4:34 PM |
ブラバンだった人が読んだらどんなに楽しかろう・・と思ったんですが、chiekoaさんそうだったんですね。
しかもトランペッター!かっこいいー!
これ図書館本で読んだので、
登場人物表が表紙の裏に糊付けされてたんです。
いちいち戻るのが面倒で面倒で・・・。
人の名前と楽器となかなか一致しなくて大変でした。
だいたい楽器の名前と形も一致してないし・・。
でも楽しかったです。
| june | 2006/12/29 4:33 PM |
juneさん、そう、でも思い入れがありすぎるという若干の問題も(笑)。登場人物は、最後まで読んでも全員覚えられた記憶がありませんが…。でもこう、なんとなく雰囲気で乗り切ってしまいました。
そうか、知らない方には楽器のこともわかんないですもんね。なかなか大変だ…自分が知っているとついそういうことには思いが至りません…。
| chiekoa | 2006/12/29 4:35 PM |
ネットで何度も見かけ、娘もブラバンに入っていたので借りてみました。chiekoa同様に、ちょっと違うものを感じました。登場人物紹介の挟み込みは、これがなければ誰が誰か区別できないという作品の弱さを補っているだけで、あまり評価できるポイントではないですね。個人的には男ひとりのパートにはいった新入生の主人公が、3年生の男の先輩持つ交流をもっと描いてほしかったなぁ。
| すの | 2007/03/10 8:03 PM |
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