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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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玉虫と十一の掌篇小説 [小池真理子]
4104098078玉虫と十一の掌篇小説
小池 真理子
新潮社 2006-10-19

「食卓」「千年烈日」「一炊の夢」「声」「いのち滴る」「死に水」「妖かし」「飼育箱」「一角獣」「玉虫」「さびしい」の十一の掌編が収録されています。

すべての掌編に登場する人々に、名前はありません。登場人物は、「女」と「男」。彼らが、文章が、物語が作り出すこの世界に、なんだかどっぷりひたりました。わかる、とか、共感する、とか、そんな言葉じゃなくて…うまく言えないですけれど。読み終えるたびに、胸のなかがシンとしました。最後に収録されている「さびしい」のラストシーンでは、思わず涙がこぼれました。でもこの本を読んで感じる「孤独」や「寂しさ」はなぜか、決して心かきみだされるようなイヤなものではなく、こう、もっとおだやかな…そんな気持ちなのです。そうだね、孤独だね、寂しいねって、ただ思うような。

明るい陽の下ではなく、暗い夜の中で、一人静かに読みたい、そんな本でした。いろんなことを知ってしまった、大人の女性にオススメです。
| か行(小池真理子) | comments(0) | trackbacks(0) |
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