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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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十一月の扉 [高楼方子]
4101298718十一月の扉
高楼 方子
新潮社 2006-10

双眼鏡で外を覗いていて、偶然素敵な洋館「十一月荘」を見つけた中学二年の爽子。転勤で引越しが決まっていた家族を説き伏せ、転校前の数週間だけ十一月荘に下宿することになった爽子は…。

うわー、すごくいい本でした。すてきな本でした。すごくいい本でした。すごくすてきな本でした。書きすぎ?でも…ほんとにすごくいい本だったんです。

本屋さんで見かけて、なんだかこの本が私を呼んでいる気がする…と思いつつ、読んだことのない作家さんだし、と躊躇すること約1ヶ月。でもこのタイトルなんだから11月中に買わねば!と思いたち、ぎりぎり11月最終日に買って、その日のうちに読みました。読んで、1ヶ月もこの呼ぶ声を無視していた自分を…バカだ!と思いました。

主人公は中学二年生の女の子・爽子。2ヶ月の間だけ「十一月荘」で暮らすようになった女の子。彼女と、彼女をとりまくほかの住人たちのあたたかい交流、そして、彼女が手に入れた一冊のノートに書き綴る『ドードー森の物語』…。この本の中で語られる爽子の心の動き、そしてその健やかさに、心が洗われたようになりました。いい年して、こんなずーっと年下の女の子に…って思われるかもしれませんが、私はすごく爽子に励まされました。バカみたいに単純だけど、「未来はきっと明るい」って、信じる力をもらいました。

激しい不機嫌さや不愉快さは、以前からしばしば爽子を襲い、その感情をどう処理することもできないために、あとでは必ず自己嫌悪に陥った。なぜなら、不機嫌も不愉快も、その素は自分の中にあり、神経に触る何かしらの対象によって、それが呼び覚まされるのだということを、常に知っていたからだった。激しい感情の渦の只中にあってさえ、爽子はそのことに気づいていた。
そんな爽子に共感している私は、うんうん、そうそうって、涙ぐみそうになった私は、ほんとうに幼稚ってことなんでしょうか?それとも爽子が大人?でも…どっちでもいいです。この本を読めてよかったです。
| た行(その他) | comments(8) | trackbacks(3) |
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コメント
高楼方子さん、わたしも大好きです♪
図書館では児童書のコーナーにあるので、なかなか出会うチャンスがなかったのだけれど、素晴らしさを知ってからは児童書コーナーもきっちりチェックするようになりました。
| ふらっと | 2006/12/01 12:25 PM |
こんにちは^^TBさせていただきました。
先日、高楼さんの講演会があったんです。札幌に住んでらっしゃる方なんですよね。
サインもらって握手しました。ちょっと自慢です^^
素敵な話ですよね。
わたしは高校生の時に読んだのですが、爽子に凄く共感できたんですよね。
それに、大人だなぁとも思いました。
ストーリーも凄く良いですよね!
| 苗坊 | 2006/12/01 1:17 PM |
「本屋さんで見かけて、なんだかこの本が私を呼んでいる気がする…と思い」


コレってとってもすてきですねー◎
こんな必然の出会いを、わたしも体験したいです!!
本のタイトルにも、ちえこあさんの文章にも惹かれます。
読んでみたいです。
| マメ | 2006/12/01 1:27 PM |
ふらっとさん、ほんとステキな作品でした〜!今まで知らずにいてもったいなかった…。児童書コーナーにあるだけじゃもったいないですよね。今回私が読んだように、文庫化をきっかけにたくさんの人が読んでくれるといいなぁと思います。

苗坊さん、きゃー!いいなぁ!いいなぁ!いいなぁ!うらやましいです〜!高校生のころに…読みたかったなぁ。でも大人になってから読んでもこんなによかったのでよしとします。あぁ、よかった!

マメさん、本屋さんにはちゃんと通うとそういう「声」が聞こえるようになる…気がします。ちょっと気を緩めるとたちまち聞こえなくなるのですが。この本はとってもオススメですよ!文庫で出たばかりなので入手もしやすいと思います。ぜひ読んでみてください♪冬に読むのがオススメです!
| chiekoa | 2006/12/01 4:16 PM |
高楼さん、はじめてだったんですねー。
私、この作家さん大好きです。
「時計坂の家」をはじめて読んだ時に、大好きなカナダの作家 Kit Pearson の A Handful of Time と雰囲気が似てて一発で好きになりました。
道新(北海道新聞)にときどきコラムやエッセイが載っているのですが、それもまたとってもいいんですよ。
| ひまわり | 2006/12/01 5:12 PM |
ひまわりさん、そう、初だったんですよ〜。
こんなステキな本を…もったいないことしました(涙)。
地元で活躍なさってる作家さんなのですね。そういうところもなんだかいいです…!
| chiekoa | 2006/12/01 5:43 PM |
あ、読まれましたね?雰囲気からして、chiekoaさん好きかもな〜と思っていたのです。気に入ってもらえてうれしいです!!
ふらっとさんの言われるように、主に児童書で活躍されてる方なんですが、どの作品もいいですよ。おすすめです!よかったら他作品も読んでみてくださいね♪
| まみみ | 2006/12/01 7:14 PM |
まみみさん!読みました!読みました!いやーん、もっと早くオススメしてくれないとっ!12月になっちゃうところだったじゃないですか(笑)。もちろんこれから他の作品も読みます!楽しみ…。あぁ、森博嗣再読中で忙しいのに、もっと忙しくなってしまったわ!(うれしい悲鳴)
| chiekoa | 2006/12/04 12:28 PM |
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十一月の扉*高楼方子
☆☆☆☆・ 児童書です。 ある日、爽子(そうこ)が弟と一緒にのぞいていた双眼鏡に 不意に現われ束の間で消えた家。  すっと伸びた深緑色の、モミの木のような数本の木立の  あいだからのぞく、 赤茶色の屋根の白い家
| +++ こんな一冊 +++ | 2006/12/01 12:26 PM |
十一月の扉 高楼方子
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| 苗坊の読書日記 | 2006/12/01 1:14 PM |
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| 今日何読んだ?どうだった?? | 2006/12/01 7:12 PM |