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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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きみのいもうと [エマニュエル・ボーヴ]
4560027579きみのいもうと
エマニュエル ボーヴ Emmanuel Bove 渋谷 豊
白水社 2006-10

どん底の貧乏暮らしを抜け出し、裕福な未亡人に養われているアルマン。ある日、旧友のリュシアンとその妹に出会ってから、すべての歯車が狂いだし…。

ぼくのともだち』のボーヴです。えぇ、あのボーヴさんです。今回は…さらに、暗く、冷たく、寒く、救いようがなく…。あのユーモラスな部分は半減、そして暗い部分が倍増、ってなもんです。

今回の主人公の男性も、もうほんとうに「救いようがない」としか言えない感じです。なんで?どうして?どうしてそんなにダメなの?と、不思議になってくるくらいにダメなのです。さえないのです。ダメな人間っていうのはこうやって何をやってもダメなんだろうか…。切ない…。そのくらいにダメです。でもそんなダメなこの主人公の、ダメな事態にすら無気力な、それすら受け入れて流れていくその態度は…立派なのやもしれん…と思いました。こうもあがかないっていうのも、きっとアッパレ。

そしてそんな物語なのに、なぜか私はこの人の書く本が好きです。文章が好きです。この雰囲気、この描写…細かく、細かく、ねちねちと、陰湿な感じすらただようあの感じが…妙に好きです。私も暗いってことでしょうか。それもまたよし…。

ちなみに読んでいる間私の脳裏をめぐっていたのは、漠然としたイメージですが「暗く地味で意味の分からないフランス映画」でした。暗い感じの音楽まで脳内を流れていました。ボーヴは…あ、フランス人だ。いちおうあっていたようです…。(でもいったいどういうイメージ?我ながら不明)。
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