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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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100万分の1の恋人 [榊邦彦]
4103035714100万分の1の恋人
榊 邦彦
新潮社 2007-01-19
livedoor BOOKSで購入
書評データ

大学院を卒業し、なんとか就職も決まった「僕」。それを機に幼馴染の恋人・ミサキと結婚しようと考えていた僕に、彼女が打ち明けた秘密とは…。第二回新潮エンターテインメント新人賞受賞。

ネタバレありかもしれません。未読の方はご注意を。

ストーリーはありきたりといえばものすごくありきたりで、できすぎっちゃできすぎです。でもそのありきたりなストーリーの中で、登場人物たちが考えていること、感じていることを、真正面からじっくり腰をすえて書き込んでいるというか…その姿勢がなんかいいなぁと、そう思いました。

「病気」というもの、そしてそれに関わらざるをえなくなった人々の苦悩。読んでいて切実にそれが胸に響く、というわけでこそなかったですが、でも、あぁこの人はこれが書きたいんだろうなぁ、目を背けないでいたいんだろうなぁと、そういうことは伝わってきました。好感がもてました。…ってえらそうな感想ですけど。

例えば自分が同じ状況になったとき、(それが彼女の方であっても彼の方であっても)、私の出す結論はきっと彼らのようじゃありません。性格からいって、絶対こうはならないし、しない。でも「だから彼らに共感ができない!」っていう単純な結論にならないところが、この本の力でもあるなぁと思いました。自分とは違う「人々」の姿を、素直に受け止めて読めるというか、なんというか。それができない本もたくさんあるわけなので…。それっていうのはその本の力だなぁと思うのです。

帯や、宣伝文句を見て、「泣かせる純愛モノ」みたいなイメージで読み始めたのですが、いい意味でそれを裏切ってくれたなぁと思います。むしろなんであんな帯(『絶対に、彼女じゃなければ、ダメなんだ。―究極のラブストーリー』とか『僕らが出会う確率は、限りなくゼロに近かった』とか。そんなこと書いてあった?)になったのかが謎…違う気がするんだけどなぁ。売るため?そうか、そうなのか…。
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コメント
はっきりいって、考えても結論の出ない、正しい答えのない選択ですよね。実際にその立場になってみないとわからないでしょうね。いくら今考えても、現実になったら全部ひっくり返るかもしれません。
chiekoさんの言うとおり、「彼女じゃなければダメなんだ。−究極のラブストーリー」っていうのは違うと思います。そこじゃないでしょう。
ラブストーリーではあるんでしょうけど、それぞれの心の葛藤、特に人間くさい、考えてはいけないことを考えてしまう心の葛藤とかそういうところだと思うんですが・・・。やっぱり、売るためでしょうか。
| ツヨシ | 2007/02/19 3:54 PM |
ツヨシさん、はい、この本は帯に書いてあることがことごとく本文に書いていないという不思議な本でした(笑)。気持ちはわかりますけど…。もっとしっかり立ってる本だと思うんですけどね。
| chiekoa | 2007/02/19 5:56 PM |
こんばんは〜。

私は図書館から借りて読んだので、帯のこと知らなかったんですけど、新庁舎の書籍紹介HP見たら、確かに同じこと書いてありました。
私も「あれ?」っていうかなりの違和感を感じる宣伝でした(苦笑)。
chiekoaさんの言うように、もっとしっかり立ってますよね。
手に取る読者に対して、逆効果というか、良くない気がします。
もったいないというか…。

あ、それと、さっき言ったHPに作者である榊氏の写真が受賞コメントと一緒に掲載されてました。
確かに先生っぽい顔でしたよ(笑)。
| chiro | 2007/03/14 10:27 PM |
chiroさん、帯ってのもなかなか考え物ですよねー。それのおかげでスムーズに作品に入れたり、よりイメージがよくなったりすることももちろんありますけど、逆もまた…。
写真とコメント!まだ見てませんでした、情報ありがとうございます。見に行ってみます!
| chiekoa | 2007/03/15 12:56 PM |
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「100万分の1の恋人」読みました。
100万分の1の恋人著:榊邦彦単行本:253ページ出版社:新潮社 (2007/1/19)定価:1365円livedoor BOOKS書誌データ / 書評を書く _uacct = "UA-918914-3";urchinTracker(); 泣けて泣けて仕方がなかった。 辛くて痛くて、花粉症対策のマスクをしていることをいい
| Gori -ふどうさんやのおやじ- | 2007/03/01 10:11 PM |
「100万分の1の恋人」榊邦彦
「100万分の1の恋人」 榊邦彦 新潮社 2007年1月20日 [勝手に評価:★★★★★(5点満点)]
| Chiro-address | 2007/03/14 10:33 PM |
榊邦彦『100万分の1の恋人』
100万分の1の恋人/榊 邦彦 ¥1,365 Amazon.co.jp なんでもいいから 読んだことがない人の ラブストーリーが読みたい と 思って、どこかで見つけてきた この本でした。 でも ちえりんが 思っていた ラブストーリーとは 全く違うものでした。 ちえり
| 時遊くらぶ-図書館- | 2007/04/13 12:53 AM |