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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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無銭優雅 [山田詠美]
4344012844無銭優雅
山田 詠美
幻冬舎 2007-01-31

四十二歳の慈雨が出会った、同じ歳で自称「運命の相手」栄。二人の恋の行く末は…。

なんとまぁ勢いのあるというかなんというか。このテイスト、度肝を抜かれました。ぽかーんとしてしまうくらいの本です。いや、いい意味で。すごくいい意味で。

慈雨と栄、この二人は…この二人を…どう思ったらいいのでしょう。うらやましいような、うざったいような、素直な羨望の気持ちと、第三者としてのひがみと、読者の立場としてはどっちに立ったものか非常に難しい、両方の気持ちになってしまう本でした。でもそれってすごいですよね。そして私がどう思おうが、どうでもいいんですもの、この二人には。まさに優雅。これぞ優雅。彼らはどこまでも行きます。ずんずん行きます。あぁ、やっぱりうらやましい、でもうざったい(笑)。でもいくつになっても恋は恋。いいじゃないか、なんだって!ありじゃないか、なんだって!すがすがしいです、いっそ。

ここに書かれていることは愛か、死か。それは同じものか。とにかく一気読みです。こういうことを、こういう風にこの迫力で書けてしまう、山田さんに脱帽です。先日「糸山さんはロックンロールだなぁ」と思ったのですが、山田さんもロックンロールです。

いつかこの境地にたどり着くことができるなら…。そう思うと、これから生きていくことが、ちょっぴり怖くなくなりました。
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コメント
山田詠美初の本で、なんだか初期の頃のイメージを持ってたから、この本にはかなり驚きました 面白いですね〜 さすがですね〜 
二人をどう感じるか? chiekoaさんが思われてるように、両方思うとこがあります でもけっこういいな〜って思いますが
読んでた時は、感じなかったんですが、読み終わったら、とっても死を感じました
| きりり | 2007/03/27 12:58 AM |
きりりさん、そうなんですよね、この本はバックにずっと「死」があるんですよね。それが読み終わってから効いてくるあたり、さすが山田さん!と思います。この文章に、このリズムに、やられちゃいました。
| chiekoa | 2007/03/27 12:39 PM |
TBありがとうございました。(*^_^*)
詠美さんの本って本当に言葉がきれいですよね。
流れるような雰囲気がって、いつも引き込まれます。
栄と慈雨みたいなカップルになりたいものです・・・。
| みわ | 2007/04/04 10:33 AM |
みわさん、こんにちわ!
ほんと文章が、日本語が、すばらしい!と思います。
そのセンスに触れるだけで読む価値ありというか…。
こういうカップルに…なりたいですね〜!!
お互いがんばりましょう!(笑)
| chiekoa | 2007/04/04 8:52 PM |
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山田 詠美『無銭優雅』
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