ハンナのお店“クッキー・ジャー”は、開店以来初めてのピンチに見舞われていた。客足がばったり途絶え、店はがらがら…原因はお向かいにできた新しいベイカリーのせいだ。しかもその店のオーナーは、ハンナの恋敵、ショーナ・リー姉妹だからよけいに腹立たしい。共同経営者リサの結婚も間近なのに、これじゃ店をたたまなくちゃならなくなるかも。ショーナ・リーたちはいったい何を企んでいるの?頭の痛いハンナだったが、リサの結婚式当日、もっともっと困った羽目になり―。
お菓子探偵ハンナシリーズ第七弾です。ついに現時点で出ている最新刊までたどり着いてしまいました…。あとは毎年一冊ずつ翻訳が出るのを待つしかないのですね…待ち遠しいっ!
というわけで今回は…またまたあっと驚く人が殺されてしまいます。いいのかしら、こんな展開で(笑)。そしていつもだとわりと早めに犯人のメボシがついているわたくしなのですが、この真相には気付けなかったです!(あたりまえかな?)そういう意味でもなかなか楽しめたかも!うーん、大好きです。
そして今回のラストには!あらー!大変、こんな展開が!盛り上がってまいりましたですよ。(なんかおばさんな発言?)。これはますます先が気になるところです。本国ではもうこの次の巻が出てるわけですが…それを読むしかないのかしら?英語で?…無理だ…無理すぎる。でも気になります!!!
ところでこの「コブラー」ってのはどういうお菓子かしら?聞いたことないわ?とずっと思って読んでいたのですが、解説によると「砂糖や小麦粉、シナモンなどをまぶした桃のスライスにバターをかけてオーブンで焼き、やわらかめのクッキー生地で覆ってさらに焼いたもの」とのこと。アメリカの過程ではポピュラーな食後のデザートだそうです。おぉ、ポピュラーなのか!文化とはかくも違うものなりと、しみじみ思ったりしました。
「お菓子探偵ハンナシリーズ」読了分リスト
1.
チョコチップ・クッキーは見ていた
2.
ストロベリー・ショートケーキが泣いている
3.
ブルーベリー・マフィンは復讐する
4.
レモンメレンゲ・パイが隠している
5.
ファッジ・カップケーキは怒っている
6.
シュガークッキーが凍えている
7.ピーチコプラーは嘘をつく