プロフィール
chiekoa

呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
カレンダー
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>
カテゴリー(作家さん別)
過去の読書日記
このサイト内を検索
OTHERS
  管理者ページ
  RSS1.0
  Atom0.3
<< 演じられた白い夜 [近藤史恵] | Top | 陋巷に在り(2)呪の巻 [酒見賢一] >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - |
陋巷に在り(1)儒の巻 [酒見賢一]
4101281130陋巷に在り(1)儒の巻
酒見 賢一
新潮社 1996-03

今日から四月。何かを始めるにはもってこいの一日!というわけで、今年の目標であるこの『陋巷に在り』(全十三巻)を、読み始めることにしました。なぜこの本が今年の目標なのかというと、本好きのためのSNS「本を読む人々」の「励ましあって読書会」というコミュの、年間課題図書だからです。十三冊だから毎月一冊くらい読むとちょうど一年ですね!という話だったのですが、時すでに四月…あわわ。というか酒見さんの本を毎月一冊なんてペースでは読めるわけがない(我慢できないに決まってる!)ので、ちょうどいいのです。ということにしたのです。はい。

しかしこの表紙、そしてこの帯。サイキックって…なんか他にもうちょっと言い様はなかったのでしょうか(汗)。酒見さんにこんなにはまってなかったら、そして課題図書じゃなかったら、絶対手に取らなかった一冊です。今読んでいることが、いろんなめぐり合わせの結果なんだなぁと思うと、なんだか不思議とうれしくてどきどきします。

で、この絵と帯に惑わされるのをヤメにすると、普通に面白い歴史小説です。私は図書館で借りて読んでいるので帯がなく、どういう話か一秒も知らずに読み始めたのですが、どうも孔子とその弟子であった顔回の話であるらしいです(それすら知らなかった模様)。なお、今見てみた本の紹介によるとこんな感じ。

聡明で強い呪術の能力を持ちながら、出世の野心なく、貧しい人々の住む陋巷に住み続けた顔回。孔子の最愛の弟子である彼は師に迫る様々な魑魅魍魎や政敵と戦うサイコ・ソルジャーだった…息づまる呪術の暗闘、政敵陽虎との闘争、影で孔子を護る巫儒の一族。論語に語られた逸話や人物を操りつつ、大胆な発想で謎に包まれた孔子の生涯を描く壮大な歴史長編、第一部。
だからサイコソルジャーってさ…(涙)。そういう雰囲気じゃないですよ?!そういういかがわしいというか、インチキっぽい感じじゃなくて…ねぇ、なんて言うんでしょうか。この時代だったら、これもきっとこういうのも真実!っていう感じしかしません。

あの酒見さん独特の、「物語を進めつつ、途中、著者によっていろんな解説がされたり薀蓄が紹介される」形式で繰り広げられる物語。もう慣れたからびっくりしないの…大丈夫。でもこういういかにも「私が書いています」という「書き手が作中にたびたび登場する」形式って、もしかして中国の古典(それこそ「三国志」とか「史記」とか)はこういう風に書かれているものなのかなぁ、と勝手に想像したりしています。いや、想像だけですけど。知識ないですし、確かめる予定もないですけど。

で、孔子の話なわけですが…私はなにしろ自信を持って「このあたりの歴史は何も知りません!」と豪語できるほどの無知ですので、(ちなみに今悩んでいるのは「孔子」と「三国志」はどっちが先?ということです。情けないわ)、読み始めは「また全くわからない世界に来てしまった…」とめそめそしながら読んでいたのですが、あらあらどうして読み進めるうちにちゃんと(それなりに)わかるようになってくるし、物語はものすごく面白いし、もう夢中!ってな感じに。相変わらず漢字が読めませんが…そこは雰囲気で。(それもだいぶ上手くなった。しみじみ)。

この巻では魯に仕える孔子の政治的活躍と、その弟子として立ち回る顔回の物語を軸に、「儒とはなにか」「礼とはなにか」みたいなことが丁寧に語られています。なんとなーく知っているようでいて、全く知らないこの世界を、こんな風に読んで知ることができるのはとても幸せです。どういう思想があって、どういう文化があって、当時の人々が生き、生活していたのか。そういうことがきちんとわかります。同時に、当時の社会情勢というか、いわゆる「歴史」の動きも追っていくわけで、勉強になることこの上ない。そしてそれが面白いんですから、もう文句なしです。

そして今思い出しましたが、私、小学校低学年の頃「論語」を習ってたんでした。なぜ?!なぜそんなものを習っていたのかしら?!本気でなぜ習う羽目になったのか覚えていません。内容も「子曰く、なんだっけ?」くらいに何も覚えていません。教室に行く日はおこづかいを50円もらえて、それで焼き鳥屋で毎回「皮」を買って食べてたことは覚えてるんだけど…。あれ。ほんと、なんでそんなの習ってたんでしょうね?古代中国の歴史とか言ってる場合じゃなくて、ほんの三十年ばかりの自分の歴史がすでに不明です。

さ、二巻に行かないと…。
| さ行(酒見賢一) | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | - | - |
コメント
コメントする








on
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。
この記事のトラックバックURL
 
トラックバック