プロフィール
chiekoa

呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
カレンダー
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
カテゴリー(作家さん別)
過去の読書日記
このサイト内を検索
OTHERS
  管理者ページ
  RSS1.0
  Atom0.3
<< 陋巷に在り(2)呪の巻 [酒見賢一] | Top | わが悲しき娼婦たちの思い出 [G・ガルシア=マルケス] >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - |
毛布おばけと金曜日の階段 [橋本紡]
4840222517毛布おばけと金曜日の階段
橋本 紡
メディアワークス 2002-12

お姉ちゃんは毎週金曜日、階段の踊り場で“毛布おばけ”になる―。あたしとお姉ちゃんと、お姉ちゃんの彼氏の和人と、3人で過ごすこの金曜日は、あたしが“家族”という言葉を実感できる瞬間であった。父と母を失い、姉妹だけになってしまってから、家族という言葉は意味をなくした。でも、金曜日の階段は、あたしにとって至福の場所なのである―。高校生・未明の周りに起こる様々な出来事を綴ったハートウォーミング・ストーリー。

今の私にはまさに「遠い日の花火…」という感じの、甘酸っぱい、フレッシュな物語でした。というかこういういわゆる「ラノベ」をものすごく久しぶりに読んだ気がします。

未明が語り手の「みちのながてをくりたたね」、和人が語り手の「花火の下、きみの微笑みを」、そしてまた未明の「缶コーヒーの行方」の三作品が収録されています。リアリティがあるような、ないような、不思議な物語たちでした。設定にはリアリティがないのかな、でも彼らの心の動きというかそういうものにはものすごくリアリティがありました。誰かを思う気持ちも、若さゆえの自己中も、そしてそれに対する嫌悪感も。あの空回りする気持ち。

ものすごくつらいことがあったときに、死ぬことも、狂って病院行きになることもできなくて、「毛布おばけ」になるしかなかったさくら。周囲からは「しっかりしている」「あなたがいれば安心ね」と言われている、そんな彼女が、一番壊れやすかった、ぎりぎりのところで生きていた、そういうのが、なんかすごく分かる気がしました。この物語の中に、さくらが語り手になる章はないけれども、でも彼女のことが一番苦しく気になる、そんな物語でした。
| は行(橋本紡) | comments(2) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | - | - |
コメント
とうとう橋本さんのラノベにまで進出しましたね!
シリーズ物も制覇する?(笑)
| しんちゃん | 2007/04/02 12:22 PM |
しんちゃんさん、いやー…『半分の月〜』とかですよね?
あれは…読まないと思います。
だって私をターゲットにかかれてないし、たぶん(涙)。
まだ読めてない新刊とかあるので、そっちを読みまーす!
| chiekoa | 2007/04/02 3:11 PM |
コメントする








on
ご利用のブラウザ、設定ではご利用になれません。
この記事のトラックバックURL
 
トラックバック
「毛布おばけと金曜日の階段」橋本紡
毛布おばけと金曜日の階段橋本 紡 (2002/12)メディアワークス この商品の詳細を見る お父さんは交通事故で死に、お母さんはショックで心の病院に入院。 お姉ちゃんと二人暮らしだが、お姉ちゃんも少しズレてしまった。 お
| しんちゃんの買い物帳 | 2007/04/02 12:17 PM |