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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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サイバラ茸6 [西原理恵子]
4062138956サイバラ茸6
西原 理恵子
講談社 2007-03-30

アル中の元夫・鴨志田穣氏との泣ける共著他から、サイバラ漫画だけを集めた感動の作品集! 「それがどうした」「はじめてわかる国語」「カモちゃんの今日も煮え煮え」「ばらっちからカモメール」など7編を収録。

この中には「伊集院静+西原理恵子」モノと、「清水義範+西原理恵子」モノが両方収録されています。伊集院さんも清水さんも、西原さんと組む以前からの読者である私ですが、コンビ前コンビ後でがらりと私の中のイメージが変わった伊集院さんに対して、全く変わらない清水さん…。この差はどこから…?(笑)

そして、今この時期に出ただけに、私にとってもほんとうにいろんな意味で「泣ける」一冊になったこの本。でも、西原さん、ずっとついていきますから。待ってますね。
| さ行(西原理恵子) | comments(2) | trackbacks(0) |
猫は殺しをかぎつける [リリアン・J・ブラウン]
4150772010猫は殺しをかぎつける
リリアン・J. ブラウン 羽田 詩津子
早川書房 1988-05

ダイエット中にもかかわらず、グルメ記事を担当するように言いつけられた新聞記者クィララン。たまたま訪れたディナー・パーティーで昔の恋人で今は陶芸家として活躍するジョイと再会した彼だが、彼女は突如行方不明になってしまう。同じ陶芸家である彼女の夫は「よくある家出」だと言うのだが…。過去に忌まわしい事件があった邸で次々起こる怪事件。クィラランは、推理能力を秘めた飼い猫ココとともに驚くべき真相を掘り起こす。

シャム猫ココシリーズ、第四弾です。第四弾ですが、日本で翻訳されたのはこれが一番最初だった模様で、四作目だけど本の紹介には「第一弾」と書かれているという、ややこしいことになってます。よかった、情報があふれているこの時代に読みはじめて…(笑)。

シリーズ物だけに、過去の作品からつながるエピソードなんかも盛り込まれており、これを最初に読んだら「はて?」と思う部分があったんではなかろうかと思いつつ、私は連続して読んでいるので「あぁ!あの!」と。これはなかなかに爽快…。

そしてなぜこれが翻訳第一弾に選ばれたのかという理由はよくわかりませんが、でもこれが今までの作品よりダントツで面白い!というのは思いました。細かいエピソードがラストにむけて効いてくるあの感じ、こういうの大好きです。事件としてはとても陰惨というか、悲しく生臭くちょっとショッキングなのですけれど、でも面白かった!です。

この作品の原題はちなみに「THE CAT WHO SAW RED」。邦題とはだいぶ違うなぁと思っていたのですが、読み終わったらこの「RED」の意味がわかりました。いいタイトルです。(きっと日本語には訳しづらかったんですよね…)。

「シャム猫ココシリーズ」読了分リスト
1. 猫は手がかりを読む
2. 猫はソファをかじる
3. 猫はスイッチを入れる
4. 猫は殺しをかぎつける
| 海外作品(リリアン・J・ブラウン) | comments(0) | trackbacks(0) |
このベッドのうえ [野中柊]
4087748464このベッドのうえ
野中 柊
集英社 2007-02

波乱の予感をふくんだ風が、恋に酔った心を撫でていく…。甘くて苦く、晴れやかでいて後ろめたい、嬉しいようで怖くもある…恋がもたらすあらゆる感情をつぶさに描いた8つの物語。

「真夜中にそっと」「余音」「さざなみ」「このベッドのうえ」「マリーゴールド」「七面鳥を焼いて」「なんでもない感情」「春の嵐」が収録された短編集です。

案外さらりと読めて、なかなか好きな感じの物語たちでした。あっという間に読み終わりました。誰かを好きになって、好きでいる間の、ごく普通の気持ち。平穏なようでいて、でもそれだけではない、妙に不確かなあの気持ち。ドラマチックな出来事は特に起こりません。それだけに強い印象を残す!ということこそないですけれど、読み終えると目の前からすっと消えていくような、手のひらの上に落ちた雪がそのまま消えてしまうような、その感触は心地よいです。

ここに登場する人はみな、恋愛でそう悲しんだり苦労しているわけではなく、むしろ傍目にはどちらかというと幸せな部類に分類される人だちですが、でもそれだけじゃなくて…穏やかな日常の底に、どこかちょっとしんみりとした寂しさが漂っているような気がするのはなぜでしょうか。でも、そういうところも好きです。大好き!と声を大にしていうような気持ちとはちょっと違うけれど、好きです。

そしてこの短編たちは連作というわけではないのですが、この一冊を読むうちに、早春から春、夏、そしてぐるっと巡ってまた春へと、季節が移っていきます。そのあたりの描写なんかもとても鮮やかで、今は春だけれど、夏の日差しのまぶしさも、冬の冷たい空気の匂いも、今のことのように感じられる一冊でした。

あとがきにも書かれていますが、この物語の中には共通して「アルコールを口にする」シーンが登場します。私はそんなに飲めるほうではないけれども、こんな風にお酒を飲んでみたいな、とふと思ったりしました。そしてお酒に限らず、出てくる食べ物がみんなとってもおいしそうで、なんかいいなと思いました。誰かを好でいる気持ち、その幸せと、ご飯がお酒がおいしい気持ちは、そういえばちょっと似てるかな…。

個人的には「マリーゴールド」と「なんでもない感情」がお気に入りでした。
| な行(野中柊) | comments(4) | trackbacks(4) |
陋巷に在り(4)徒の巻 [酒見賢一]
4101281165陋巷に在り(4)徒の巻
酒見 賢一
新潮社 1998-08

孔子一門をねらいうちにしてゆく妖艶な性魔術使い子蓉は、唯一術をやぶられた顔回を籠絡すべく陋巷を訪れ、ついに顔回の許嫁の少女・茲暴于颪Α子蓉から鏡を貰った茲世、そこには恐るべき媚術が施されていた…。一方、三都の連続毀壊を密かに企てた孔子は、協力を申し出た政敵少正卯の真意を測りかねていた――。想像を絶する凄まじい死闘が繰り広げられる急転直下の第四巻。

なんだか盛りだくさんな展開になってまいりました。茲六厖屬嶺にまんまとはまってるし、顔回はそれに気づいてもいないし。もー、なんでよ〜!「儒」のパワーはどうしたのよ〜!こういうときにこそ使うべきでしょ!肝心のときに役立たず!と、やきもきやきもき。顔路も顔路でもう、そのすっとぽけは本気なわけ?演技なわけ?これでいつかどっかいいとこ見せてくれないんだったら…このオヤジ、ほんとにただのダメスケベオヤジだ!

孔子は孔子で陰謀が上手く行きそうになったところに、また少正卯がからんできてやっと「わたしの方が罠を仕掛けられているのかもしれん」とか言ってる始末。遅いよ!気づくの!!孔子のくせに…!!しかしなんか「神がかり的すごい人」のイメージのあった孔子ですが、これを読んでるとなんか普通の人だわというか、とっても人間らしいというか人間くさいというか、そういうのも酒見さんの読ませたいところなのかしら…。あぁ、でももっとすごい能力で全てを解決してくれないと困るのに。師がこんなだから、弟子たちなんてもう少正卯にいいようにされまくり。あぁ、どうなっちゃうのでしょう…。

この少正卯、ほんと怖すぎというか気味悪すぎです。早くいなくならないかしら…。いったい真の狙いが何なのかよくわからないところが、よけい薄気味悪いのです。「泰山の礼」、ほんとにそんなこと?この巻のラストでの彼と犬との戦いなんか、読んでて気持ち悪くなってきました。いっそここで儚くなってくれていたらよかったのに…(涙)(←結構本気)。悪人ほどしぶといですね、くっ。

というわけでやきもき読んでますが、でもまぁそれも楽しというか、よかった、史実知らなくて!無知で!という気もちょっとしたりしています。この先どう歴史が転んでいくのか、全然知らないんですもん。でも今すごくそこが知りたい!先を読まなければ…。ほんと気になって夜もおちおち眠れません。

『陋巷に在り』既読リスト
陋巷に在り(1)儒の巻
陋巷に在り(2)呪の巻
陋巷に在り(3)媚の巻
・陋巷に在り(4)徒の巻
| さ行(酒見賢一) | comments(0) | trackbacks(0) |
やまだ眼 [山田一成・佐藤雅彦]
4620317942やまだ眼
山田 一成 佐藤 雅彦
毎日新聞社 2007-02

佐藤さんといえば「ピタゴラスイッチ」!(大好き)。
山田さんは…えーと、どなた?と思ったら「悲しいとき〜!」の人ですね。
(すいません、滅多にテレビ見ない人間なもので…この程度の知識で)。

そのお二人でいったいどんな本を?と思ったら…めちゃくちゃ面白いじゃないですか!
読みながら何度笑ったことか…!かなり怪しかったと思います。でも止まらない!
山田さんのものすごい絶妙な「ひと言」に、佐藤さんが解説のようなものをつけていらっしゃるのですが…この面白さはすごいです。すごいです。すごいです!いや、天才。

組み立て式家具の予備ネジ、
どうせ使わないだろうけど
何か捨てられない。
だまされたと思って、皆様、ぜひ。「悲しいとき〜」この本を読みましょう。
| や行(その他) | comments(0) | trackbacks(0) |