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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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GLAY聖書(バイブル) [GLAY研究会]
484630289XGLAY聖書(バイブル)
GLAY研究会
鹿砦社 1998-09

いや、今日GLAYのライブに行くことになったので、なんとなく図書館で見つけてですね、ほら、予習でもしようかな、と。

ヒット曲以外ほとんど知らない一般ピープルな私ですので、書かれていることは全て知らないことばかり。へぇ、ほぉ。人に歴史あり、バンドに歴史あり。…なんかいい人たちだったのですね!急に親近感。認識を改めました。
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時の”風”に吹かれて [梶尾真治]
4334925006時の”風”に吹かれて
梶尾 真治
光文社 2006-06-21

「時の”風”に吹かれて」「時縛の人」「柴山博士臨界超過!」「月下の決闘」「弁天銀座の惨劇」「鉄腕アトム メルモ因子の巻」「その路地へ曲がって」「ミカ」「わが愛しの口裂け女」「再会」「声に出して読みたい事件」が収録された短編集です。

実は初めて読みました、梶尾さんの作品。『黄泉がえり』は映画で見ちゃったので読んでおらず、それ以外の作品もまだ読んでいなかったので…。

なかなかバラエティ豊かな短編集です。SFモノあり、恋愛モノあり、星新一ショートショート風(あくまでも私の印象)あり…。でも、うーん、どうなのかなぁ。他の作品を読んだことないのでなんとも言えないのですが、こんなに「軽い」感じなんですか??読み物としてはおもしろいのかなと思うのですが、ストーリーに意外性もなく、読んで、読み終わって、ふーん…という感じ。特に何も心に残らなかったなぁと。『黄泉がえり』の影響で、「感動の嵐!止まらない涙!」みたいなのを想像していた私がいけないのかもしれませんが…。(きっとそうに違いない)。

特に、よりによって表題作の「時の”風”に吹かれて」のオチが私理解できなかったんですけど…。スイマセン、頭悪くて…。

ちなみに一番好きだったのは「わが愛しの口裂け女」でした。まる。
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遮断 [古処誠二]
4104629022遮断
古処 誠二
新潮社 2005-12-20

昭和20年5月、沖縄。防衛隊から逃亡した真市は、逃げた郷里の防空壕で、戦友の妻で幼なじみのチヨと再会する。行方不明だというチヨの子ども・初子を探しに部落へ戻ろうとする二人は…。

直木賞候補作にもなった作品です。私にとっては「初・古処さん」作品となりました。現在は病を抱え、死を待つのみの真市のところに一通の手紙が届く…というところから物語が始まります。真市が回想する「戦争」の時代の場面場面で、一行ずつはさみこまれる手紙の文章。実は私は、「これってネタバレじゃないのかなぁ」と思いながら読んでいたのですが、そうじゃなかったです。そういうことだったんだ…。真相はラストで明らかになります。感動はしませんでしたが、納得。

戦争小説ですが、ドンパチやるシーンが満載なわけではなくて、軍から逃げてきた真市と、軍に命を捧げた少尉との会話から、私たちはその「戦争」を思い知ることになります。「戦争」というただ漠然と大きなものじゃなくて、それに翻弄された、されている「人間」たちが主役の物語。戦争とは、人間とは、生きるとは。なんかただ単純に「戦争はよくないよね」とかそんなんじゃ終わらせられないくらいの気持ちがこみ上げました。

主人公の真市が十九歳、少尉やチヨが二十一歳。その頃、自分は何をしてた?

実は一番印象に残ったのが、「靖国神社」のところで。そうか、あの神社にはそういう意味があったんだと。認識を新たにしたというか、やっとほんとうに気付かされたというか。「参拝はよくない」なんて、なんとなく思っていた自分を恥じました。
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アンボス・ムンドス [桐野夏生 ]
4163243801アンボス・ムンドス
桐野 夏生
文藝春秋 2005/10/14

「植林」「ルビー」「怪物たちの夜会」「愛ランド」「浮島の森」「毒童」「アンボス・ムンドス」を収録した短編集です。

いや、どういう本なのか知らずに、でも人気のある本だなぁというだけの認識で読んだのですが…びっくりしました!!!どうしてこの本がそんなに人気に…(笑)?いや、ダメな本とかじゃなくて、すごいはすごいんですけど、そんな普通に人気の出るような本なのかしら…ちょっと不思議でした。

収録されているどの物語を読んでも、幸せとか元気が出るとか、そういう前向きな要素はいっさいなく(笑)、むしろ人間の暗さや悪さにもうおなかいっぱいというか胸がいっぱいというか…。具合が悪くなります。なんというか、読んで困ってしまいました。(悪い意味でなく!)これで一冊!すごい本です。

そうか、だからこういう表紙なんだ。まさに「毒きのこ」。まいりました。
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ふかふかウサギぼうけんのはじまり [香山彬子]
4652096011ふかふかウサギぼうけんのはじまり
香山 彬子
理論社 2000-07

世界ではじめて宇宙船アンターレスを打ちあげた世界宇宙局の協力員、ふかふかウサギのトントンがウサギ島から東京にやってきました。タロウおじさん、ハナコおばさんの家に住むことになり、クニとタキが友だちになりました。東京でのぼうけんがはじまります。

子供の頃、大好きで大好きで、ものすごい回数読んだ本です。先日実家に帰ったときにたまたま見つけて、懐かしくなって持って帰ってきて読んでみました。何年ぶりだろう…でもすっごく覚えているのです、内容もセリフもなにもかも。すごいなぁ、いったいどれだけ読んだんでしょう(笑)。

そして、今読んで気が付いたこと。私は「星」が大好きで大好きで、毎晩毎晩星を見上げて観察日記をつけてて、将来は天文学者になる!とか言ってるような子供でした。天文学者にはならなかったですけど、今も大好きで、夜空を見上げない日はない私ですが、あぁ、きかっけはきっとこの本だったんだなって。この本が語りかけるように教えてくれる、宇宙の、星の、その美しさ、すばらしさ。今読んでも、心を打つんですから。

ちなみにこの本はシリーズになっているその一冊目です。うちにはこれ一冊しかなかったし、「じゃぁ買って!」とか「じゃぁ図書館に連れてって!」とかいう知恵の回らない子だったので、他は一冊も読んでいないのです。でも私ももう大人。ふふふ。買おう!と思ってももう絶版で買えないのですが(涙)図書館にぶーんと車で行っちゃうくらいには育ったので、早速読んでみたいと思います。トントン、待っててね!
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隠蔽捜査 [今野敏]
4103002514隠蔽捜査
今野 敏
新潮社 2005-09-21

竜崎伸也、四十六歳、東大卒。警察庁長官官房総務課長。あるとき発生した連続殺人事件。捜査線上に浮かんだ「犯人」は、あってはならないはずの人物だった―。警察はどう対応すればいいのか?危機に直面し、仕事に追われる中、さらに家庭で息子の犯罪行為を知った竜崎がとった行動とは―。

基本的にこういう「公務員」ものがあまり好きではない私です。(そういいながら真保さんとか結構読んでたんですけど…)。読んでいるといらいらしてきてしまうのがイヤなんです。こんなやつらに我々の血税が…!とかなっちゃって。

この本も最初はそうでした。いやだなぁと思いながら読み始めました(なぜそこまでして読む?!)。警察のエリート官僚。いわゆる「キャリア」組の人が主人公。なんかむかつくし、鼻持ちならないし、あーもーやだなぁ。そう思いながら読んでいたんですが、読み進めていくうちに、どうもこの人、最初に思っていたのとは違うらしい…と。ひと言で言うと「堅物」というか「変人」というか。(唐偏木って言われてたな、本の中で…)。むしろ好ましい感じになってきたのが我ながら不思議でした。そう、こういうちょっと変わった変な人、大好きです、私(笑)。

ここまで真っすぐきっぱり「俺はエリートだ」って生きていけるのなら、それはそれですがすがしいではないかと、あっぱれ!と思いました。「正しいエリート意識」が必要だという彼の言葉を、世のキャリア連中に聞かせてやりたい!仕事がしたいから、そのために権限が必要だから、だから出世したい。その意識の高さと責任感の強さ。すばらしい。みんなこうだったらいい世の中になるんだろうし、お役所仕事ものの本は読みたくないわ〜、なんてそもそも思わないんだろうなぁ。でもまぁそれじゃ実際には国が運営できないのかもしれませんが…あぁ、やだやだ(苦笑)。

ラストはちょっとうまくいきすぎ、まとめすぎかなぁなんて思いましたし、その点でいうとリアリティとかどうなんだろう?って思ったりもしましたが、でもよかったです。おもしろい読書ができました。
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陰日向に咲く [劇団ひとり]
4344011023陰日向に咲く
劇団ひとり
幻冬舎 2006-01

ホームレスにあこがれて本当のホームレスになってしまうサラリーマン、いわゆる秋葉系のアイドルおたく、男に遊ばれる自称カメラマンの卵の20歳の女の子、ギャンブルで借金まみれの中年男、浅草のストリップ劇場の売れない芸人。
「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」「Over run」「鳴き砂を歩く犬」の5編からなる連作短編集です。

「みくびってました!!!ごめんなさい!!!」

と、最初に謝っておきます。いやぁ、予想外によかった!(←失礼な。でもほんとうなの…)。先入観、よくないですね。ほんと、ごめんなさいでした。

連作短編の形になっているのですが、その構成がすごく上手いと思いました。一筋縄ではいかないのね!というか。最後なんて、「あぁ!」と思って泣けそうでしたよ…不覚にも。(←これを不覚と思う時点でその先入観がよくないんだってば)。

もちろん、文章の上手さとか、そういうところではまだまだ全然という感じなのですけど、なんというのかな…。全体的に大味なんですけど、読み終えた感想としては、あぁ、よかったなぁ、と。絶賛!ってわけじゃないんですけど、オススメかどうかと言われればオススメだし、一度読んでみてソンはないのではないかと。はい。

そしてこの本、装幀が「鈴木成一デザイン事務所」ですよ!デビュー作で…生意気な(笑)!スタイリストさんまでついてるみたいだし。お金かけてるなぁ。そういうとこ見ると、出版社の売るぞ!って気合が透けて見えたりして、なんとなくげんなりなんですけど、確かにそういう「色物」の一面もあるのでしょうけど、でも、それでも一度読んでみてもいいのではないかなぁと思います。お暇なら、ぜひ(笑)。
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ボーイズ・ビー [桂望実]
4093861331ボーイズ・ビー
桂 望実
小学館 2004-03

川端隼人12歳、小学6年生。この夏、ママを亡くした。弟がいる。直也6歳、小学1年生。直也はまだママが「死んだ」ということがわかっていない。消防士のパパは夜勤が多い。だから、ぼくが直也の面倒を見なければならない。ぼくには泣いてる暇はない。園田栄造70歳、靴職人。5年前、ばあさんが死んだ。気安く近づいてくるやつらが大嫌いだ。ガキは特に嫌いだ。最近は思うように靴が作れなくなった。張りつめて生きる老人と少年。アトリエばかりが集まった古いアパートで出会った2人は…。

これはいいです。絶賛とまでは(なぜか)あと一歩及ばないのですが…かなりいいです。オススメです。ものすごくステレオタイプですけど、さみしい頑固ジジイとがんばる健気なガキンチョの物語ですよ!好きでないわけがない(笑)。

もうこの隼人くんが健気で健気で…張り詰めすぎて、もう少しでポキっと折れてしまいそうな彼に読みながらハラハラし、胸がズキズキし、お父さんに激を飛ばしたくなったりもしました。かなり感情移入…。だって!ほんとに健気なんですもの!子どもって、大人が思っている以上にいろんなこと考えてるし、大人のことを見てるし、たくさん気を使ってるんですよね…うぅ、泣けてきます。

そしてまたこの頑固ジジイがいい。とてもいい。なんで自分がこんなガキンチョと仲良くしてるんだ?みたいな戸惑いがかわいくて、なんというかとても愛すべき人でした。

このジジイが語るパートと、隼人くんが語るパートが交互に出てくるわけですが、その書き分けも見事。ラストシーンなんてもうすごく絵が浮かんじゃって浮かんじゃって、幸せで涙が出そうでした。あったかい、いい本です!
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愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ [琴音]
4779400333愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ
琴音
ライブドア パブリッシング 2005-12-17

自殺した元恋人の部屋で、「私」は地図の描かれたメモを見つける。地図を頼りに辿り着いたのは、スラム街にある一軒のアパート。住人たちが職業としているのは、個室で客の「告白を聞く」という商売だった。聞き屋となった私は、住人のひとり「イップ」との恋に落ちる。しかし甘い生活は長く続かない。街には葬列、追いかけてくる過去、恋人の秘密。数々の謎はある夜に起きた爆弾テロに収束し、物語はクライマックスを迎える─。文学界にセンセーションを巻き起こす、誰も書き切れなかった最後の純愛小説!

↑という広告文にひかれて読んでみたのですが…久しぶりに途中リタイアしました。ごめんなさい。私にはムリそうです…(最後まで読まずにこんなこと言うのもなんですが)。日本ファンタジーノベル優秀賞、初の辞退作だそうですが、ふーむ。あの賞の受賞者は割りと好きな傾向にあるはずだったのにな…ははは。
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魂萌え ! [桐野夏生]
4620106909魂萌え !
桐野 夏生
毎日新聞社 2005-04-21

定年退職し、そば打ちが趣味の夫・隆之と、夫婦ふたりで平穏な生活を送っていた関口敏子、五十九歳。ある日、隆之が心臓麻痺で急死したことをきっかけに、彼女の人生は一変する。八年ぶりにあらわれ強引に同居を迫る長男・彰之。長女・美保を巻き込み持ちあがる相続問題。しかし、なによりも敏子の心を乱し、惑わせる夫の遺した衝撃的な「秘密」とは…。

主人公が五十九歳!なんかそれだけで結構衝撃的でした。ちょうどうちの母くらいの年頃かな…と想像しながら読んだら、なんだか妙に生々しくて、困ってしまいました。うちの…うちの親がこんなことを!(←違う。)

今、自分の人生のこれから先に五十代の人生が待っているなんて想像できないのですが、でもこの本を読んで、確実に待っているんだということが実感を持って迫ってきて、そしてそれはこんなにも波乱万丈なものなのかもしれない…と、なんだかどきどきしました。人生、いろいろあるのなんてあたりまえですよね。五十代だって、いろいろあるに決まってるんですよね。なんだか目からウロコでした。

あなたの経験は小説みたいですね、と言われ、「そんなことありません。どこにでもある話じゃないですか」と、平然と言い切った敏子さんに拍手!

自分がこの年頃になったら、もう一度読んでみたいです。絶対にリアルなんだと思う…経験していないものにも、そう思わせるんですから。
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