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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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サヨナライツカ [辻仁成]
4418015019サヨナライツカ
辻 仁成
世界文化社 2001-01

結婚を控えた豊は、赴任先のタイで謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しく狂おしい性愛の日々。結婚式の日が近づき、二人は別れを選択するが、二十五年後、再会した二人は…。

辻さんの本を読むのは『冷静と情熱の間』(ツイ読みました…)以来ですが…。この方、芥川賞取ってますよね??それにしてはなんだか初歩的な日本語の間違いが多いような…読んでて気になって仕方なかったんですけど。あれ?それとも間違ってるのは私ですか?または、それもまた味?

そのせいではないと思いますが、私はこれを読んでも泣けなかったです…。何で会いに行かないのよ!とゲキを飛ばしたくなる性格も災いしたと思われます。自分が60歳くらいになったら、わかるようになるのかなぁ…。

人生のほんの一時しか一緒に過ごさなかったのに、一生忘れられない存在というものがあるのですね。
でも、それは、この気持ちは、今でもわかります。
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昔の恋人 [藤堂志津子]
4087744434昔の恋人
藤堂 志津子
集英社 1999-12

十数年ぶりにかかってきた電話。三十七歳独身、織美の脳裡に二十二歳の日々が蘇る。電話の相手は当時の奇妙な三角関係の相手・城田だった…。表題作他、「昔の恋人」「浮き世」「貴石」「魔法」の四つの短編が収録された、ちょっとビターな大人の恋物語。

「昔の恋人」というテーマに惹かれて読んでみました。思っていたのとはちょっと違う、もっと大人の世界の恋のお話たちでしたが、なんだかしんみり胸にしみました。暗いのでもなく、つらいのでもなく、ほんのりと苦い感じ。人間、生きていればいろんなことがあるし、これから先にもまだまだいろんなことが待っているんだろうなぁ…と、しみじみ思ったりしました。

ついでに、いろいろ思い出してみたりして…。元気ですか?
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そんなに読んでどうするの? [豊崎由美]
4757211961そんなに読んで、どうするの?
--縦横無尽のブックガイド
豊崎 由美
アスペクト 2005-11-29

一年の計は元旦にあり…というわけで、これを読んで一年の読書計画(大げさ?)をたてるつもりです。

ほんとに、ここに紹介されている本、どれもこれも読みたくなります。読みたい本を探すにはうってつけ!最高の一冊です。海外の小説とかも、あまり手を出したことがなかったのですが、今年はバリバリ読んでみたいなと思いました。

そんなわけで、今年もよろしくお願いいたします!
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たまたま・・・・・・ [大道珠貴]
4022500212たまたま・・・・・・
大道 珠貴
朝日新聞社 2005-05-12

年下・妻子持ちの路上詩人・鉄彦と、二十七歳独身の千歳の、恋の模様を描いた物語。

なんとも不思議な…。登場人物たちも不思議、文体も不思議、ストーリーも不思議…。ぬるーいというか、ゆるーいというか…。現実のようでいて、非現実な、不思議な世界でした。二人の関係はいわゆる「不倫」なんだけど、読んでいてその単語は一度も浮かびませんでした。(それもまたすごい、と思います。)

っていうか、これって恋?!いや、恋か…うーん、恋か…。

何が不思議かって書いてるとキリがないので、印象に残ったところをひとつ。それは物語の中に出てくる「狂犬病の犬と男の子の話」。

飼い犬の様子がおかしいので、抱いて病院に連れて行った少年。
しかし犬は途中で逃げてしまう。
とてもおりこうさんだったのに、呼び止めても言うことをきかなかった。
数日後、よだれを垂らし、噛みつかんばかりに歯ぐきを見せてうなる
犬を少年は見つける。犬は狂犬病だったのだ。
そこへ誰か大人が少年にこう言う。
「あの犬は、病院に行くまでの道、きみに抱かれて、目の前に噛みつきたい腕があったのに、必死でこらえていたんだろう、最後の最後まで我慢したんだろう、我慢しきれなくなったときに駆け出した。もうそっとして、逃がしておやり。」

この犬が初恋だという主人公。私もその気持ち、わかりました…!

このタイトルについてる「……」が、この本をとてもよく表していると思います。
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下妻物語・完 ―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件 [嶽本野ばら]
4093861536下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件 (完)
嶽本 野ばら
小学館 2005-07

茨城県下妻。そんなど田舎で浮きまくりのバリバリロリータ少女・桃子と、これまた時代遅れなバリバリヤンキー少女・イチゴ。ある日彼女たちが乗ったバスで殺人事件が発生!イチゴが容疑者に浮上して…?!

下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん』の続編にあたる物語です。前作に引き続き、全開の桃子とイチゴに楽しませてもらいました!笑わせてもらいました!そして泣かされました!

何がおもしろいって、やっぱりまずは桃子とイチゴのやり取りが最高です。前作よりもかなりパワーアップして成長して帰ってきた二人。クールに見せていつも心の中でお上品にかつ激しく人を罵っている桃子、おバカで天然ボケ全開のブタゴリラな熱い熱いイチゴ、この二人キャラクターがもう涙が出るほどおもしろいのです。もう笑った笑った…。

そして今回はそういうおもしろさだけじゃありません。なんといっても「ミステリー」です。(タイトルに殺人事件ってついてますし。)嶽本さんがミステリーって、どうなるのかと思っていたら、こうなるのですね(笑)。いつもと一味違う感じで、楽しめました。

嶽本さんの書く本は、いつもただおもしろいだけじゃなくて、その中にあるものすごい切なさというか、「少女」の姿、気持ちにすごく圧倒されます。この本も例外ではありません。自分がすごく不安定だったあのくらいの歳のころに、嶽本さんの本と出会えたら、涙が出るほどうれしかっただろうなぁと思います。わかってくれる人がいた、味方が、いた、って。(残念ながら出会ったのは二十歳過ぎ、すでにだいぶ乙女から遠ざかった頃でしたが…。)

実は私、ちょっときかっけがあって、この物語に出てくる「貴族の森」に行った事があります。もちろんその際に下妻のジャスコ(田んぼのどまんなかにどどーんとある)も見てきましたし。なんだか思い入れがある作品なので、続編が出たのはうれしかったんですけど、「完」なのかぁ。終わっちゃうのかぁ。すごく残念…。いっそシリーズでずっと続けて欲しいくらい、大好きな大好きな本です。
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うなぎ鬼 [高田侑]
4104768014うなぎ鬼
高田 侑
新潮社 2005-06-21

借金地獄にはまり、抜け出せなくなったところを千脇という社長に拾われ、彼の元で働くようになった勝。債権回収や援交斡旋といういつもの仕事の他に、ある日特別に受け持たされた仕事は、荷物の運び屋。うなぎの養殖工場へ運ばれる、その荷物の中身は何なのか?そして自分のしていることは…?

初めて読んだ作家さんです。最初はサスペンスっぽいのかなと思い、ヤクザさんみたいのが出てくるし任侠?とか考えながら、でも全然読みにくくないなぁとつらつらと読んでいったところ、だんだん様子が…。ぎゃ!っという感じに…。

でもホラーというよりはもうちょと控えめな感じです。怖いは怖いんですけど、登場人物たちがみな、世間からはぐれてしまった弱いものたちだからでしょうか。弱者の生きていく哀しみや、それでも一瞬垣間見せる強さなど、読んでいてはっとさせられるようなところもありました。(『舌きり雀』のエピソードとか)。だからホラーが苦手な私でも読みやすかったのかなぁと思います。いや、グロテスクなシーンもなきにしもあらずですが…。しかし、なんでこの主人公、こんなにわかりやすくダメなんだろう…。イライラしてしまいました(笑)。

そして「エピローグ」。こうくるのか!ぞっとしました…。
(でも読んでいる途中でいろいろ想像していたことのほうが怖かったかも。)

そんなわけで、しばらくうなぎが食べられそうにありません。いや、どうせ予算の都合で年に一回土用の丑の日にしか食べないんでいいんですけど。今年の分はもう食べたので大丈夫。来年までにこの本のことを忘れているよう祈ります。(今までの経験から言うと、ばっちり忘れる予定です。)

【追記】
作者の高田侑さんのことをちょっと調べてみました。第四回ホラーサスペンス大賞を受賞して、去年デビューされたばかりの方だそうです。そしてその受賞作の『裂けた瞳』は、「主人公のあんまりなダメっぷりに選考委員がこぞって激怒、「読者をここまで怒らせるのも筆力のうち」という理由で、大賞賞金一千万円を獲得した。」と…!その受賞作、読みたいような、読みたくないような(笑)。
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図書館の水脈 [竹内真]
4840110689図書館の水脈
竹内 真
メディアファクトリー 2004-04

大学生のワタルとナズナ。作家の甲町岳人。全く接点のなかった彼らが、村上春樹の『海辺のカフカ』に誘われるように四国への旅に出て、そして出会う。そんな物語です。

これでもか、これでもかというくらいに「村上春樹」作品のオンパレードです。作者さんがさぞかしお好きなんだろうなぁと。その思い入れがひしひしと伝わってくる本でした。そして出てくる作品は全部読んでるのに全く思い出せないわたし…。とりあえず読み返してみたくはなりました。

そして「あれ?これって何だっけ?後で調べよう…。」と思うと、だいたい後のほうに何なのか出てくるという、とても親切な本でもありました。

この物語のメインテーマは、一冊の本が人と人との出会いを作るということ、だと思います。そしてそれはとてもステキなことですが、でも私がこれを読んで一番感じたことは、その物語(ストーリー)自体云々というよりも、作家さんの本や図書館への愛情や、本を書くことへの姿勢、自分の書く物語を人に伝えたい!という情熱のようなものでした。物語に出てくる「甲町岳人」さんがどうしても実際の作者「竹内真さん」とかぶるのです。(名前もほら、アナグラムですし…!)竹内さんは、ほんとうに自分が作家であることがうれしいのだろうなぁ!
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ひかりのメリーゴーラウンド [田口ランディ]
4652078102ひかりのメリーゴーラウンド
田口 ランディ
理論社 2005-04

十五歳、中学三年生のまゆ。「気孔」の不思議な力を使って治療院をしている祖母の手伝いをしながら暮らす彼女の過ごした一年間の物語です。

初・田口ランディさんでした。先に「コンセント」とかもっとメジャーなのを読むべきだったかな…。

この物語はなんと言うのでしょう。「折原みと+よしもとばなな」のような…?まゆは等身大の十五歳のような、こんな十五歳ありえないような。うーん。ふりがなの振りっぷりとかを見る限り、若者むけ(?)だと思うのですが、どうなのかなぁ。

おばあちゃんが「人を治せる」不思議な力を持っていて、まゆもちょっと人とは違った力があって。十五歳なりの恋とか性とかの悩みだったり、生きること、生きていることについての悩みだったり。そういうまゆの成長が描かれている…のだと思うのですが、いまいち心に響かず。これを読んで泣く人もいるのかもしれませんが、わたしは「よしもとばななチックだな」と思った時点でもっと深いところを期待してしまったので、ダメでした。それとも…わたしがもう若者でないから?!
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マイマイ新子 [高樹のぶ子]
4838715315マイマイ新子
高樹 のぶ子
マガジンハウス 2004-09-30

めったに借りられない図書館の「今月の新着図書」。新年そうそう借りられました。今年はついているかも…。

「マイマイ」って何だろう?と思って読み始めたのですが、前髪の生え際のところにつむじがあると前髪が立っちゃうのですが、その前髪のことを「マイマイ」と呼ぶみたいです。はじめて聞きました。「マイマイ」がある新子ちゃんという女の子のお話です。舞台は現代じゃなくて、もっと古い時代。私の父や母が子供だったころなのかな…。

新子ちゃんの、家族や友達に囲まれての暮らし。どんなことを考え、どんな風に遊んで、どんな風に成長していくのか。そんな姿が新子ちゃんの目線でいきいきと描かれていて、とても昔の話なのに、すーっと読めました。

ちょうど年末から年始にかけて、山形の田舎の祖父のところへ遊びに行ってきたばかりだったので、そういうことも思い出しながら読みました。

今の時代はもうこんな環境で子供が育つことは難しいのかも知れないけれど、自分の子供がこういうふうに育ってくれたらうれしいだろうなぁと思いました。(いや、子供いないですけど…。)

大人が読んでも、子供が読んでも、それぞれにきっと心に残るお話だと思います。
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