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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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クレヨン王国タンポポ平17橋 [福永令三]
4061484788クレヨン王国タンポポ平17橋
福永 令三
講談社 1998-03

クレヨン王国の王室の領地である、タンポポ平の花守用水に、新しく17の橋がかけられることになりました。花守用水の土手にはたくさんの桜と桃が植えられています。うどん国大使のベーツル大使が退職することを聞いたシルバー王妃は、彼の送別会もかねて、お花見をすることにしました。川沿いをずっと歩くお花見です。ストンストンやアラエッサたちもさそった王妃はさらに、「ひとりがひとつずつ、心があたたかくなるような話を考えてくること」という宿題を出しました。さて、彼らはどんなお話を聞かせてくれるのでしょうか…。

このせっかくのお花見に、ストンストンはどうも元気がありません。ストンストンが元気がないので、アラエッサもやっぱり元気がありません。なんと、ストンストンは恋をしているというのです。お相手はロボットのハルボちゃん。ハルボちゃんが行方不明になっているので、ストンストンは心配でならないのでした。そんなストンストンのことをやさしく見守るアラエッサ。ほんと、ふたりはいいコンビです。親友っていいなぁ。

めいめいがいろんな「心があたたかくなるような話」を聞かせてくれるのですが、私が一番心があったかくなったのは、サム・レモン少尉のお話でした。よく卵焼きを失敗する私ですが、これからはもっと大事にたまごたちを食べてあげようと心に誓いました。

そして、ストンストンの恋の結末。最後にホロリとさせられました。

ストンストン、よくがんばった。きみはえらかったよ!!
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クレヨン王国カメレオン別荘村 [福永令三]
4061484494クレヨン王国 カメレオン別荘村
福永 令三
講談社 1996-07

クレヨン王国の総理大臣、カメレオン総理には「故郷」がありません。彼の故郷はダムの工事で水の底にしずんでしまったのです。「帰るべき故郷」がないことはどんなにつらいことだろうと思ったシルバー王妃は、カメレオン総理の故郷にそっくりな「カメレオン別荘村」を作ることを思いつきます。その候補地を探す旅を命じられたのはストンストンとアラエッサ、そしてタナムシ教授でした。旅の途中でアラエッサの後輩、キジのケンちゃんが加わりましたが、ケンちゃんからすごい「佐保姫の宝」の話を聞いた二人はその謎解きに夢中になりはじめ…。

ストンストンやアラエッサに加え、ナレンナーさんやヤットカじいさんまで、おなじみのメンバーが繰り広げる、ステキな物語です。

キジのケンちゃんは、キザルのワーガスの手下だった印象があって、悪い子かと思っていたのですが、この物語を読んだら180度印象が変わりました!思いやりがあって、いろんなことが得意で、とってもいい子じゃないですか。さすがはアラエッサの後輩です。

タナムシ教授は…嫌われ者のいやな人ですが、なんとなく憎めないというか、妙にリアルというか、いるいる、こういう人!という感じで、たまに身につまされるところもあり…。重要な登場人物であると言えます。

しかも今回、タナムシ教授にとてもためになることを教わりました。

「おはぎと、ぼたもちとは、同一人物だよな?」と、ストンストンがアラエッサに聞きました。私もそれずっと疑問に思ってた!

ここでタナムシ教授がすばらしい回答をくれました。

「ぼたもちは、春のお彼岸、おはぎは秋のお彼岸。ボタンは春の花、ハギは秋の七草のひとつ。わかったかね。」

はい!わかりました!!!(そうだったんだぁ。)
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クレヨン王国水色の魔界 [福永令三]
406147295Xクレヨン王国水色の魔界
福永 令三
講談社 1991-06

5年生のカッちゃんは、おこりっぽくて、すぐカッとなってしまう男の子。クレヨンたちもそんなカッちゃんのことを心配しています。ある日、列車にのりこんだカッちゃんがつれていかれたのは、クレヨン王国でいちばんおそろしい「水色の魔界」。そこでは、人間にいじめられてきた魚たちが人間に復讐を企てて…。

最初に読み始めたときは、魚たちを悪役!と思っていたのですが、読み進めていくにつれて、そうじゃないことがわかりました。魚たちは悲しい魚たちでした。やさしい魚たちでした。彼らのつらい体験が語られる部分では涙が出ます。

その話を聞いたカッちゃんも、何も言えない気分になってしまいますが、私も同じです。食べるため、自分たちのために、多くの魚たちを、生き物を犠牲にしているのだということ。魚たちは何も悪くないのに。ほんとうに、どう言っていいのかわかりません。

お話も、わからないまま終わります。ここから先は私たちが自分で考えて、答えを出していかないといけないのかなと思いました。

しかしこの魚たち、ほんとうにやさしいのです。特に最後のシーン。涙なしには読めません。

大将、よかったね。
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クレヨン王国森のクリスマス物語 [福永令三]
4061472887クレヨン王国 森のクリスマス物語
福永 令三
講談社 1990-10

しめきりが迫っているのに、なかなか物語が浮かんでこないフクナガさん…。クリスマスイブの夜、雑木林の中で眠り込んでしまったフクナガさんは、クレヨン王国へ。まわりの木たちと、その子供のクレヨンたちに、クリスマスプレゼントのかわりに「物語」をプレゼントすることになりました。

ハリギリの木には「鉄橋くんとトンネルちゃん」を、ヒメシャラには「にじのおべんとう」を。10編の物語が語られます。そして最後にフクナガさんがもらったプレゼントは…。

すてきな童話の短編集のかたちになっています。「鉄橋くんとトンネルちゃん」と「おサルのくしゃみばやし」がわたしのお気に入りです。それぞれの木たちにちなんだ、素敵なお話たち。こんなクリスマスプレゼント、私ももらってみたいものです!


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クレヨン王国いちご村 [福永令三]
4061471287クレヨン王国いちご村
福永 令三
講談社 1983-12

盲腸の手術で入院している正くんの夢の中に、おばあちゃんがくれた12色のクレヨンたちがあらわれました。クレヨンたちは、それぞれの色にちなんだお話をはじめます。

心があったかくなるようなお話あり、涙がでてしまうお話あり、考えさせられるお話あり、クレヨンたちのお話はさまざまです。

個人的に好きだなと思ったのは、むらさきクレヨンの「レールの中のすみれ」と、黒クレヨンの「バスにのったクマ」きみどりクレヨンの「野原のひっこし」です。読み終わっておもわずにっこりしてしまうようなお話でした。もちろん、表面的な意味だけでなく、もっと深い意味があるのも伝わってきて、そういうところでもとてもステキなお話です。

はだ色クレヨンの「ブタ別荘」は号泣です…。

ちなみに最後のクレヨン、赤クレヨンのお話が「いちご村」なのですが、これの主人公はわれらがゴールデン国王です。このころのゴールデン国王さんは、こんなキャラだったのですね(笑)。
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クレヨン王国新十二か月の旅 [福永令三]
4061472364クレヨン王国 新十二か月の旅
福永 令三
講談社 1988-02

「クレヨン王国十二か月の旅」で悪い癖をなおしたシルバー王妃は、今では申し分のない王妃さま。確かに立派な王妃さまなのですが…かつてのような輝きを失ってしまったシルバー王妃。ゴールデン国王は、そんな王妃のことがやっぱり心配で、サンタクロースに相談します。サンタクロースからのプレゼントを受け取るため、故郷に帰ったシルバー王妃ですが、一年牢という恐ろしいブラックホールに落ちてしまいます。目覚めた王妃のまわりにいたのは、見覚えのある野菜たち。それは王妃が王宮で使っていたカップに描かれていた野菜たちでした。野菜たちといっしょに王妃は一年牢を抜けるため、十二か月の旅に出発します。

せっかく「完璧」な人になったのに…なんだかシルバー王妃がかわいそうなような。でも欠点のない人は愛されないというやつですよね。完璧な人間ってなんだか近寄りがたいというか…。そんなのぜったい嘘だから、苦しいんだろうな。苦しんでる人といっしょにいるのは、こっちもつらいですもんね。

個性豊かな野菜たちと旅をするにつれて、王妃もだんだんと本来の自分を取り戻して行きます。人はみんな、ありのままの姿が一番美しいのだ!ということを、あらためて思いました。

すっかり元通りの王妃様、めでたしめでたし!というところでカメレオン総理のこの一言に、思わず笑ってしまいました。

「ですが、しかし、陛下のご心配は、電車のレールのように、つきないものと思います、です。」
そのとおり!(笑)。それが生きているということのステキなことですよね!
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クレヨン王国超特急24色ゆめ列車 [福永令三]
4061484079クレヨン王国 超特急24色ゆめ列車
福永 令三
講談社 1994-11

クレヨン王国の作者さん「フクナガ」さんがこのお話の主人公です。350匹のおたまじゃくしを育てているフクナガさん。キジバトのブースケとも仲良しです。金魚のA金先生にいろんなことを教わりながら、おたまじゃくしたちはどんどん大きくなります。彼らを田に放すときがやってきましたが、日照りつづきで田んぼの水がどんどん干上がってしまいます。このままではおたまじゃくしたちの命があぶない!そんなフクナガさんの目の前に24色クレヨンで描かれた「ゆめ列車」がやってきます。それは太平洋戦争中、フクナガさんがまだ子供だったころ、友達の林少年が書いた列車でした。ブースケとA金先生とともに列車に乗り込んだフクナガさんを待ち受けていたのは…。

読み終わって、とてもやさしい気持ちになれる一冊です。主人公がフクナガさんというのもなかなか…。ブースケやA金先生と自由にお話ができるのもとてもうらやましい。さすがはクレヨン王国の作者さんです!

もっとも、ただ楽しいばかりではありません。戦争中の悲しい体験も、つらかったことも、苦しかったことも、ここには書かれています。生きたくても生きられなかった友達たち。忘れられない、忘れてはいけないことですよね。

それにこの本を読んでいると、自分がいかに「自然」というものを普段忘れてすごしているかということに気づかされます。ちょっと目を向けてみれば、そこにはいつも彼らがいてくれるのに…。明日からは、ちょっとゆっくり歩いてみたいと思います。
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クレヨン王国まほうの夏 [福永令三]
4061472046クレヨン王国まほうの夏
福永 令三
講談社 1986-07

箱根に合宿に来た6年生の清太と麻美は、芦ノ湖の湖畔でクレヨン王国の落し物「水色大福」を拾います。水色大福を水太と名づけ、水太のお父さんとお母さんになった二人に与えられた使命は「水太が大人になったら何になるか」をあてること。水太はおおきくなったら水色の「何か」になるのです。そんなとき、クラスメイトの幸子の誘拐事件が発生!水太といっしょに二人の奮闘が始まります。誘拐犯はなんと…。

クレヨン王国シリーズの10作目。ちょっとした推理小説?仕立てですが、お話そのもののおもしろさより、「親になるということ」ということについていろいろ考えさせられるお話でした。何もわからない子供と、どう向き合っていくのか、どう育てたらいいのか。無限の可能性を持つ「子供」というものにいきなり対面した二人のがんばりっぷりがとてもリアルでした。彼らは小学6年生ですが、これが大人だって同じことですよね。私も自分の子供をちゃんと育てたい!(いないけど!)と思いました。それにしても、やっぱり子育てって「自分がどう育てられたか」っていうのがすごく反映されるんだな…。
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クレヨン王国月のたまご(PART4) [福永令三]
4061472461クレヨン王国月のたまご(PART4)
福永 令三
講談社 1988-07

指の痛みでまゆみに危機が訪れたことを察知した三郎は、ストンストン、アラエッサと共に助けに向かいます。でも、歩いていては間に合わない。ヘリコプターを借りることにした3人の前に、ナレンナーさんが現れます。このナレンナーさん、最初はなんていやな人(豚?)かしら??と思ったのですけれど、読んでいるうちにだんだん好きになってきました。愛のある人です。

まゆみの身だけでなく、カメレオン総理にも伸びる魔の手。三郎は間に合うのか??またまたもりだくさんのどきどきさせる展開です。ついつい先が読みたくてページをめくる手にも力がはいってしまいます。

2巻でナルマニマニ博士につれさらわれそうになったまゆみは、運良く脱出し、目の見えない馬、ピーターと出会います。このピーターとまゆみのツーショットの挿絵がものすごくすきで、昔たくさん書いて練習した記憶があります。なにやってたんでしょう、自分…。

さぁ、まゆみと三郎は無事再び出会うことができるのでしょうか?

続きはまた次の巻なんですよね…。
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クレヨン王国月のたまご(PART3) [福永令三]
4061472313クレヨン王国 月のたまご(PART3)
福永 令三
講談社 1987-11

やっと再開できた二人のシーンから、物語はスタートします。しかし、その感動もさめやらぬうちに、三郎が倒れてしまいます。地底から脱出してくるときに飲んでしまった「にくしみの青い水」のせいです。まゆみとストンストン、アラエッサは必死に看病をし、三郎を助けようとがんばります。

ここへきて、話は単純な「愛と冒険の物語」から一歩先へ踏み出します。ダマーニナの登場、そしてダガーら一味の台頭。それだけでもややこしいのに、勘違いナルマニマニ博士まで出てきて。もうジャマしないで!勘違いやめて!あぁ、そうじゃない!と。もう大変です。

どんどん先が読みたくなります。

クレヨン王国では死んだことになっている三郎とまゆみを祭るための神社が建立されることになり、その起工式にカメレオン総理が出席するというニュースが一同のもとへ飛び込みます。状況を知らせるため現地へひとり向かったまゆみに迫るピンチ。ど、どうしよう!と思ったら、もちろんそれはちゃんと三郎に伝わるのです。指に走る激痛として。

「おい!すぐ出発だ!まゆみがあぶない!」

つながっている二人ってすばらしい…。

しかしこのへんからほんとに政治やら人間の黒い側面やら、そういうぐるぐるした話になってきて、いわゆる「クレヨン王国シリーズ」としてちょっと異色の感じがただよいはじめます。初めて読んだのは小学生か中学生のときだったから、なんだかちょっとおもしろくないとい思ってしまった記憶が。今はまた違った読み方もできるようになりました。年をとるのも悪くないものですね。
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