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呑まない日はあっても読まない日はない。というわけで、その日に読んだ本をできるだけ記録してみようという試みで始めました。コメントなど書いていただけるととてもよろこびます!
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カラフル [森絵都]
4652071639カラフル
森 絵都
理論社 1998-07

前世で何かひどい「悪事」を犯して死んだ「ぼく」。悪事を犯して死んだ魂が輪廻のサイクルに戻るためには、下界の誰かの体を借りて、自分のした悪事を思い出さないといけません。乗り移ったのは「小林真」という自殺したばかりの14歳の少年。天使のプラプラをガイド役に、真として人生に再挑戦することになった「ぼく」は…。

いわゆる「児童文学」というジャンルになるのでしょうか。テンポよくさらっと読めました。リアルなようなリアルじゃないような(ちょっと!そんなふうにいくわけないでしょう…という箇所も随所(笑))、そんな雰囲気のお話です。なんとなく途中からオチが読めてしまった感もあるのですが、それは私が純粋でないオトナだからでしょう…。

「イヤなヤツ」と思っていたのがそうじゃなかったり、逆に「すごくいい人」と思っていたのがそれだけじゃなかったり。世界は、人は、一面では決してありません。家族や、友達や、そんな誰かと出会って、いろんな感情をおぼえたり、反発してみたり…そんなことを繰り返して、知らないうちに相手を変えることもあるし、自分が変わることもある。そうやってみんな生きていくのだということ。そういう大事なことを、あらためて思い起こさせてくれる本でした。

おまえの目にはただのつまらんサラリーマンに映るかもしれない。毎日毎日、満員電車にゆられてるだけの退屈な中年に見えるかもしれない。しかし父さんの人生は父さんなりに、波乱万丈だ。いいこともあれば悪いこともあった。それでひとつだけ言えるのは、悪いことってのはいつかは終わるってことだな。ちんまりした教訓だが、ほんとだぞ。いいことがいつまでもつづかないように、悪いことだってそうそうつづくもんじゃない。
照れくさそうに真にお父さんが語ったこのセリフ。私も大切にしてきたいです。

タイトルの「カラフル」の意味は、この本を読み終わってみればわかります。ちょっとステキだなと思いました。

映画化もされているそうです。見てみたいかも…。
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